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山口県萩市にて地域振興のバス釣り大会が開催予定

普段は釣り禁止の「山の口ダム」にて。地元漁協とも連携

サイト・ビー=まとめ
uchidaバスフィッシングを通じて萩市の地域振興に取り組む内田真太郎さん

 2018年5月20日(日)、山口県萩市の山の口ダムにて、ブラックバスによる地域振興を目的とした「山の口ダム 第5回 バス釣り大会」が開催される。参加定員は20名で、10日まで募集を受け付けている。
 この大会を紹介してくれたのは萩市ジオパーク推進課・地域おこし協力隊に籍を置く内田真太郎さん。バスを地域の資源として有効活用するための可能性を模索する「経済魚活用研究会」を設立し、現在では地元の漁協とも連携して本大会を主催するメンバーとして活動している人物だ。
 本大会はもともと駆除のために行なわれていたというが、この大会を通じてアングラーのお金が地域を潤す仕組みもできあがりつつあるという。現状では釣りあげたバスは食材として活用とのことだが、行政内にバスの活用を前向きに検討してくれる人がいるのはアングラーにとって心強いことだ。将来的にはバスアングラーによる経済効果に注目が集まる日も近いのではないだろうか。
 ぜひ萩市でのバスフィッシングの動向に注目してほしい。

slide2
山の口ダム 第5回 バス釣り大会

【主催】福栄土地改良区・紫福地区運営委員会 、経済魚活用研究会
【共催】大井川漁協組合

●日時:2018年5月20日(日) 8:00~13:30
●場所:山の口ダム(山口県萩市紫福)
●参加費:3000円/人(参加費・昼食・飲料・お土産付)
●定員:20名(事前予約制・先着順)
●募集期限:2018年5月10日(木)
●抽選発表:5月11日(金)電話もしくはメールにて連絡
●申込方法:下記の宛先まで「氏名・年齢・性別・住んでいる地域」を伝えて申し込む
●申込・問合せ先:
萩市ジオパーク推進課地域おこし協力隊・内田真太郎宛
TEL 0838-21-7765
FAX 0838-25-7767
E-mail 3643@city.hagi.lg.jp

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◆詳細は大会Facebookにて
https://www.facebook.com/events/162390027797373/


◆以下、内田真太郎さんによる経緯の説明

ブラックバスによる地域振興

萩市役所地域おこし協力隊
ジオパーク推進課所属
内田 真太郎


1.地域振興策としてブラックバスを選定した理由と現状

 自身がバス釣り愛好者であったこともあり、バスフィッシングを通じた地域振興と釣り環境の改善を目的として、平成28年9月に萩市の地域おこし協力隊に着任しました。
 その頃、地元の団体が外来魚(ブラックバス)の駆除を目的とした「山の口ダム 第1回 バス釣り大会」を開催し、参加者として大会に出場しました。大会を楽しむことはできましたが、駆除の目的が曖昧な状況で大会を実施するのでなく、個々の現場の状況に応じ、駆除の目的と後の利活用等についてしっかりと考える必要があると感じました。
 そのような事を考え続けていくうちに、本地域における経済活性化の既存資源として上手に活用することができるのではないかと思い、第2回大会より運営する側に参加させて頂くこととなりました。
 まずは、駆除から食用としての活用を考え、地域で食堂を経営されていた団体と協議を重ねるとともに、本活動へ協力していただき、「経済魚活用研究会」を設立しました。団体名のネーミングは、ブラックバスは名前だけで厄介者扱いされるというイメージの悪さを払拭し、経済活動の役に立つ魚として認知して頂くという意味合いも込められています。
 設立後は、地域の理解を得ながら、2回、3回、4回とバス釣り大会を継続しております。大会では参加者の方にマナー向上を促すとともに、大会参加費の一部を漁協に寄付し、アユやヤマメの放流用稚魚の購入費に充てて頂いたり、大会のお土産として地域の農産物を参加費から購入したりと、バス釣り大会を通じて地域へお金を落とす仕組みづくりや、釣人と地域住民(主催・共催団体)との交流が増えていくことで、地域でバスフィッシングへの理解を示す方が増えてきました。フィールドを有する地域において、目に見えるかたちでお金が落ち、大会参加者が外来生物法の厳守やマナーの向上について、明確に理解し行動に移す姿が地域住民に好印象を与えていると考えられます。
 また、ブラックバスの食用検討では、大会の昼食にブラックバスを使ったお弁当を提供し、参加者の方に食していただくなど、ブラックバスの多角的な活用を持続的に進めています。

2.今後の展望

 しかしながら、地域の飲料水として大切な役目を負う当該ダム湖は、普段は釣り禁止とされているにも関わらず、設置された釣り禁止看板を抜き捨てた上で釣りを行ったり、注意された住民へ罵倒するような発言を行う釣人など、まだまだ一部のマナーを守れない釣人もいるため、バスフィッシング界全体でマナー向上とフィールドの保全について考えていかなくては近い将来、バス釣りのできるフィールドは消え去るのではないかという危機感を強く抱いています。
 この「山の口ダム バス釣り大会」の開催については、普段は釣り禁止となっているも、開催時には住民からの苦情も無く、地域一丸で取り組んでいます。このまま地区住民に受け入れられるのであれば、バスフィッシング振興の成功例になると感じています。
 将来的には、萩市の他のダムにもこの活動を横展開し、更なる地域振興、地域活性化と釣り人のマナー向上により、開かれたフィールドの整備について活動していきたいと考えています。



2018/5/2

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