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山岡計文さんが解説するリザーバーの春バス :第2回

プレッシャーでバスをビビらせない釣り方【3~4月】

Basser編集部=写真と文
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Basser2013年4月号の特集「バス目覚める春の行動学」では、フィールドタイプによって異なるバスの動線と習性を解説する記事を掲載しました。
前回に引き続き、その特集からJB TOP50戦を例に山岡計文選手に春のリザーバーで気をつけるべき点を解説してもらった記事を紹介します。


フィッシングプレッシャーと「ピクピク」


 「前回、春のバスは寝起きでぼーっとしてるような状態だと言いましたが、だからこそ突然プレッシャーがかかると思いっきりビックリして、ぜんぜん釣れなくなったりもするんです」と山岡計文さんは話す。

「とくにデカい魚は、バカじゃないから大きくなれたわけで、ビビり度も高い。ヤツらにとって、春に聞く船外機とかエレキの音は、起き抜けに火災報知器が鳴るようなもんなんですよ、きっと。ぼーっとしてたからよりビビる。逆に言えば、そういうところに気を遣う効果は大きいです。目的のスポットにそーっと近づいたり、直前までほかの選手が釣りをしていたような場所なら、核心部をブロックしつつ、その周辺でしばらく時間をつぶして場を休ませたり。あとは釣り方ですね。さめうら湖の試合では、本番ではサイトでミドストが効きましたけど、本当であれば水面でピクピクしたほうがデカい魚の反応はいいんです。ラインを水に浸けなくて済むので」

256-yamaoka05 薄皮(コーティング)を剥いたスーパーシャッドシェイプワーム4inのノーシンカー・ワッキーリグ。さめうら湖戦では多数のバスを水面に急浮上させたが、バイト直前に急停止するバスもいた……

256-yamaoka01 スーパーリビングフィッシュ(ティムコ)
バスの浮き方ひとつで、水に触れもせずに温度がわかる男・山岡計文が手掛けたピクピク用ソフトベイト(ミドストにも対応)。勝ったさめうら湖戦で、スーパーシャッドシェイプワーム4inのピクピクに急浮上・急停止したバスが多数いたことが、開発のキッカケ


 山岡によれば、プレッシャーがかかってしまったバスにとって、ルアーに口を使うのを躊躇させる1番の原因は「ラインの存在」だという。2番目が「フックの存在」で、3番目は「ワームの不自然さ」だ。

 ワッキー掛けしたノーシンカーワームに、ラインを通じて細かいシェイクの振動を伝え、ピクピク震わせて水面に波紋を広げるテクニックは、ミドストと並ぶ山岡の十八番。2012年夏の七色貯水池で取材したときは、この技でグッドサイズを連発し、最大魚はなんと57cmだった。

256-yamaoka06 七色貯水池の取材で、ワッキーワーム6inのピクピクで手にした57cm! 時に高比重ワームを無理やりピクピクさせる(水面下へ強めの波動を叩き込む)のが効くことを教えてもらった

 ピクピクの利点は、山岡が言うとおりバスにもっとも違和感を与えてしまうラインをほとんど水に浸けずに済むことで、その存在をバスから隠せるということだ。

「池原の場合、水温10℃を目安にその前後の段階では、まだバスのポジションが水深3~8mと深いのでミドストがメイン。14、5℃になってバスがもっとレンジを上げてきたら、時期的に釣り人が増えてプレッシャーも高くなってくるのでピクピクへの反応がよくなります。さめうら湖のときは……、何℃だったんですかね? バスの浮き方からして14℃くらいだったと思うんですけど、直前プラから試合が終わるまで1回も魚探のスイッチを入れなかった(たしかに入っていなかった)のでわかりません(笑)」

 JBのウェブサイトで確認したところ、試合時のさめうら湖の水温は14℃だった(!!)。春のダム湖は、一度究めれば水温計も要らなくなるのか……。



 Basser4月号では、三寒四温と言われる悩ましい早春を釣るヒントを数多く紹介。相模湖をモデルケースとして季節に応じたリザーバーの釣りを並木敏成さんが解説する「リザーバー・マネジメント」では、パワーフィネスで2㎏オーバーのビッグバスが飛び出しました。この魚にたどりつくまでに並木さんが気づいたわずかなヒントとは?



  
 

 

JB TOP50で戦う青木大介選手に密着したDVDシリーズ。本作では2016年シーズンの第1、2戦を収録。4月に開催された第1戦さめうら湖では、小野俊郎選手にも同船。ふたりの春のリザーバーでの戦い方を要チェック!

 

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