サイト・ビー by Basser
バサーをつなぐウェブメディア

JB TOP50七色貯水池戦の行方は? :第3回

各日安定して4㎏超。青木大介のムシパターン

Basser編集部=写真と文
jb-p9-4
いよいよ明日から始まるJB TOP50七色貯水池戦。
濁りが少なければサイトフィッシングがカギを握る試合になる可能性が高い。
昨年の試合も優勝した小森嗣彦選手と準優勝の青木大介選手がサイト合戦を繰り広げた。
第3回は、青木選手が実践していたムシパターンを紹介したい。


この記事はBasser2016年10月号に掲載したものを再編集しています。

技術と経験値で他選手の上をいく青木選手のムシ


 2016年の七色貯水池戦で優勝した小森嗣彦選手を怒涛の勢いで追い上げた青木大介選手のメインパターンもサイトフィッシングだった。小森選手が「サイト戦になれば絶対に青木大介が来る」と予想していたとおり、青木選手は3日間すべて4㎏超のウエイトを持ち込む安定した強さを見せた。

jb-p3-2 初日4390gの青木選手は2日目に単日トップウエイト(4305g)を出し、初日に7㎏超をウエインしていた小森選手との差を2460gにまで詰めた。最終日も4010gを持ち込んだが追いつくことはかなわなかった

 そんな青木選手が1㎏を超えるキッカーの多くを獲ったのがムシパターンだった。バスを見つけたら魚の進行方向前方にある枝にラインを掛けてムシ系ルアーで水面を叩いてバイトを誘う。このチョウチン釣りは今やトーナメントアングラーだけに限らず広く浸透しているテクニックであり、この試合でも多くのアングラーが実践していたが、青木選手は技術と経験値で上をいっていた。

 最もわかりやすいのはキャスティングスキルやフッキング率の高さだろう。そのほか、バスの個性とテンションに対応する引き出しの多さも差をつけることができた要因のひとつだった。

 たとえばバスが水面のムシ系ルアーを気にはしているが、寄ってきそうで寄ってこない、見ているようで見ていない微妙なとき。青木選手はムシ系ルアーが水面を叩く頻度を下げ、水面から離れたところまでルアーを持ち上げて落としていた。

「警戒しているからルアーを水に入れすぎると見切る。高いところからルアーを落すと着水の音が大きめになるからバスはルアーに気付くけど、直後にルアーがよく見えなくなる。焦らせばバイトまで持ち込めるかもしれない」

 ここに挙げたのはあくまでごく一例。青木選手はルアーセレクトやラインを掛ける枝の選別、ルアーとバスの距離の決定、アクションストロークなど、あらゆる要素に対して個別のバスに合わせた丁寧な調整を行なっていたのである。

青木選手のメインルアー jb-p3-5 左上/シェイクシャッド3inムシチューン+T・N・Sオフセット#4
シェイクシャッド3inのテール部をカットしラバーを刺したもの。バンク沿いをクルーズする見えバスに対して使用
右上/1.3gダウンショットリグ(フーラ2.5inD・A・Sオフセット#4
キーパーパターンに使用したロングリーダーダウンショットリグ
下/Dスパイカー3/8oz
土砂降りに見舞われた2日目、西ノ川で使用しナイスキーパーをキャッチ



 さらに、青木選手は2017年の七色貯水池戦を占ううえで無視できない結果を今年も残している。6月2日~4日に開催された弥栄湖戦での優勝である。すでに報道されているようにウイニングパターンはムシ系ルアーでのサイトフィッシング。Basserの取材チームは3日間完全密着し、一部始終を見届けることに成功した。詳細はBasser2017年8月号の11ページにわたるレポートをご覧いただきたいが、青木選手がサイトを実践するにあたり重視していたことをここでも少し紹介したい。

 それは「自分のなかでベストなタイミングで100%の位置にキャストが決まらない限り、バスにルアーは見せない」という青木選手の言葉にある。実際、バスを見つけキャストに及んでも”100%の位置”に入らないと判断して、ルアーが空中にあるうちに回収して投げ直す場面が幾度もあった。この言葉からは、青木大介という選手が見えバスに口を使わせる術をいかに熟知しているのかが見て取れる。七色貯水池でもそのサイトフィッシングのスキルをいかんなく発揮するだろう。
  
 
hyo1

 Basser2017年8月号ではJB TOP50第2戦での青木大介選手密着記事に加え、巻頭では「第9回 オカッパリAllstar Classic」の模様を詳細にレポート。伊豫部健さん、内山幸也さん、木村建太さん、松下雅幸さん、水野浩聡さんが長良川、大江川、五三川を舞台に火花を散らします。バズベイト、フロッグなどの表層系ルアーにグッドサイズのバスが次々と飛び出し、勝負は驚愕のウエイトで結末を迎えます。競技経過のほかにも、各選手の勝負ルアーやテクニックの紹介、そしてフィールドのポイントマップなど見どころが満載です。


  
 

 

JB TOP 50を戦う青木大介さんに完全密着したDVDシリーズ第9弾。2016年第3戦の舞台は三重県の七色貯水池。クリアウォーターのリザーバーを得意とする青木はサイトフィッシングを軸に怒涛のラッシュを魅せる。

 

SERIOUS 9 2016 JB TOP50参戦記 3rd & 4th STAGE編
DVD-160分


 

日本屈指のデカバス釣り場を地元ガイド・山岡計文が誌上ナビゲート!

 

池原貯水池 七色貯水池 津風呂湖バス釣り大明解MAP














2017/7/6

最新号 2018年1月号

2017年を締めくくるバスとの出会いは「中層で」  もうすぐ冬の入り口、12月。年内最後のバスを釣るためのカギは「中層」にありました。  特集の冒頭では、山岡計文さんが「バスはボトムにいない。だから私はボトムを釣らない」と、自身の経験に基づく「ボトム否定論」を展開。  さらに北大祐さんはディープクランク、平川皓也さんはジャークベイト、川村光大郎さんはラバージグ、伊藤巧さんはネコリグと、4者4様の中層攻略テクニックを公開します。  台風の影響でワンデイ戦となったJBTOP50最終戦では、青木大介さんに密着取材。年間タイトルに王手をかけながらも正午までノーフィッシュ。吐き気をこらえ、苦しみ抜いた戦いの記録は必見です。そして後日のインタビューでは「驚きの展望」が語られます。  また、この霞ヶ浦戦を勝った関和学さんのパターンを追加取材を行なって詳報。ベイトフィッシュに着目した、消波ブロック帯の「中層」を釣る技は必見!! 寒い季節の一尾に繋がるヒントが盛りだくさんです。
[ 詳細はこちらから ]

オンライン書店Fujisan.co.jp

Basser最新号を、毎号、発売日当日までにお手元にお届けいたします。 (地域や交通事情によって発売日より遅れて届くことがございます。予めご了承ください。) 送料は全国無料。印刷版、デジタル版共に1冊から定期購読がはじめられます。 店頭で売り切れてしまったり、忙しくて買いそびれる、という心配もありません。
定期購読をお申し込みいただくと、デジタル版の最新号からバックナンバーまで約1年分が無料で読めます。

[ 定期購読はこちらから ]

 

NOW LOADING