バスがキレイに跳ぶ条件。
バスがキレイに跳ぶ条件。
Basser編集部=写真と文 昨年のJB TOP50野尻湖戦。サブサーフェスでHMKLミノー(インジェクション)で釣る山木一人さん。
いい跳びです。山木さん、「おわぁッ!」とか言ってたような。
一昨年の霞ヶ浦取材。ジャカゴの先端でノリーズ・ディーパーレンジで釣る西村嘉高さん。

津留崎健カメラマンの身体の陰からバスに伸びているのは、深江真一さんの手です。
両方とも連写スピードが遅い(そして古くて安い)ニコンD70というデジタル一眼で撮ってます。
今なら中古ボディーは1万円からあるかも。4年前の発売直後に10万円で買ったのに~(涙)。
デジカメはカメラじゃなくて家電製品なので、新しけりゃ新しいほど性能がよく、
2年前の新製品は、性能的にはもはや旧型扱いです。
ザクに乗ってるジオン兵が、ガンダムを見て「連邦のモビルスーツはバケモノかぁッ!?」というくらい性能差があります。
まぁ、そういう高性能機は、津留崎カメラマンようなニュータイプに使われないと宝の持ち腐れもいいとこなので、編集部員にはザクで充分かも。
けれど、旧型家電製品でザクなD70も、手に馴染めばそこそこの仕事はしてくれるのも事実。
連写機能に頼れない一瞬勝負も、ムダに仕事のやりがいがあって嫌いではありません。
それでも、バスのジャンプショットを撮ろうとすると、被写体のバスにも協力してもらわなければいけないのはもちろん、そういう写真を撮れるかどうかは、アングラーの釣りのスタイルにも大きく関わっているように思います。
「浅いレンジで」「巻いて釣る」のが得意なアングラーを撮っていると、
ジャンプショットを撮るチャンスが多く巡ってくるんです。
あとは集中してファインダーを覗き続け、数撃ちゃ当たる(当たらないこともあります。凡人とザクですから)。
ちなみにニュータイプは、バスが100回跳んだら100回ともバスを空中で静止させ、
かつ全体の構図もピントもビシィッ! とキメます。
さらに……
西村さんの写真をよ~くご覧ください。
そうなんです。ニュータイプの津留崎カメラマン……、ファインダーを覗いてません。
手がファンネル化して、セミオートでターゲットを捉えてます。(ヤマガタ)
2008/10/7