サイト・ビー by Basser
バサーをつなぐウェブメディア

吉田秀雄のディープクランクロッド「MACCA HUMC-71M+」

エキスパートが教えるロッド選び:第7回

吉田秀雄=文
釣具店にずらっと並んだロッドの数々。そのなかから自分のやりたい釣りに最適な1本を選ぶのはなかなか難しい。今回は、エキスパートたちにそれぞれの十八番の釣りでどんなロッドを求めているのかを聞いてみました。

※この記事はBasser2016年3月号に掲載されたものを再編集しています

MACCA HUMC-71M+(HIDEUP)
「ウイードにタッチしたときに一段階、バイトでもう一段階曲がりこんでくれるロッド」
yoshida-2a レングス●7ft1in
パワー●M+
アクション●レギュラー
適合ライン●10~20 Lb
適合ルアー●1/4~3/4oz

◆吉田さんのセッティング例
リール:メタニウム(シマノ)
ライン:デッド・オア・アライブ プレミアムベイトフィネス 14Lb(グラン・ノガレス)


yoshida-1吉田秀雄(よしだ・ひでお)
●JB TOP50に出場するトーナメントアングラー。2014年JB TOP50桧原湖戦優勝、2000年と2011年のバサーオールスタークラシックで優勝。

遠投性と手返しのバランスがとれたレングス


 フィールドの水中の状況は毎年変わっていくもので、琵琶湖も昔と比べ今は全然違う。その状況に合わせたタックルを選択することが重要だ。琵琶湖の場合、ディープクランクは遠投して広範囲に探ることが中心になってくる。

 ウイードが多い時期、少ない時期とあるが、このウイードをしっかり外せるロッドが琵琶湖では使えるロッドの条件になる。

 それに加えてねらいどおりのスポットにルアーをしっかり投げられトレースできること。これが最近の琵琶湖で必要な要素になってきている。

 カバークランクのように手返しだけを意図するなら常に精度よくねらえるショートロッドのほうが有利。遠投性能を求めるならばロンググリップを備えたロングロッドになってくるのが普通だが、その反面精度よくねらう&手返し向上には不利になってくる。僕にとってそのバランスが取れているのが7ft前後だ。

ウイードタッチで一段階、バイトでもう一段階曲がってくれること


 ルアーがウイードに引っかかった際に重要なのがウイードを引っ張ってこないこと。ウイードの1本1本をしっかり感じとれ、丁寧に細かく操作しクリアできること。ウイードを外すことができ、ウイードを切ることができるものがウイードエリアで求められるロッドになる。具体的にはウイードに引っかかったらロッドティップがまず一段階入って止まること。この時点で曲がりすぎるロッドもダメだし曲がらないロッドもNG。このときに食ってくることも多々あるのでさらにここから二段階目に曲がること。

 ウイードに引っかかった一段階で最大限近く曲がるロッドは、バスが食った際に曲がり幅もなく余裕もないのでしっかりフッキングに持ち込めない。

 それから、ティップが一段階入った状態でウイードが外れ、もとに戻る瞬間ティップがブレるロッドは繊細な感触が手に伝わってこないのでダメ。粘りがありながらもシャキっとした戻り方をするのがウイードエリアでのクランクロッドに求められる一番重要な部分だと考えている。

 ウイードがないフィールドでも理屈は同じ。投げて巻くだけの動作でもストラクチャーにタッチする一瞬にこの特性をもつロッドが有利になってくる。ストラクチャーにコンタクトしたときに一段階入るロッドでないと根掛かりしてしまう。岩や石にルアーがタッチした瞬間を感じとれ、根掛かりを回避できることがストレスなく使うために必要になってくる。とくにカスミ水系のような根掛かり多発フィールドでは事前に回避するために手もとに明確な情報を与えてくれる繊細かつ柔軟性があるロッドが必要だ。

疲れにくいバランスのよさも重視


 そして一日中投げ続けるために軽くバランスがいい疲れにくいロッドであることも譲れない。MACCA HUMC-71M+は、ロングキャストもねらえ、手返しもいいちょうどいいレングスに設定し、全国のフィールドでどこでも使えるロッドとして作った。気持ちいい振り抜きができるテーパーは驚くほどの飛距離を出すことができる。軽くて疲れないしグリップの長さもちょうどいい。琵琶湖でデカバス相手にテストしてきたロッドだけにパワーは充分。シャロークランクからディープクランク、巻き物系はこれ1本で広範囲に使用することができる。

◆吉田さんの使用ルアー例
yoshida-3 HU-200(HIDEUP)
15.4g、潜行深度は約2m


yoshida-4 HU-400(HIDEUP)
17.5g、潜行深度は約4m



 
 今号は、会場で1万4000人以上が、そしてAbemaTVとsiteBで延べ約100万人がリアルタイムで目撃したBasser Allstar Classic2017を全力で特集しています。
 「湖上で起きたことのすべてを公開する」という同大会の理念どおり、連覇を達成した北大祐選手の巻き物パターンの全貌をはじめとする選手のテクニックや戦略、そして心模様までを詳報。生中継では見ることのできなかった戦いの全貌が明らかになります。
 また生中継の名シーン集や、ビッグフィッシュ分析、過去大会の考察など充実の内容。大興奮の2日間をより深く知ることができる一冊です。


表紙をタップすると試し読みができます hyo1

2017/11/7

つり人社の刊行物
並木敏成のThis is バスルアー
並木敏成のThis is バスルアー 本体1,600円+税 A5判並製148P
キミのルアーセレクト、本当にそれでOK? バスフィッシングに用いられるルアー、全18ジャンルを徹底解説。 あなたのルアーセレクトはココが間違っている!? 日本のフィールドに必要なのはフィネスだけなのか!? バスフィッシングの頂点を見…
つり人社の刊行物
並木敏成のThis is バスルアー
並木敏成のThis is バスルアー 本体1,600円+税 A5判並製148P
キミのルアーセレクト、本当にそれでOK? バスフィッシングに用いられるルアー、全18ジャンルを徹底解説。 あなたのルアーセレクトはココが間違っている!? 日本のフィールドに必要なのはフィネスだけなのか!? バスフィッシングの頂点を見…

最新号 2018年11月号

2号連続で綴るクランクベイト愛

釣るための道具としてだけでなく、所有する喜びも与えてくれるクランクベイトを2号連続で大特集。
かつてクランクベイトの魅力を伝えてくれた人気連載、『秘密のクランクベイト』が15年ぶりにカムバック。前編の今回は、クランクベイト誕生の歴史的・地理的背景から、名作ハンドメイドフラットサイドクランクの「あれから」を辿ります。
「巻いて勝てる男」・北大祐さんは、シャロークランクの釣りのイロハを生徒役の編集スタッフにレクチャー。パワー、レンジ別のクランクベイトローテーションや、さらなる1尾に繋がるアプローチ方法を説きます。
また、開発学さん、西根博司さん、塚本謙太郎さんら著名ビルダーがクランクベイトの内部構造や素材の特性について解説。ウッド、プラスチック、そして発泡素材など、マテリアルの違いでクランクベイトの個性はどのように変わるのか。そして名作ルアーを真っ二つに割り、その内部構造から見えてきたものとは!?
さらに、人気の水槽実験によるルアーアクション検証企画「気になるルアー、泳がせます」や、クランクオンリー勝負の「編集部対決」など見どころ満載。
読めば、今すぐボックを開けてクランクベイトを愛でたくなる一冊です。
[ 詳細はこちらから ]

オンライン書店Fujisan.co.jp

Basser最新号を、毎号、発売日当日までにお手元にお届けいたします。 (地域や交通事情によって発売日より遅れて届くことがございます。予めご了承ください。) 送料は全国無料。印刷版、デジタル版共に1冊から定期購読がはじめられます。 店頭で売り切れてしまったり、忙しくて買いそびれる、という心配もありません。
定期購読をお申し込みいただくと、デジタル版の最新号からバックナンバーまで約1年分が無料で読めます。

[ 定期購読はこちらから ]

 

NOW LOADING