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『東日本大震災を生き抜く』と『うさぎ美味しい、かの山』

『東日本大震災を生き抜く』と『うさぎ美味しい、かの山』

Basser編集部=写真と文
今月、弊社から発売になった新刊2冊をご紹介いたします。


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『東日本大震災を生き抜く』
(8月30日ごろ発売)

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『うさぎ美味しい、かの山』
(8月20日ごろ発売)

購入はこちらからも可能になります。



まずはコチラ。

『東日本大震災を生き抜く』

岩手県釜石発 被災者の日記という副題を見て


ピンと来られたBasser読者の方も多いことでしょう。

そうです。

Basser6月号にて6ページにわたって掲載しました

鈴子陽一さんのルポ「東日本大震災日記を書く。」を

さらに単行本のために大幅に加筆していただき

Basser誌面では3月26日までだった日記を

5月末まで掲載しています。

資料として撮り溜めていた写真もふんだんに使い

未曾有の震災をひとりの被災者としてだけでなく

釣り人という特殊な視線でも書き綴っています。

新聞やテレビを見ていては気づかなかった

現地での混乱ぶりやトラブルもここには書かれています。

そこかしこに散見する釣り人ならではの目線にも考えさせられます。

Basserを読んで興味をもたれた方も

Basserを読んでない人も

ぜひ手に取ってご覧いただきたい一冊です。



そしてお次はコチラ。

『うさぎ美味しい、かの山』

副題は「嗚呼、懐かしき悪ガキ時代」。

著者はメバルやアジといった

海のライトゲームのスペシャリストとして知られる

加来匠さん。

釣り雑誌ではLEONさんのほうが通りがよいかもしれません。

ということで著者名も「LEON加来匠」となっています。

先ほどの鈴子陽一さんが1950年生まれ。

そして加来さんが1949年生まれ。

いわゆる団塊の世代です。

そしてこの世代こそが

おそらく日本の原風景を知っている最後の世代なのでしょう。

少なくともこの世代が幼少時に経験したことを

現在40代の記者は知りません。

加来さんが話してくれた

幼少時に経験した数々のエピソードは

まさに驚愕の連続であり

戦後の欠食児童たちが当たり前のようしていたという

遊び=漁や猟=家事の手伝い

は興味深いことばかり。

その話があまりにも面白いものでしたので

月刊つり人に連載という形で執筆をお願いしました。

すると、加来さんは話も上手ですが

書くのも上手だったのです。

戦後の長崎県の片田舎を舞台に繰り広げられる

悪ガキ「たあちゃん」、つまり幼少時の加来さんの毎日は

タイトルの元になった食べるためのウサギ獲りであったり

ズガニ獲りであったりスズメ獲りであったり。

釣りもしますが

竿はもちろん釣りバリまで自作します。

また、漁の方法もかなりユニークで

当時の子どもたちの逞しさと想像力の豊かさに舌を巻きます。

団塊世代の方に読んでいただければ

古きよき日本のふるさとという

ノスタルジーに浸れることでしょう。

若い世代の方に読んでいただければ

やっぱり古きよき日本のふるさとという

憧憬を思い描くことでしょう。

ともに、こんな時代だからこそ読んでおきたい良書です。

どうぞご一読のほどよろしくお願いいたします。

(アマノ)

2011/8/18

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最新号 2019年8月号

[特集]山上湖
日常マイナス5℃の深呼吸と初夏の魚影を求めて

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