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パワーフィネス用スモラバに“イモ”が必要な理由 :第1回

草深幸範のイモ偏愛主義 なぜイモなのか

Basser編集部=写真と文、ボトムアップ株式会社=撮影協力
kusabuka01a 草深幸範さんは、ガードが硬めでスリ抜けのよい45度アイのアーキーヘッドタイプである「パワーフィネスジグSS」(ダイワ)にイモ系トレーラーをセット。これにヘビータックルを合わせれば、ほとんどのカバーに臆せず打ち込むことができる

 パワーフィネススタイルの名手である草深幸範さんが、ヘビーカバーに撃ちこむスモラバにセットするトレーラーは100%「イモ」なのだという。バスの興味を引きそうなレッグやテールがないワームの塊をあえて使う理由とは?

この記事はBasser2018年3月号でも読むことができます

わずかなすき間を射抜くためのイモ+スモラバ


「パワーフィネス(以下PF)」という概念や釣り自体は15年ほど前に紹介された。現在はミディアムヘビー~ヘビーアクションのロッドに1.5~2号のPEラインを合わせるというスタイルが多くみられる。

 よく用いられるルアーのひとつがスモラバだ。そして今回取材した草深幸範さんをはじめ、斉藤真也さん、鶴岡克芳さん、伊藤巧さんなど、とくに房総リザーバーでこの釣りを身に付けた手練れたちはトレーラーにイモ系のワームを多用する。

 お世辞にもスモラバの食わせ力を高めるとは思えないイモ系トレーラーをなぜあえて使うのか。

「PFを使う理由を考えれば答えが見えてきます。僕がPFを使うシチュエーションは、ほとんどがヘビーカバー。やわなカバータックルやベイトフィネスではとうてい撃ち込めないようなブッシュの最奥にルアーを届け、中層シェイクで食わせます。スモラバのようにコンパクトなルアーをバックラッシュの心配がないスピニングタックルでスピーディーかつ低弾道で飛ばし、ヘビーなタックルでバスを引きずり出す。これはPFでなければできないことです」と草深さんは言う。

kusabuka02 草深さんがPFで対峙するのはこのようなヘビーカバー。この最奥にルアーを届けるには、コンパクトなスモラバとバックラッシュが起きないスピニングタックルの組み合わせが不可欠

 つまり、草深さんにとってPFは、食わせることよりもまず「ルアーをカバーにぶち込む」ことが優先される。枝などにルアーを当てずに飛ばし、わずかなすき間から着水させるためには、アームやレッグなどのパーツがない、イモ系のトレーラーをセットしたスモラバが最も有利というワケだ。

kusabuka03 2017年3月上旬、千葉県豊英湖での釣果。パワーフィネスジグSS+ガルプ! アライブバルキーホッグをカットしたトレーラーの組み合わせで、傷ひとつないビッグフィッシュをカバーから引きずり出した



  
 
 
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