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関和学 オカッパリでのダウンショットリグ活用法 :第1回

1999年JBワールド北浦戦でヘビダンを使った理由

関和学=文
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各種リグのなかでもっとも汎用性が高いのがダウンショットリグだ。
そんなリグなのに苦手というアングラーにこそ今回の内容をオススメしたい。
関和学さんが「ある日突然“オカッパリ・ヘビダン”が上手くなる!」方法を紹介する。
第1回は、オカッパリでの具体的な操作法などの前に、関和さんのヘビダンがウイニングパターンになった過去のトーナメントを振り返り、そのメリットを解説してもらった。


この記事は2015年7月号に掲載された「オカッパリで行こう! 第85歩」を再編集しています。

オモツネ(重い常吉リグ)


 JB TOP50がまだワールドシリーズという名前だったころの話。僕はその1999年の第2戦・北浦を、80㎝のロングリーダーを組んだ3/8~1/2ozのヘビーダウンショットリグで勝った。ねらっていたのは「高さがあるオダのてっぺんにサスペンドするバス」。具体的には、水深3mに沈められた、高さ50cm~1m弱のオダについているバスを釣りたくてこのリグを選んだ。使ったソフトベイトは、エアーをホールドする構造を備えたヤフーだった。

img_1418a 当時のBasser1999年8月号でレポートされたワールドシリーズ第2戦。30秒以上シンカーを動かさないロングステイがストロングパターンとなった

 その当時、村上晴彦さんが広めた常吉リグはすでにトーナメントアングラーにも浸透していて、JBやW.B.S.で霞ヶ浦を釣る人たちの間では、そのヘビーシンカーバージョンが「オモツネ(重い常吉リグ)」と呼ばれ広まりつつあった。

 けれど、北浦戦のプラに入る前の僕も含めてほとんどのアングラーは、オモツネにヘビキャロ以上のポテンシャルを感じてはいなかったと思う。そのころは魚がよく釣れていたので、「線の釣り」で広範囲を速く探れるヘビキャロのほうが時代に合っていたのだ。

283_sekiwa-002 オカッパリではこんなシチュエーションをねらうのにダウンショットリグが適している。杭を撃って根もとにシンカーをステイ。ソフトベイトは杭に沿って中層に浮いた状態になる。着水点からほぼ真下にフォールしてくれるのもダウンショットの大きな特徴

 そんななかで僕はオモツネのどこにメリットを見出したのか。現在もそうであるように、北浦や霞ヶ浦の試合ではショアラインを釣ることがメインになる。だから、「それ以外の何か」を僕は探すことにした。

 北浦でオフショアの定番ストラクチャーといえばオダだ。そのころのオダ攻略は、「スピナーベイトのスローローリング」「スプリットショットのカーブフォーリング」「フットボールジグのスイミング」に代表されるように、やはり「線の釣り」が主だった。スポットを釣るのに、「線の釣り」は効率が低い。「点の釣り」をしたい。けれど、北浦は荒れることが多いフィールドだ。強風、うねる湖面、上下するボート、そういう状況でソフトベイトを中層の一点に止め置くには……、オモツネが最適だったのである。

 ただし、その釣りを実行するには重いシンカーを使う必要があり、重いシンカーには大きくてオダに根掛かりしやすいというデメリットがあった。そこで僕が使ったのが、当時ジップベイツから新発売されたばかりのMZ-19というシンカーだった。MZ-19は比重19のタングステンシンカーで、この比重は現在でも世界最高=同重量なら最小サイズである。そのメリットに気づくどころか、タングステンシンカーの存在すら知らないアングラーも少なくなかったなかで、「根掛かりしやすいオダのてっぺんにソフトベイトを浮かせておける」パターンは圧倒的だった。

283_sekiwa-001b MZ-19スーパーシンカー(製造中止/ジップベイツ)
世界初のタングステンシンカーとして発売され、その比重19はタングステン製としては今後も破られることはない高さ(純タングステンが比重19.3なので)。1999年のワールドシリーズ第2戦での優勝に大きく貢献してくれた


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