水面のオフロードバトル!! カエル対ネズミ勃発。
DVD『バス釣り水面決戦カエルVSネズミ』10月26日発売開始!
サイト・ビー=文トップウォーターの勢力図を塗り替えたルアーがあります。それは野良ネズミ。スピニングタックルにPEラインを組み合わせたタックルで用いることでイージーなスキッピングと高いフッキング率を実現。その釣れっぷりは皆さんのご存じの通りです。
この記事を書いているササキも野良ネズミのことが気になって仕方がありませんでした。しかし、釣れすぎているがゆえに、ちょっと手を出したくない気持ちが芽生えたのも事実です。野良ネズミ人気に火がついていた時期と、フロッグの超絶マイブーム到来の時期が重なっていたこともあり、「ワシはフロッグでがんばる!」と意地になってしまったのです。

それ以来、フロッグと野良ネズミのことに思いを巡らせる時間が日に日に増えていきました。周りのアングラーを見ていると、「フロッグ派」と「野良ネズミ派」に割れがちで、使い分けがあまり行なわれていない印象がありました。「ネズミ全盛なのでどうしてもフロッグで勝ちたかった」という表彰式でのコメントを聞いたり、「フロッグはもう出番がないのでは」という意見を聞いたりしたのもこのころです。
いや、でも、両方をうまく使い分けることで新しい世界が生まれるのでは……? というか、同じ日に対決したらどうなるのか単純に気になる……! そう思って企画したのがこのDVD「カエル対ネズミ」です。フロッグ代表はフロッグ伝道師の筆頭・内山幸也さんにお願いし、野良ネズミ代表はティムコスタッフでありトーナメントアングラーでもある大津清彰さんに打診しました。ふたりとも「上等じゃないですか!」と快諾してくれました。

「フロッグは永遠に不滅」という思いを抱く内山選手と、「もはやフロッグはボックスにひとつも入っていない」と言い放つ大津選手。「カエル対ネズミ」という試合名はユルめですが、その真剣度は極めて高いものでした。第1ラウンドは豊英湖レンタルボート、第2ラウンドは霞ヶ浦オカッパリを舞台に設定しました。それぞれ2日間の競技で、リミットは単日3尾の重量対決です。
第1ラウンドの豊英湖はいきなりすさまじい展開になりました。どちらが釣ったかはここでは伏せますが、単日5kg超え(3尾)というありえない釣果が出たのです。そのうえで一方的な試合になったかというと……そうではありませんでした。最後の最後までまったく結果が読めないデッドヒートが繰り広げられたのです。初日は雨、2日目は晴れというコンディションの変化が対決に強烈なスパイスを効かせてくれました。

個人的には、この対決を通して「フロッグかネズミか」という疑問にはっきりとした答えが出ました。その答えはどちらが釣れるかという単純なものではなく、バスフィッシングの真髄に迫る奥深いものでした。映像を見て皆さんにもその答えを感じてもらいたいのでここでは何も書きませんが、この対決以降、ボックスのカエルとネズミが急増したことだけ申し上げておきます。
そしてこのDVD、対決物ではありますが、内山選手と大津選手が本気だからこそ、すさまじい技の応酬となっており、ハウツー物としても超充実しています。濁流でのイレギュラーなフロッグワークや、激タフを制した「ネズミ壁ドン」など、真似すれば確実に釣果に結び付く技の数々をご覧いただけます。DVD「カエル対ネズミ」は10月26日発売です。水面のオフロードバトルの行方をご覧ください!
DVD「バス釣り水面決戦カエルVSネズミ」
155min
価格 本体3,600円+税
TSURIBITOSHA
★フロッグ代表★
内山幸也
「チューチューするのは歌舞伎町だけにしてくださいよ」
フロッグの釣りの楽しさを伝え続けるアングラー。かつては渡米しB.A.S.S.などの試合に出ていたり、琵琶湖プロガイドを行なっていたりと、さまざまなかたちでバスフィッシングに関わっている。ダイワのフロッグの開発にも携わっている。
★野良ネズミ代表★
大津清彰
「正直、フロッグはもうボックスに入っていません」
ティムコ社にて開発・営業を担当するスタッフであり、野良ネズミの釣れっぷりを世間に広めた主要人物。利根川のトーナメント団体TBCやハードベイト限定大会H-1グランプリに出場する競技者でもある。

155min
価格 本体3,600円+税
TSURIBITOSHA
★フロッグ代表★
内山幸也

フロッグの釣りの楽しさを伝え続けるアングラー。かつては渡米しB.A.S.S.などの試合に出ていたり、琵琶湖プロガイドを行なっていたりと、さまざまなかたちでバスフィッシングに関わっている。ダイワのフロッグの開発にも携わっている。
★野良ネズミ代表★
大津清彰

ティムコ社にて開発・営業を担当するスタッフであり、野良ネズミの釣れっぷりを世間に広めた主要人物。利根川のトーナメント団体TBCやハードベイト限定大会H-1グランプリに出場する競技者でもある。
2019/10/23