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タトゥーラSV TW
2017年発売の注目リールたち

2万円台で体感できる「SV×TWS」の相乗効果

Basser編集部=文
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スキッピングが簡単にできる!?


 2017年発売のダイワリールでとくに注目されているのが「タトゥーラSV TW」だ。その理由はなんといっても「SV(ストレスフリーバーサタイル)」と「TWS(Tウイングシステム)」というダイワが誇る2大技術が、定価2万円台中盤のリールに搭載されるという点にある。「SV×TWS」は、軽量~重量級のルアーを幅広く扱える「SVスプール」と、レベルワインダー部でのラインの摩擦を軽減する「TWS」の組み合わせにより「ブレーキはかかっている(バックラッシュがしづらい)のに、ルアーが失速しない」という理想の状態を生むシステム。これまではダイワのフラッグシップモデルである「スティーズSV TW」と中堅機種の「ジリオンSVTW」のみに採用されていたものだ。

tatula_sv_tw_63r タトゥーラSV TW
ギヤ比:6.3:1、7.3:1、8.1:1
最大ドラグ力:5kg
自重:200g
スプール径:33㎜
ハンドル長:直径80㎜
糸巻量:16Lb = 40~80m
税抜価格:2万5900円


 では「タトゥーラSV TW」はどのようなリールなのか。ダイワのプロスタッフである内山幸也さんに話を聞いた。

「このリールはとにかくトラブルが起きづらい。具体的にいえば、スキッピングすら簡単にできてしまうということです。僕はフロッグの釣りが大好きなので、ガイドのお客さんも『フロッグの釣りを覚えたい』という方が多いです。そのときお客さんにもっとも手っ取り早くフロッグの釣りを上達してもらう方法が「SV×TWS」のリールを使ってもらうことです。琵琶湖ならまだしも、霞个浦水系などのフロッグゲームはキャスティングありき。よりオーバーハングの奥に、よりアシのポケットのピンポイントにフロッグを投げ込めなければバイトが出ません。

 たとえば、スキッピングをする際は『思いっきりロッドを振り抜く』ということが重要です。水との接触でルアーの勢いが落ちてしまうとバックラッシュするので、それに負けないくらいのパワーとスピードでルアーを投げなければいけません。でもスキッピングに慣れていなければそんなことなかなかできませんよね。たしかに、従来のリールでスキッピングに失敗してしまうと、大バックラッシュでリールが再起不能なんてことになりかねませんが、『SV×TWS』を搭載したリールなら、ミスキャストをしてしまっても驚くほどバックラッシュしません。したとしても、ちょっとラインを引き出せば直ってしまうレベルです。大きなトラブルが起きなければそこに安心感が生まれ、より思い切ったキャストができるようになります。すると必然的にキャストが決まり、結果釣れると。

 このように、ベイトリールの扱いやキャストに自信がない方にこそ、『SV×TWS』のリールを使ってほしいですね。いきなりキャストがうまくなったと錯覚するくらい、使いやすいですよ!」

 では、『SV×TWS』はビギナーのためだけのシステムなのか。答えはノーだ。事実として、アメリカのB.A.S.S.で活躍する大森貴洋さんは、「ジリオンSV TW」が登場したとき、迷うことなくこのリールへの全台入れ替えを申し出たという(大森さんは自身が本当に気に入った道具しか使わないことで知られる)。彼のようなトップトーナメントアングラーは高度なキャスティングスキルを持っているが、急な向かい風が吹いたり、濡れた手が滑ってサミングのタイミングがずれたりと、思わぬ要因でライントラブルに見舞われることもある。そしてそのトラブルによる数分ないしは数キャストのタイムロスが、取り返しのつかない結果を招くことを知っているのだ。

「タトゥーラSV TW」にしかできないこと


 コストパフォーマンスが注目されがちな「タトゥーラSV TW」だが、このリールはただ「スティーズSVTW」や「ジリオンSV TW」をコストダウンしただけのモノではない。このリールの特徴は、スプール径が33㎜になっている点だ(「スティーズSV TW」と「ジリオンSV TW」は34㎜)。内山さんはこう話す。

「たった1㎜のスプール径の違いですが、『タトゥーラSV TW』はほかの2機種に比べて、軽量ルアーの投げやすさが格段に向上しています。中~重量級ルアーの遠投性能では34㎜スプールに分がありますが、軽めのフロッグや空気抵抗を受けやすい1/4ozクラスのフラットサイドクランクなどでは、明らかに33㎜径のスプールのほうが投げやすいです。また、軽い力でスプールが立ち上がるので、ライトテキサスやネコリグなどをピッチングするときも『タトゥーラSV TW』が一番気持ちよく飛びますね」

 ここまで聞くと、『ジリオンSV T W 』との価格の差( 定価で約1万2000円)はどこから生まれてくるのかと不思議になってしまう。

「駆動部のギアの耐久性などはやはりジリオンのほうが優れていて、琵琶湖などで半年ほどディープクランクを巻き倒してみるとその差が感じられました。

 よって、巻き抵抗の強いルアーをガンガン使いたい方や、重めのルアーの使用頻度が高かったり、遠投性能を重視したい方は『スティーズSV TW』や『ジリオンSV TW』を、軽めのルアーをより快適に扱いたい、手軽に『SV×TWS』の性能を体感したいという方は『タトゥーラSV TW』を選んではいかがでしょうか」


■ 問合先 ダイワ 
℡0120-506-204 

この記事はBasser2017年4月号掲載されているものを再編集しています。

 Basser4月号では、三寒四温と言われる悩ましい早春を釣るヒントを数多く紹介。実釣記事では、川島勉さんと田辺哲男さんが亀山湖で、並木敏成さんが相模湖でいち早く春を捉え、それぞれテキサスリグ、ジャークベイト、パワーフィネスという異なるスタイルで50cmクラスを手にしています。





2017/2/27

最新号 2017年11月号

 「秋は台風や朝夕の気温差などでバスの居場所が変わりやすい季節。だからバスを探せるルアー(=巻きモノ)が有効です」そう北大祐さんは話します。  今号では秋の巻きモノを大特集。木村建太さんはマグナムクランク、ブレット・ハイトはチャター系、市村直之さんはスピナーベイトなどを解説。なぜ巻きモノなのか、そしてなぜ全員がグラスロッドを使っていたのか。秋の釣果に直結するヒントが満載です。  JBTOP50では青木大介さんが今期2勝目を達成した桧原湖戦を詳細にレポート。連日リミットメイク率が90%以上となった初秋のスモールマウスレイクで、青木さんが頭ひとつ抜け出せた理由は何なのか。驚愕のテクニックが明らかになります。
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