サイト・ビー by Basser
バサーをつなぐウェブメディア

関和学 冬のオカッパリはシャッドがオススメ :第1回(全3回)

低水温期はどんなエリアをねらうべき?

関和学=文
265-sekiwa-029

関和学さんが冬の霞ヶ浦のオカッパリでオススメするのがシャッドを巻く釣りだ。
なぜこのルアーが効くのか。どんなエリアで巻けばいいのか。
押さえておきたい要点を解説してもらいました。

※この記事は2014年1月号に掲載された「オカッパリで行こう! 第73歩」を再編集しています。

僕が冬の水郷エリアでシャッドを巻く理由


 霞ヶ浦のなかでも下流域にある通称「水郷エリア」は、比較的低水温に強いエリアやスポットを多く備えているため冬のオカッパリにうってつけだ。超メジャーエリアの与田浦、横利根川、前川は閉鎖的水域であり、ちょっとした土手に囲まれていて冬の季節風にも強い。ほかにもオカッパリから釣りやすい消波ブロック帯が多くある北利根川、常陸利根川、そして鰐川など、このエリアはどこも何かしら低水温期のプラス要素を備えている。

 これはもちろんいいことだけど、ちょっと困ったことにもなる。

 どこもかしこも可能性があるので目移り気移りしてしまうし、オカッパリの利点を生かしてじっくり釣りたい季節だけどある程度は広範囲をカバーしないと、せっかく広いエリアがもったいないという……。

 まずはそういう理由で、僕が冬に薦めるのは「繊細な巻きモノの釣り」、具体的に言えばタイトルのとおりの「シャッド」である。

 また、水郷エリアは低水温に割と強いだけでなく、「リズムよく巻きモノの釣りを続けられるストレッチが多い(長い)」という特徴も備えている。前述の与田浦、横利根川、前川、北利根川……、はどこも、護岸を歩きながらの巻きモノゲームが可能だ。

 という理由でも「シャッド」を強く推したい。要は地形的特徴から、晩秋~冬の水郷エリアでは必然的にシャッドが第一候補に挙がってくるのである。

265-sekiwa-005 バンクシャッド(エバーグリーンインターナショナル)
5.8cm/5g/スローフローティング
実は一年中、「弱い巻きモノ」として釣れるけど、本領を発揮するのは「厳寒期の中層テロテロ巻き」で、そのためのスローフローティング設定。ゆっくり巻いたとき、重くて沈むラインとバランスがとれて、ロングキャストしても中層の一定レンジがキープしやすい


水郷エリアのどこを釣ればいい?


 では、そのエリアのなかで、どんな場所を釣ればいいのか。

 これを考えるには水温の移り変わりを基準にするといい。「12℃→10℃」「10~9℃の安定期」「7℃未満の厳冬期」の3つに分けて考えてみよう。

 「12℃→10℃」の下降期は、例年なら12月初旬。このタイミングでは、ターンオーバー前に釣れていた秋らしいエリアがキーになる。水通しがいいエリアのハードボトム、少しでも沖に張り出していたらなおよし、という感じだ。こういう場所にはベイトフィッシュがリンクしやすい。12月といっても頭のほうは秋みたいなものなので、エサありきで考えていけば間違いない。

 ちょっと具体的に言えば、大釣りの可能性があるのは北利根、外浪逆浦の上流と下流の出入り口、そして常陸利根川だ。まずは地図を見て、どこに流れが強く当たっていそうか考えてみよう。急に川幅が狭くなっている箇所やベンドのアウトサイドがセオリーだ。ある程度、目星をつけたらそこへ実際にエントリーして、ボトムノックに適したシャッド、もしくはワイルドハンチで岸際のボトムを叩きながらサクサク歩いていこう。

そして……
①ガツガツ、ガリガリとした硬い手応えが伝わってくる→ハードボトム
②巻き始めてからボトムに到達するまでに時間がかかるようになる(もしくはボトムにルアーが届かなくなる)→水深の変化・深み


 ……といった変化が現われたら、スマホのマップアプリにマークしつつ周辺を丁寧に探る。目で見てわかる消波ブロック帯や沈みテトラ(偏光グラスを掛けていれば、冬は水の透明度が高くなるのでけっこう見える)はもちろん逃さず、テトラのトップをコツコツ、コンコン叩きながら巻きまくる。護岸の一角にアシが生えていたら、その土台の部分は確実に沖へ張り出しているので、周辺を岸際からやや沖まで隈なく巻きまくる。すると釣れる。時期的に連発もアリよ。

265-sekiwa-021 常陸利根川。護岸にポツンと生えたアシ。アシそのものよりも、沖へ張り出している土台の部分とその周辺がこの時期は美味しい

265-sekiwa-022 護岸の変化。ここでは護岸のヘリが斜めにクランクして沖の水中へ延びている。水中のようすを想像して、壁とタイトにシャッドを引く。変化している岸の際にバスがいることも充分考えられるので、1投目は水際から2、3歩下がってキャスト

 「10~9℃の安定期」では、マップにマークした場所に入ってそのちょっと沖側にあるはずの、ブレイクのショルダー(ストンと落ちる角の部分)も視野に入れて巻きまくる。このタイミングまでは、巻き方にそうシビアになる必要はなく、ボトムノックしやすいタイプのシャッドを選び、コツコツ感じながら気持ちよくリーリングしていればOKだ。

 同じ時期でも、ボートならまだワイルドハンチでイケるが、オカッパリではそろそろシャッドが本領を発揮してくる。寒くなるに従って魚が固まる場所(=釣れる場所=アングラーが集中する場所)がハッキリしてくるので、プレッシャーが飛躍的に高まるからだ。

 動きが鈍くなったバスに対して、コースを微妙に変えながら、時にはまったく同じコースを何度も引きながら、口を使わせていかなければならないのが冬の釣りだ。そうなると、1投でプレッシャーをかけてしまう強波動の巻きモノは苦しい。そもそもプレッシャーがかかっていることが前提になるのだから、普通のクランクベイトでは余計にキビシイ。そうなってからが、弱波動のクランクベイト=シャッドの独壇場なのである。

 

  
 
 
 今号は、会場で1万4000人以上が、そしてAbemaTVとsiteBで延べ約100万人がリアルタイムで目撃したBasser Allstar Classic2017を全力で特集しています。
 「湖上で起きたことのすべてを公開する」という同大会の理念どおり、連覇を達成した北大祐選手の巻き物パターンの全貌をはじめとする選手のテクニックや戦略、そして心模様までを詳報。生中継では見ることのできなかった戦いの全貌が明らかになります。
 また生中継の名シーン集や、ビッグフィッシュ分析、過去大会の考察など充実の内容。大興奮の2日間をより深く知ることができる一冊です。


表紙をタップすると試し読みができます hyo1

 
 

クランキング・テクニックの基本から応用まで関和学さんが丁寧に解説!

 

「関和 学 クランキング講座」
DVD-115分

 
 

夏、秋、冬のリザーバーを舞台に、菊元流ハードベイトの使い方をレクチャー。

 

MOMENTUM2 ハードベイト・タクティクス

菊元俊文 DVD-150分

  
 

 

“シャッド星人”山木一人が真髄を伝授!

 

山木一人 シャッド講座

DVD-125分








2017/11/16

つり人社の刊行物
つきぬけろ!オリキン フォーエバー
つきぬけろ!オリキン フォーエバー 本体3,600円+税 DVD-145分
2013年に初回が配信された、オリキンこと折金一樹出演のO.S.Pウェブ動画「つきぬけろ!オリキン」。房総半島リザーバーで磨き抜かれたオリキンのテクニック」もさることながら、独特の会話のテンポや想定外のトラブルの連続が好評を得て、4年に渡る…
つり人社の刊行物
つきぬけろ!オリキン フォーエバー
つきぬけろ!オリキン フォーエバー 本体3,600円+税 DVD-145分
2013年に初回が配信された、オリキンこと折金一樹出演のO.S.Pウェブ動画「つきぬけろ!オリキン」。房総半島リザーバーで磨き抜かれたオリキンのテクニック」もさることながら、独特の会話のテンポや想定外のトラブルの連続が好評を得て、4年に渡る…

最新号 2018年9月号

「自分らしさ」をボックスの中に表現しよう!

ボックスとタックルの整理術を大特集!
ボックスには、アングラーそれぞれのスタイルや考え方が色濃く反映されます。
今号では、ただ「誰のボックスに何が入っているのか」ではなく、そのセレクトの裏側や整理術に焦点を当てました。
巻頭では、国内で数々のタイトルを手にしてきたトップトーナメントアングラーである、青木大介さんと北大祐さんそれぞれのボックスに見るスタイルの違いに迫ります。
折金一樹さんは編集スタッフのボックスを独自の理論をもとに断捨離、そして再構築。釣果につながる方法論が次々飛び出し、Dr.オリキンのオペを受けた患者が直後のH-1で何と……!!
さらに、川村光大郎さんはオカッパリにおけるルアーセレクトと収納術を、伊藤巧さんはレンタルボートのスペースを最大限生かすために突き詰めたセッティングを公開。
プロアングラーだけでなく、霞ヶ浦と亀山湖に通うアングラーのリアルな持ち物を現地特派員がチェック!!
読んでタックル整理を楽しむだけでアラ不思議の釣果アップ!!(※当社比) 異色にして必読の一冊です。
[ 詳細はこちらから ]

オンライン書店Fujisan.co.jp

Basser最新号を、毎号、発売日当日までにお手元にお届けいたします。 (地域や交通事情によって発売日より遅れて届くことがございます。予めご了承ください。) 送料は全国無料。印刷版、デジタル版共に1冊から定期購読がはじめられます。 店頭で売り切れてしまったり、忙しくて買いそびれる、という心配もありません。
定期購読をお申し込みいただくと、デジタル版の最新号からバックナンバーまで約1年分が無料で読めます。

[ 定期購読はこちらから ]

 

NOW LOADING