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中村哲也のビッグベイトロッド「デストロイヤー・ブラックジャングルFZ-80XBJ」

エキスパートが教えるロッド選び:第5回

中村哲也=文
 釣具店にずらっと並んだロッドの数々。そのなかから自分のやりたい釣りに最適な1本を選ぶのはなかなか難しい。今回は、エキスパートたちにそれぞれの十八番の釣りでどんなロッドを求めているのかを聞いてみました。

※この記事はBasser2016年3月号に掲載されたものを再編集しています

デストロイヤー・ブラックジャングルFZ-80XBJ(メガバス)
「メガバスバスロッド史上最強の“Z”パワー」
nakamura-2a レングス●8ft
パワー●エクストラヘビー
アクション●レギュラーファスト
適合ライン●30~50Lb
適合ルアー●10~30oz

◆中村さんのセッティング例
リール:タトゥーラHDカスタム(ダイワ)
ライン:ナスリーNウォーカードレッドライン30Lb(YGKよつあみ)


nakamura-1 中村哲也(なかむら・てつや)
●メガバスプロスタッフ。
池原貯水池、琵琶湖をホームグラウンドにし、60㎝アップのビッグバスをねらい続けるストイックなアングラー。


1㎏のペットボトルをキャスト可能なパワー


 昨今のバスフィッシングゲームのカテゴリーにすっかり定着したビッグベイトゲームならびにスイムベイトゲーム。そのさらに上をゆくマグナムベイトやジャイアントベイトといった造語まで飛び出すこのジャンルのアイテムを余すことなくカバーするロッド。

 それが今回、私が紹介するメガバス史上最高で最強のパワーフォース表記のデストロイヤー・ブラックジャングルFZ-80XBJです。

 従来のメガバスロッドの番手表記はフォースのFの後にパワーを表わす数字がくるのですが、それを超えてアルファベットの最後の文字Zが表記されています。つまり最強パワーにして終わりを意味するのです。アングラーが完全にこのロッドをコントロールすることができれば史上最強で唯一無比の1本になり、ビッグベイト&ジャイアントベイトのゲームはここに完結する……そんなロッドです。

 このロッドのコンセプトは年々巨大化するルアーへの対応。遠投性と操作性を融合させた8ftというレングス、細部までこだわったガイドバランスは極限まで負荷を掛けた状態でもブランクスにラインが干渉しないセッティングで、太いラインの抜けを徹底的に突き詰めた仕様となっており、当然ダブルガイドラッピングに仕上がっています。キャスタビリティーと操作性、そしてありあまるパワーでターゲットに一切主導権を与えないロッドです。

 ベストウエイトを700g(25oz)に設定し、テストでは1㎏オーバーのペットボトルの遠投も難なくこなしています。メガバスオーシャンのロッド、TRIGYAからフィードバックされたDNA-SLX(スクエアードレイヤードクロス)グラファイトシステムを採用し、強力なトルクと粘りのあるブランクを備えています。

 またFZの許容範囲はMAX30ozを想定しており、なおかつ超遠投でストライクゾーンを広げることも可能。バイトを弾きにくく乗せていけるブランク特性をもたせているので、バイトをロッドのパワーで自然に掛けていける仕様です。

 また、このロッドの一番のこだわりは、おおよそ50㎝もあるリアグリップの長さにあります。30ozクラスを余裕で担ぐにはどうしても譲れない長さです。このリアグリップの長さは不意のバックラッシュなどのトラブルが起きてもハンドリングしやすく、ロッドを落とすなどの事故が起きにくいというメリットもあります。

 ビッグレイクでのビックバス相手の使用を想定したコアなアングラー向けの1本で、アングラーやフィールドを選ぶ特殊なロッドです。しかし、近年では海外での需要も多く聞かれ、パイクなどにも活躍しているらしく世界のさまざまなターゲットにも対応しています。

 最後に私がFZ-80XBJを使用する代表的なアイテムの例を挙げて、このロッドのアドバンテージが具体的にどこに生きてくるのかを紹介します。

シグナル ウルトラカープ(680g)

 これはおもに魚をサーチする作業に用いるスイムベイトで、ソフトベイトの体積と存在感で魚を寄せる力を発揮します。ここでいうサーチとは、回遊系の魚を探すのではなくカバーなどの障害物に居つくバスを探すものです。このルアーの強力なアピール力を利用してバスを一旦おびきだし、バスがその障害物に戻っていくのを確認してから、時間を空けて再度食わせのフォローベイトをプレゼンテーションするという釣り方で使います。そもそもウルトラカープはFZが誕生するきっかけになったともいえるジャイアントベイトであり、これをロングキャストするために開発が始まったと言っても過言ではありません。大切なのは25ozのジャイアントベイトをロングキャストでき、遠くでバイトチャンスがあってもルアーの自重プラス魚の自重が乗った強烈なバイトを、ロッドパワーでしっかりフッキングさせられること。これこそがロッドのポテンシャルが最大限に発揮されるシチュエーションです。

◆中村さんの使用ルアー例
dsc_5713 ウルトラカープ(シグナル)
350㎜、680g


シグナル カープヘッド ボトムバンプSPL(プロトタイプ)

 プリスポーンの気難しいデカい個体のみにターゲットを絞り、12inクラスの400g前後のカープヘッドをボトムバンプさせる釣り方です。この重さのルアーをフットボールジグを扱うように軽快に素早くボトムバンプさせて使用するのですが、リアグリップの長さの恩恵で8ftのレングスの割に縦さばきの操作性がいいこのロッドのメリットが活きてきます。

メガバスI-SLIDE262T、MAGDRAFT10

 メガバスの2大ビッグベイトのハードベイトとソフトベイト。ほかのロッドの追随を許さないほどロングキャストが決まります。ロッドの弾性のみで飛ばしていけるため、ビッグベイトを扱っていることを忘れるほどです。

SPARK7&スパークシャッド5in

 アラバマ系リグにセットするソフトベイトは、バイト数は4inのスパークシャッドに軍配があるものの、サイズアップをねらうなら断然5inがオススメ。これらのベイトをセットしたヘビークラスのアラバマ系ゲームにもこのロッドは最適です。今までF10-XBJでこなしていたアイテムも近年ではFZでの使用が多く、これも1日扱っても比較的疲れないタックルセッティングのおかげです。ちなみにリグのアームは5本より7本のほうが集魚効果を期待できます。ただ、7本は手返しが悪く釣りがスローになるためピンスポット向きですね。

  
 
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