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羽生和人さんに訊く、真夏の亀山湖攻略法 :第1回

表層ピクピクで誘う「酸欠ワカサギパターン」

Basser編集部=写真と文
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7月も中旬に突入し、関東では連日猛暑日が記録されている。
いよいよ本格的にサマーパターンが始まろうとしている。
亀山湖でプロガイドを営む羽生和人さんによれば、同湖では、減水が進み水温が30℃を超す時期でもトップウォーターで一日数十尾というかため釣りが可能だという。
なかでも有望なのは表層の釣りで、「キーはベイトの種類と動き」と羽生さん。
今回はベイトの種類別に効果的な釣り方を教えてもらった。
第1回は、亀山湖でメジャーなベイトフィッシュであるワカサギ絡みの釣り方だ。


この記事はBasser2016年10月号に掲載したものを再編集しています。


解説=羽生和人(はぶ・かずひと)
1982年生まれ。東京都出身。ヒューマンフィッシングカレッジを卒業。エンジンのプロスタッフとして活躍している。小森嗣彦さんを師として、亀山湖で腕を磨いた。ガイドではゲストに50尾以上釣らせることも

亀山湖の釣りはベイトありき!


 7つのレンタルボート店が存在し、時にはそのボートがすべて出払ってしまうほどの人気リザーバーが亀山湖だ。関東一円からのアクセスのよさに加え、その魚影の多さとシチュエーションの豊富さから訪れるアングラーが後を絶たない。当然フィッシングプレッシャーは高いが、なかには一日数十尾のバスを手にする手練れもいる。この記事の主役である羽生さんもそのひとりだ。亀山湖で手堅く数を釣り、あわよくばサイズのよいバスを手にするにはどうすればいいのか、羽生さんに聞いてみた。

「6~8月に関してはあらゆる魚が浮き気味になりますし、ムシも多いので表層の釣りがとくに有効です。たとえば今回紹介する『酸欠ワカサギパターン』は、ハマると数十尾釣るのも可能ですし、日中になればムシパターンが威力を発揮します。真夏になって湖が減水すると、沖の立木には良型のバスがサスペンドするので、それをギル系ルアーで誘い出すのも面白いです。まずは難しく考えずに、何を食べているバスをねらうのか。そしてそのベイトはどこにいるのか、ということを意識して釣りをしてみてください」

02 夏の亀山湖はご覧の混雑ぶり。それでも多くの人がバスを手にできるのがこのレイクの魅力。もちろん人が多くても、ベイトが表層付近にいれば水面の釣りはしっかりと機能する

ベイト別表層攻略方法
①ワカサギ

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 亀山バスの大好物。一年を通じてバスの捕食対象となる。カバーに依存する魚ではないので、ポジションは沖目。夏は水通しのよい岬周辺や川幅がチョークしてカレントが発生しやすい地形に集まることが多い。これはバスにも共通のことが言える。夏の亀山湖でとくに有効なのが「酸欠ワカサギパターン」だ。お盆ごろがもっとも熱い釣りで、水温が30℃を超えて水面にアオコが発生してきたらチャンス。酸欠状態になったワカサギが水面近くを漂い、それを捕食するボイルがそこかしこで発生する。釣り人にとってもテンションが上がる光景だ。だがこのワカサギ食いのバスがなかなか厄介で、ルアーを本当によく見ている。少しでも「うさんくさい」アクションを感じとったら口を使ってくれないのだ。その理由から、水面のアオコが濃いほどバスを騙しやすく、バイトが増えるという。羽生さんは、自身がプロデュースした「ライク」をこの釣りに用いる。

 ワカサギに限ったことではないが、夏の減水時は沖目にポジショニングしていたあらゆるベイトフィッシュが、水位の上昇とともにシャローへ差してくる。そのベイトの動きを正確にとらえて釣りをすることがとても重要だ。

15 ライク3in(エンジン)
ロッド●スペルバウンドコアSCS-65-1/2UL/L-ST(エンジン)
リール●イグジストスティーズカスタム2506(ダイワ)+ファンネル(オフィスZPI)
ライン●アジングPE0.4号(ラインシステム)+グランドマックス4Lb(シーガー)


17 ライク2.5in(エンジン)
ロッド●スペルバウンドコアSCS-60-1/2UL-ST(エンジン)
リール●イグジスト2003FH(ダイワ)+ファンネル(オフィスZPI)
ライン●ストラテジックフィネス2.5Lb(ジーセブン)



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 「ライク」は2モデルともソルトインで飛距離が稼げ、バスがくわえたワームを離しづらい。3inモデルはワッキー仕様で表層で使う。キモは「遠くから、細かい波動を出しつつ、沈めずに誘うこと」。ラインスラックを叩くようにシェイクし、細かい波紋を出して水面で死にかけのワカサギを演出するのだ。なるべくルアーが手前に寄ってこないように一点でのシェイクを心掛けること。羽生さんはリアグリップをヒジに当ててシェイクを行なっていた。この釣りではワームが水中に沈むと見切られてしまうため、常にロッドを縦さばきでアクションさせる。

 「ライク3in」は充分な浮力を持たせるため、ボディー内部に大き目のエアホールを内蔵しているが、使用するうちにどうしてもフックの穴から浸水してきてしまうので、こまめに水を出しながら使用する。それでもすぐに沈んでしまうようならワームを新しい物に交換する。「ライク2.5in」は水面直下を素早い動きで誘うモデル。よってこちらはソリッドボディー。ルアーを水中に沈めて誘ううえ、見切られないようにトゥイッチするため、ラインも2.5Lbと極細だ。ワカサギの状態やバスの反応を見て、この2モデルを使い分けたい。

05 03 取材当日の朝イチに入った松下ボート沖の馬の背エリア。水温は28℃台でアオコも浮いておらず、酸欠ワカサギパターンには厳しい状況だったが、「ライク3in」の表層ピクピクで連続キャッチ



  
 
 Basser2017年8月号ではJB TOP50第2戦を制した青木大介さんに3日間完全密着。サイトフィッシングの名手たちがしのぎを削った弥栄湖で、青木さんのチョウチンが他を圧倒した理由とは? 
 巻頭特集は「第9回 オカッパリAllstar Classic」。伊豫部健さん、内山幸也さん、木村建太さん、松下雅幸さん、水野浩聡さんが長良川、大江川、五三川を舞台に火花を散らします。バズベイト、フロッグなどの表層系ルアーにグッドサイズのバスが次々と飛び出し、勝負は驚愕のウエイトで結末を迎えます。競技経過のほかにも、各選手の勝負ルアーやテクニックの紹介、そしてフィールドのポイントマップなど見どころが満載です。


  
 

 

関東を代表する人気フィールドをケーススタディーとして”流れ”を徹底解説!亀山湖編ではリザーバー特有の入り組んだ地形から生まれる流れの変化とカバーを利用してグッドサイズをキャッチ!

 

TAKUMISM(タクミズム)

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亀山湖と高滝湖の超詳細ガイドブック。
ストラクチャーや等深線、過去の実績ポイントはもちろん、50㎝アップの実績場所やスクールがよく見られるピンスポットもマップ内に表記。

 

亀山湖 高滝湖バス釣り大明解MAP

  
 

2017/7/10

最新号 2017年10月号

夏から秋へ。難しい季節の変わり目を釣るためのロジック&テクニックが満載の一冊です。  巻頭の「オカッパリで行こう!」では、関和学さんがオカッパリへの熱い思いを語っています。連載100回を記念した50cmアップチャレンジは達成できるのでしょうか。  伊豫部健さんは今春にノーフィッシュの悔しさを味わった牛久沼にリベンジ釣行。水温、流れ、ベイトなどをキーワードに、伊豫部さんらしい釣りでリベンジに成功します。  田辺哲男さんは高水温期のメタルゲームを実践。メタルルアーの活躍の場は決して冬だけでないことを、自身の関東レコードフィッシュキャッチという結果で証明してくれます。  また、ケビン・バンダムがB.A.S.S.エリートシリーズの試合を制したテクニック「スパイベイティング」を西島高志さんが、9ft6inの超ロングロッドによるパンチング&ディープクランキングを松下雅幸さんが解説しています。  Basser ALLSTAR CLASSICの最後の出場枠をかけた「THE WILD CARD」なども見逃せません。本戦への切符を勝ち取ったのはいったい誰なのかに注目です。
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