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関和学×霞ヶ浦 冬のクランキングゲーム :第3回(最終回)

日中はシャッドにローテーション

Basser編集部=写真と文
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siteBにも掲載中の「オカッパリで行こう! 第69歩」で、霞ヶ浦の秋から冬にかけての水温低下と、そのときの水温に応じて使う巻き物について関和学さんはとても具体的な原稿を書いてくれた。
低水温期の巻き物の釣りを実際に見せてもらおうと取材をお願いしたのは12月初旬。
関和さんは限られた時間のなかクランクベイトで2尾、シャッドで1尾をキャッチしてみせた。
この記事では前回に引き続きその模様をお伝えしたい。


この記事はBasser2013年2月号に掲載されたものを再編集しています。

シャッドへのアジャストで大風が吹く前に(?)勝ち逃げ!!


 10時、風は北利根川の川筋に沿って西から東へ吹き抜けていた。風裏はなく、どこを釣るにも釣りづらいが、少なくとも同時間帯の本湖のように釣りをするのが危ない状況ではなかった。ただし、北利根川を東へ進んだ先にある外浪逆浦(北利根川、鰐川、常陸利根川のジャンクション)は、本湖並みに荒れていることが容易に想像できたので、無茶をせずに北利根川の中だけで釣りをしてもらうことにした。

254-sekiwa-010 10時を前に本湖は激荒れに。打ち寄せた波が消波堤を乗り越えて来るほどの強い風が吹いた

 さて、冬の北利根川といえば、どこよりも有名なエリアに「牛堀市役所前のテトラ帯」が挙げられる。オカッパリでもボートでも釣果の期待大の超メジャーエリアである。だから、もちろん関和さんもそのエリアを釣りたかった。

 が、当日は土曜日。その岸にはオカッパリアングラーが並び、翌日曜日に各所のマリーナで開催が予定されていた年忘れ系のトーナメントのプラに出ているボートも多かった。対岸の岩盤帯をシャッドで流しながら、牛堀前をチラ見するも、いっこうに空く気配ナシ。日中でバスの食いが落ちる時間帯なだけに、確実にバスをストックしているだろうエリアでシャッドを引き倒したかったところだが、それは叶わなかった。

 しかし、そうして牛堀前をスルーしたことが好結果に繋がった。次に入った観光船桟橋付近、「階段」と呼ばれるエリアで、魚探にワカサギの群れが映ったのである。ここも低水温期の実績場であり、そこにワカサギの群れがリンクして、しかも辺りにほかのアングラーの姿はない。関和さんがここぞとばかりにシャッドを巻くと、前アタリの直後にロッドが絞り込まれた。

254-sekiwa-011 避難した北利根川でシャッドにローテーションして3尾目をキャッチ。「日中のシャッド」という関和さんの思惑が完璧にハマった。シャッドは「バンクシャッドMID」を使用(取材時は最終形プロトタイプ)。オリジナル・バンクシャッドよりもボディーが太めの、巻きに特化したダイビングモデルだ。この直後、まったく釣りにならないほどの強風が吹き荒れたため、正午を前に横利根川へ帰還。関和さんいわく「勝ち逃げ!!」(笑)


 11時20分にキャッチしたこの44㎝も、腹ボテ・ヒレピンの美しいバスだった。エリア、天候、時間帯の3つの兼ね合いでもっとも効率的なルアーをチョイス(詳しくは第1回を参照)し、そのルアーを信じて投げて巻き続ける関和さんのクランキングスタイル。これから水温がさらに下がり、バスのいるスポットがさらに限定されてくれば、シャッドの優位性が高まるのは間違いのないことだ。しかし、それは答えの一例であって、釣り場の規模や、アングラーごとの釣り場への精通度によっても、有効な巻き物は違ってくる。

 この冬、関和さんが挙げる3つの基準に照らし合わせて自分で選んだルアーを、自信をもって巻き続けてほしい。

254-sekiwa-013 狭い北利根川で、スロー航行で頭から波を被るほどの荒れっぷり。勝ったけど、逃げ切れてなかった気がする……

関和学さんのタックル
2016年現在の情報です。

ワイルドハンチ(エバーグリーン)用
ロッド:コンバットシティック・ヘラクレスHCSC-68MG オセロット(エバーグリーン)
リール:Z-PRIDE(ZPI”×シマノ)
ライン:ガノア アブソルート14Lb(フロロカーボン/バリバス)

バンクシャッドMID(エバーグリーン)用
ロッド:コンバットシティック・ヘラクレスHCSC-60UL/MST スパークショット(エバーグリーン)
リール:Z-PRIDE(ZPI”×シマノ)
ライン:ガノア アブソルート8Lb(フロロカーボン/バリバス)


 Basser Allstar Classic 2016で優勝した北大祐選手の初日のメインベイトがワイルドハンチでした。詳しい釣り方を発売中のBasser2017年1月号でレポートしているほか、北選手が使い分けている104種類のクランクベイトもひとつずつ紹介しています。

  
 
 

この取材にはDVD撮影クルーも同行。
巻きスピードやリトリーブコースなどは動画でチェックを!

 

「関和 学 クランキング講座」
DVD-115分


 

夏、秋、冬のリザーバーを舞台に、菊元流ハードベイトの使い方をレクチャー。

 

MOMENTUM2 ハードベイト・タクティクス

菊元俊文 DVD-150分


2016/12/15

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