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モノの舞台裏 
デコイW-F35&V-F52

スナッグレス性能か、バラしにくさか。これからはダブルフックを使い分ける時代へ

Basser編集部=文
mono01
dsc_3448 W-F35
#1、2、4、6のサイズ展開で500円+税。#1、2は4本入り、#4、6は6本入り

V-F52
#2、4、6、8のサイズ展開で400円+税。#2が5本入り、#4が6本入り、#6、8が7本入り


「ソリッドシステム」により誕生したアイ付きタイプ


 デコイから新たにリリースされた2種類のダブルフック「V-F52」と「W-F35」。

 V-F52は一般的な形状のダブルフックだが、目を引くのがW-F35だ。縦アイが付いている見たことのない形状のダブルフックだ。 デコイブランドを取り扱う株式会社カツイチの社長である中川宗繁さんに、このフックについて話を伺った。

「W-F35はダブルフックでありながら縦アイ付きで、スプリットリングを介してルアーにセットするタイプです。フックは二本ですが、構造的にはトレブルフックに近いですね。

dsc_3442W-F35

 私の知る限りでは、このようなフックを発売したのは世界で弊社が初だと思います。このフックは製造過程がとても複雑で、『ソリッドシステム2』という弊社独自の技術により、製品化が実現しました。

 たとえばアメリカ製の一般的なトレブルフックは、ダブルフックに一本のハリを固着させることで、ひとつのフックにするのが一般的です。つまりひとつのトレブルフックを作るのに、二本の線材を用いるということです。それに対して『ソリッドシステム2』で作られるフックはアイの部分が独立しており、それに三本のフックを接着する製法です。すべてのフックが独立しているため、それぞれのフックの向きや大きさ、アイとの角度などを自由に設定でき、応用的で微細なハリづくりが可能になります。恐らく世界初である縦アイ付きのダブルフックであるW-F35は、この製法があってのものなのです」

表層系ルアーには「W-F35」ボトム系には「V-F52」が好相性


 機能面では、V-F52とW-F35にどのような違いがあるのだろうか。
dsc_3436V-F52

「一般的な形状のV-F52は、メタルバイブなどのボトム系ルアーに向いています。この手のルアーは非常に根掛かりしやすいので、フックが回転しづらくハリ先が常に上方向を向いてくれるフックが有効になるわけです。

 また、V-F52はフック同士の開き角度が80度とやや狭めに設定してあるうえ、二本のハリ先が平行に並んでいるため、バスの口に二本掛かりになってくれる可能性が高いです。しかしこのタイプのダブルフックには弱点があります。可動域が狭くややルアー本体に固定されているため、バスがヘッドシェイクなどをしたときの衝撃がモロに伝わってフックオフしてしまうのです。とくに重量のあるルアーではその傾向が顕著ですね」と中川さん。

 そんな悩みを解決してくれるのがW-F35だ。スプリットリングを用いるためフックの自由度が高く、バスのヘッドシェイクによるバラシが従来のダブルフックに比べて軽減される。フックの開き角度は100度と、V-F52に比べるとやや広め。しっかり二本掛かりをさせることよりも、とりあえずどちらか一本のフックがバスの口のどこかに引っ掛かることを優先している。スプリットリングを介すことでバラシを減らせるからこその設計だ。

 ボトムでの障害物回避性能はV-F52に譲るが、水面まで伸びた薄めのウイードや、倒れたアシ程度であれば躱してきてくれるので、ライトカバーに絡めて使うトップウォータールアーなどにオススメだ。

「ダブルフックを選ぶときのコツは、もともとルアーに標準装備されているトレブルフックよりもワンランクかツーランク大き目のものを選ぶことです。フックが一本少ない分そうしたほうがウエイトバランスを取れますし、フッキング率も上がります。ただし、前後のフックが絡みやすくなってしまう場合があるので、そこは注意してサイズを選んでください」

■問合先 カツイチ 
http://www.katsuichi.co.jp

2018/7/5

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最新号 2019年6月号

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たとえば、近年の学校では「友だち同士で水辺に近づかない」と教育されます。つまり、大人たちが積極的に水辺に連れ出さないかぎり、子どもたちが自分から釣りに親しむようになることはほとんどありません。
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