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平川征利×相模湖 ナチュラルに食わせるノーシンカーリグスローフォール

夏のハイプレッシャーレイクはカバーを味方につけるべし :第3回

Basser編集部=写真と文
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夏の相模湖はなかなか手ごわい。
高水温に加えてハイプレッシャーで貧果に泣くことも。
そんな相模湖でいつも好釣果を叩き出している平川征利さんに、釣果を伸ばす方法を教えてもらった。
第3回はスローフォールで口を使わせるためのノーシンカーリグと、エリアの見極め方を紹介する。


平川征利(ひらかわ・まさとし)
1970年生まれ。神奈川県・相模湖をホームグランドにするロコアングラー。日相園が主催するトーナメント、日相CUPでは2014年第1戦、2013年第3戦、2012年第3戦、2011年の第4戦とクラシック戦、2010年の第5、6戦とクラシック戦で優勝。2011年と2013年に年間ランキング1位を獲得。タックルアイランドトーナメントでは2006年から2010年まで5年連続年間優勝。あまりに釣りまくるため、温厚な人柄にもかかわらずデビル平川と呼ばれている。パワーフィネスタックルで扱うデビルジグの開発者。

この記事はBasser2014年10月号に掲載したものを再編集しています。


スローフォールでナチュラルに誘う


 前回までデビルジグのシェイクや表層を横の動きで誘う釣りを紹介してきたが、そういった釣りで反応がないとき、スローなフォールが有効なときがあると平川さんは言う。使用するワームは2inヤマセンコー。夏の相模湖ではカバー周りに3~4㎝の小さなベイトフィッシュが群れる光景が見られる。2inはそのベイトにサイズを近づけるための選択だ。

 使い方はカバー周りでのフリーフォール。スモールワームとライトラインの組み合わせなので、ラインテンションをゆるゆるにしてフォールさせる。ロッドにアタリは出ないので引き込まれるラインを目視してバイトをとる。

 カバー周りをねらうため、フックはオフセットフックを使うのが基本だ。しかし、バスの警戒心が強いときは、ワームの下面に突きだしているフックのシルエットを見破ってバイトしないときがあると平川さんは感じている。そこで、バスがシビアなときはマスバリを通し刺しして使用する。根掛かりのリスクは高まるものの、こうすることでバイトが得やすくなるという。

 ただ、オフセットフックを使用していてもライトラインゆえにカバーへのプレゼンテーションは細心の注意が必要だ。とくにマスバリ使用時は高度なキャストスキルが要求される。根掛かりを減らし、バスを確実にランディングするためにキャスト精度を高めてチャレンジしたい。

12b 2inヤマセンコー(ゲーリーインターナショナル)
+ワーム328スラスト#4(上)またはワーム321ファインカスタム#6(下)(がまかつ)

ロッド:イントルーダーIRS-69XLS(バレーヒル)
リール:コンプレックスCI4 F3 2000HGS(シマノ)
ライン:FCスナイパー2.5Lb(サンライン)


12a 境川にて2inヤマセンコーのノーシンカーフォールにヒット。枝などに遮られず、一直線にカバーの奥まで入れられるコースを見極めて正確にキャストする。根掛かりを抑え、バスをスムーズにランディングするために必要な技術だ

12c 用水路の吐き出しで土管の奥にゴミが溜まっているスポットで2inヤマセンコーのフォーリングがバスをもたらした。土管のようにデビルジグを引っかけにくく、カバーと水面の間にスペースがあるところはナチュラルなスローフォールが有効だった

14 バスが浮き気味でないときは、ジグヘッドで中層からボトムをねらう釣りがバックアップとして有効だ。水深のあるカバー際をミッドストローリングさせたりエビをイメージしてボトムをズル引いたりするのも効果的。キッズジャコビー(バレーヒル)は、オリジナルよりボディー素材がソフトでシェイクやスイミングでいいアクションが出る

有望なエリアの見極め方


 最後に、これまで紹介してきた釣り方でねらうべき、有望なスポットの見極め方を教えてもらったので紹介しよう。

 夏のリザーバーでは水通しのよいエリアのなかから絞り込んでいくのがセオリー。平川さんが一般論として挙げてくれたのは、バックウォーターや川筋が大きくカーブしているエリア、湖岸が狭まっているエリア、岬周りなど、いずれもカレントが利きやすいエリアだ。

 レイク全体をマクロな目で見て、カレントが利きやすいエリアに見当をつけたら、その近辺でバスがつくスポットを探す。平川さんがおもにねらうのは係留船や、浮きゴミ、桟橋などのフローティングカバーと、ベジテーション、レイダウンやオーバーハングのようなカバーだ。直下にシェードを形成するこれらのカバーには、ベイトフィッシュを捕食するために待ち伏せしているバスがサスペンドしていることが多い。カバーの中では人的プレッシャーが軽減され、バスがより簡単に口を使う可能性が高い。なるべく沖に面していたほうが、水通しがよくベイトフィッシュが回って来ることが多いので有望だ。

 ほかにねらいたいのは傾斜のゆるい岸際や沖へ張り出したフラット。こうしたスポットではベイトフィッシュを追い詰めてフィーディングすることが多い。水面でベイトフィッシュが追い回されているときはもちろん、そうでないときもねらってみる価値がある。

 

●相模湖
神奈川県北東部に位置するリザーバー。中央自動車道で首都圏からのアクセスが良好なうえ、大ものの実績も多数あり多くのアングラーで賑わう。ボートの場合、境橋より上流はエンジンの使用不可。桂川橋より上流はボート侵入禁止なので注意

取材でお世話になった「日相園」 02 神奈川県相模原市緑区日連754
http://www.nissouen.com
相模湖の中流域、桂川と秋山川の合流点付近に位置するレンタルボート店。ローボートが3000円から、アルミボートは6500円からレンタルできる。ログコテージも併設されており、宿泊やバーベキューなども楽しめる


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タックル2本のバスフィッシング

著者:青木 大介

  
 

 

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最新号 2019年11月号

11th オカッパリオールスター
ザ・チャンピオンシップ

 過去4年間の「オカッパリオールスター・ザ・キャノンボール」の勝者である川村光大郎さん(2015年)、山木一人さん(2016年)、松下雅幸さん(2017年)、早野剛史さん(2018年)を招いてチャンピオンシップを開催。その模様をレポートしています。
 競技エリアは広大! 東は霞ヶ浦水系、西は富士五湖や芦ノ湖という12のフィールドが設定されており、2日間の競技で選手はこれらのなかから2ヵ所以上のフィールドで釣果をあげなければならいというルール(いわゆるキャノンボール・フォーマット)。
 4人のテクニックや、喜怒哀楽、まさかのハプニングなども見ものですが、「限られた時間内で、最大の釣果を上げるためには、どのようなフィールドをどのタイミングで、どのように釣ればいいのか」また「手堅い釣りをしたいとき、リスクを取ってでもデカいバスをねらいたいときはどうするのか」といった各選手のねらいと動き方にも注目です。私たちが週末の釣行で「どのフィールドに行こうかな? 何をしようかな?」ということを考えるうえで、4選手の考えは大きなヒントになるはずです。
 もちろん、国内外のトーナメントレポートも充実しています。日本ではJB TOP50やW.B.S.、TBC、H-1グランプリなどがシリーズの折り返し点~終盤に差し掛かってますます盛り上がってきました。海の向こうに目を向ければ、大注目のB.A.S.S.セントラルオープン最終戦(速報)や、B.A.S.S.エリートシリーズとBPTのレポート(詳報)など、アメリカのトーナメント事情も網羅。『Basser』だけの内容が濃く詰まった一冊になっています。
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