サイト・ビー by Basser
バスフィッシング全力投球!

ハードベイトのフックセッティング(次号未掲載ネタ)

ハードベイトのフックセッティング(次号未掲載ネタ)

Basser編集部=写真と文
ハードベイトの場合、
機能するのは各フックの内でひとつのハリ先だけ、という話です。

1
フロントはセットしたとき前に来る1本、
リアは後ろにくる1本(赤)が機能するハリ先です。

トレブルフックにもルアーにもタテアイ、ヨコアイがあるのは
この1本をキチンと機能させるため。それくらい重要です。


基本、ほかのふたつのハリ先(青)は、ルアーを削るのがおもな仕事、
と言ってもいいかもしれません。


なぜなら

「ルアーにフックマークがつく

イコール

それだけルアーにハリ先が接している時間が長い

イコール

バスには掛からない」

ということだから。



前後の重要な1本がハッキリしない(斜めにセットされてしまう)

→ タテアイ用、もしくはヨコアイ用のトレブルフックに交換。

重要な1本がナマっている

→ 交換。


4
下から見たら、ハリ先がこう……、わかりづらいか……

2
だから、たとえばグロッキー70(F/SP)の場合、
トレブルフックの中から釣るために必要な1本のハリ先を抽出して、
このようなセッティングになっているわけです。


これもグロッキー(大)が例ですが……
半固定(フックホールドシステム)ではこうなります
3

5
1本のハリ先が下を向くように半固定されます(位置的に、フロントフックとリアフックではなく、フロントフックと「ベリーフック」なので、リアもこの向きが掛かりがいい)

この場合、なぜ2本のハリ先が下を向くように固定されていてはマズいのか?
と言いますと、

「トレブルフックは刺さらないから」です。
前後の重要な1本がハッキリしないセッティングがマズいのも同じ理由です。

剣山の上には立てても、
1本のハリの上に立てる人間はいないのと同じ理屈。

同時にふたつのハリ先がバスの口に立ってしまった場合、
ガッチリ掛かるどころか、まずバーブの下まで一発で貫通させることはできません。

フロッグのフッキングでガツンとアワせて
掛かった! と思ったのに、
バスが口を開いたらすっぽーん!というケースの多くは
フッキングの力が2点に分散していることが原因(軸が太すぎるのもある)。

だからフロッグのフッキングには単純な腕力が必要。
自信がない方は、フックをバーブレスにするとキャッチ率が格段に向上します(タックルに問題がないとして)。



また「トレブルフックは歩く」とも言います。

スレ掛かりで釣れたケースでは
6
スレ掛かりしたとき、バスの魚体をよ~く見ると
前後のフックとフックの幅で、魚体に等間隔のハリ傷があり、
辿っていくと……
最終的には口もとにも新しいハリ傷があるはずです。

スレ掛かりしたとき
「バスが威嚇で体当たりしてきた」
「尾ビレでルアーをハタいた」
というのは……???

ハードベイトでバスを掛けて、ファイト中にテンションがフッと抜けて、
バレた! と一瞬思ったけどガクッと衝撃があってファイト継続
このときまさにトレブルフックが魚体の上を歩いています。

この「歩く」原因も、トレブルフックの刺さりにくさ。
フッキング後のファイト中、アシストフックが掛かって力が分散すると、
場合によってはメインで掛かっていたフックが外れて、アシストがメインに変わる。
最終的には、スレで釣れるよりも、身切れでバレることが多くなります。

最初のハリ掛かりが浅い時期ほどこれが起こりやすくなります。

そんな「スレ掛かりであがってくる」ケースが多いルアーといえば、
低水温期のロングビルミノーやジャークベイトが定番ですね。

巻いていてガツン! という時期なら歩かないトレブルフックですが、
止めているルアーに食ってくる時期は、最初の掛かりが浅く
トレブルフックは歩き回ります。

スレ掛かりを見て、
「スポーニング絡みの時期だから、威嚇で体当たりor尾ビレでハタいた」
のではなく、多くの場合、真実の原因は

「止めているorスローリトリーブ中のバイトで最初のハリ掛かりが浅い」
という冬~春独特のハードベイトの釣り方と、

「トレブルフックの刺さりにくさ」
が原因なのです。


……という次号未掲載のネタでした。

(ホリベ)

2012/2/21

<< 2012/2 >>
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29
つり人社の刊行物
Final Finesse ーファイナルフィネスー
Final Finesse ーファイナルフィネスー 本体3,800円+税 DVD-155分
2019年度から日本のバスフィッシングトーナメントトレイルの最高峰「JB TOP50」からバスフィッシングの本場アメリカに主戦場を移した青木大介。 JB TOP50では通算3度の年間タイトルを獲得するなど無類の強さを誇った青木だが、そのよう…
つり人社の刊行物
Final Finesse ーファイナルフィネスー
Final Finesse ーファイナルフィネスー 本体3,800円+税 DVD-155分
2019年度から日本のバスフィッシングトーナメントトレイルの最高峰「JB TOP50」からバスフィッシングの本場アメリカに主戦場を移した青木大介。 JB TOP50では通算3度の年間タイトルを獲得するなど無類の強さを誇った青木だが、そのよう…

最新号 2019年8月号

[特集]山上湖
日常マイナス5℃の深呼吸と初夏の魚影を求めて

 今号では、夏こそ行きたい山上湖の釣りを特集。桧原湖、芦ノ湖、野尻湖、河口湖、榛名湖など、水面標高600~1,000mの涼やかな湖を取り上げ、夏の攻略法を紹介しています。
 桧原湖の案内人・澳原潤さんは、近年の同湖における傾向と対策、そしてベイトによって異なるフィシングパターンを解説。津留崎健カメラマンの美麗な写真も必見です。
 芦ノ湖の山木一人さんはトップウォーターとボトムという両極の楽しみ方を紹介。河口湖を担当してくれた藤田京弥さんは、ギル系ビッグベイトとジグポークによる攻略法を、五十嵐誠さんは野尻湖のスモールマウスと遊ぶためにぜひ覚えたい、ハードベイトとソフトベイト2種のキャロライナリグについて教えてくれています。
 この号が店頭に並ぶ6月末から7月、8月と今夏いっぱい役立つ山上湖情報が満載! 避暑と釣果の一石二鳥に大いに参考にしていただけること間違いナシの一冊です。
[ 詳細はこちらから ]

オンライン書店Fujisan.co.jp

Basser最新号を、毎号、発売日当日までにお手元にお届けいたします。 (地域や交通事情によって発売日より遅れて届くことがございます。予めご了承ください。) 送料は全国一律で税込100円! 印刷版、デジタル版共に1冊から定期購読がはじめられます。 店頭で売り切れてしまったり、忙しくて買いそびれる、という心配もありません。
定期購読をお申し込みいただくと、デジタル版の最新号から2012年10月号までのバックナンバー約6年分以上が実質無料で読み放題!

[ 定期購読はこちらから ]

 

NOW LOADING