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関和学 冬のオカッパリはシャッドがオススメ :第3回(最終回)

中層引きはモノに当たった瞬間が大チャンス

関和学=文
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関和学さんが冬の霞ヶ浦のオカッパリでオススメするのがシャッドを巻く釣りだ。
低水温期には巻き方にも押さえておきたい要点がある。
今回はシャッドの具体的な操作法を解説してもらいました。

※この記事は2014年1月号に掲載された「オカッパリで行こう! 第73歩」を再編集しています。

中層テロテロ引きのコツ


 前回まではエリアについて話してきたけど、今回はシャッドをどう巻けばいいのか、具体的に解説したい。

 まずはタックルについて。ベイトフィネスタックルで中層をテロテロ巻くなら、キャストの距離は控えめにしよう。ベイトリールで巻くと、「イヤでもきっちり巻けてしまう」ので、シャッドが潜りすぎてしまいがちになるからだ。つまり、あまり潜らせないためのショートキャスト限定というワケ。スピニングタックルなら、ピューンと投げても、ラインをたるめた状態でテロテロ巻きやすいのでロングキャストも可だ。

関和学さんのタックル

バンクシャッド(晩秋~初冬)
ロッド:コンバットスティック・ヘラクレスHCSC-60UL/MST スパークショット(エバーグリーン)
リール:Z-PRIDE(ZPI”×シマノ)
ライン:ガノア アブソルート8Lb(フロロカーボン/バリバス)
※手返し重視のタックル。中層の巻き方にまだそれほどシビアにならなくてもいいタイミングや、厳寒期であってもショートディスタンス限定でシャッドを使うときに用いる

●バンクシャッド(厳寒期)用
ロッド:コンバットスティック・フェイズPCSS-68Lフォーチュンブルー(エバーグリーン)
リール:ヴァンキッシュC2000HGS(シマノ)
ライン:ガノア アブソルート4Lb(フロロカーボン/バリバス)
※ラインテンションゆるめで、シャッドを潜らせすぎずに中層をテロテロ、たらたらと巻くときの専用タックル

 ねらうのは中層に浮いているバス。そういう魚の鼻っ面か、目線のやや上を引くイメージなので、基本的にシャッドがボトムを叩くことはない。かなりノー感じな釣りだ。だからこそ、弱波動なんだけど手もとにプルプルとアクションが伝わってくるシャッドを選びたい。これは、魚のコンディションがどうこうではなく、アングラーがこの釣りを続けるために必要な要素だ。また、ちゃんと手もとにプルプルくるように、感度の高いロッド、リール、ラインを組み合わせることも大事。こういう細かい部分を煮詰めて、釣りを快適にしていくのも冬の釣りの楽しさだと思う。

 ロッドもリールも高価なものなので、一式揃えるのはなかなか難しいと思うけど……。いっぺん、僕が使ってるまんまのタックルで、読者の皆さんに釣りをしてもらってみたいなァ。「見える」ようになるんですよ、いろんなものが。そして、冬に「集中して巻く楽しさ」も、コレか! とわかってもらえると思う。

替えフックを持ち歩こう

265-sekiwa-014 ワームフックは使い捨てるのに、プラグのフックは長いこと交換してないなァ……、なんてことは? 貴重なワンバイトをキャッチに繋げるために、フックはハリ先ピンピンの状態にしておこう。「バイトはあったのに……」って言いたくないでしょ? アタったら釣ろう!

巻きモノにスプリットリングはNG

265-sekiwa-016 まさかアイにライン直結なんて人は……、いませんよね? 僕的にはスプリットリングもよろしくない。とくにシャッドのような繊細な巻きモノの場合、アイとスプリットリング(ワイヤー2本がアイと接する)よりも、アイとスナップ(ワイヤー1本がアイと接する)のほうが、ルアーの動きだしもアクションもスムーズだ

縦ストにサスペンドしているバスをイメージしよう


 バスがいるのは中層のイメージ。でも、何もない中層に浮いているバスはイメージしづらいので、護岸や杭などの縦ストラクチャーにサスペンドしているところを想像し、その際にタイトに引くことを心掛ける。これは、実際のバスのポジションでもあるし、ノー感じになりがちなこの釣りにおいてアングラーが集中力を持続するためのコツでもある。

 ねらった障害物の際を通るようにシャッドをキャストしたら、ロッドとラインに角度をつけず、ほぼ一直線の状態にして巻く。これは、モノにシャッドが当たったときに、ティップがぐにゃっと入ってしまうのを防ぐためだ。ぐにゃっと入った状態で巻き続けると、外れたときにロッドが復元する勢いでシャッドが大きく跳ねる。中層を引いていて「モノにシャッドが当たった瞬間」は大チャンスだ(高さのある障害物に触れたということだから)。そこにはバスがついている可能性がある。それなのにシャッドが瞬間移動してしまったら、この時期のバスはルアーを追わない。モノに当たったときにロッドの反発力が作用しない状態で巻いて、シャッドを跳ねさせずにタイトにクリアさせよう。

265-sekiwa-018 シャッドを巻くときのロッドとラインの角度はコレ(160度)くらい。ほぼ一直線にして、モノに当たったときにティップが入らないようにする

265-sekiwa-019 シャッドがモノに当たったら、リーリングを止めて浮かせるのもいい。高さのある縦ストに沿って上手く浮き上がらせられれば、途中でバスの目の前を通ってパクッということも

 また、「当たったら巻くのをやめて浮かせる」のもとても有効だ。浮き上がるアクションうんぬんより、高さのある障害物の、どこにサスペンドしているかわからないバスに対して、浮かせることでシャッドを近づけることができるかもしれないからだ。「高さがある障害物のサーチ」と「食わせ」を1投のなかで同時に行なう集中力、それがこの釣りの難しいところでもあり、感覚を掴んで釣れるようになると、最高に気持ちいいところでもあるのだ。

265-sekiwa-020 シャッドがモノに当たったとき、瞬間的にリーリングを止めるには、リールのノブを弱い力でつまんでリーリングすること。そうすれば、当たった衝撃で指が勝手にノブから外れる。ロングハンドル(僕は92mm)にすれば、さらにコレがやりやすい


265-sekiwa-027 ファイト中にバスの口もとに掛かったシャッドが杭に根掛かり、なす術なくバレてしまった。遠くで掛けると魚をコントロールしにくいんだよねェ。与田浦では多くのアングラーがやらかしているミスである

265-sekiwa-028 掛けたあとで杭の餌食にならないためには、ベイトタックルなら強引に寄せる、スピニングタックルならイトを巻きながらバスのほうへ歩き、早めに近距離でのやり取りに持ち込む

265-sekiwa-030 ルアーはバンクシャッドMID。これのコンセプトは弱波動のクランクベイト、言ってみれば「よく飛ぶシャッドラップ」。フローティング仕様で、フロロカーボン14Lbまでは背負わせてOK(8~12Lb推奨)。つまり、通常のクランキングタックルでも使うことができる。スパッと潜って、ボトムでの根掛かり回避性能はC.C.プレデター並に高く、リーリングでボトムを小突き回しても引っ掛かりにくい。オカッパリでショートディスタンスで使用することを考慮して、最大潜行深度は2.5mに設定。オーソドックスなボトムノッキングを想定しているので、実際に使用する場所の水深は1~2m

 
 
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