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モノの舞台裏
ストライクフロッグ

帰ってきたリリーパッドポンドの人気者

Basser編集部=文
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インスパイア・スーパーフロッグ


 日本のバスフィッシングの黎明期である1970~80年代、雄蛇ヶ池などのリリーパッドフィールドで高い人気を誇ったのが「スーパーフロッグ」をはじめとする非中空かつ下向きフックが搭載されたフロッグだ。まだインターネットが普及していない時代、雑誌などで紹介されたこの釣りに多くの人が心惹かれたはずだ。

 現在のフロッグ市場を見てみると、出回っているものはほぼすべて中空タイプのものと言っていいだろう。ではなぜ今、スミスはこの古き良きフロッグを発売するに至ったのか。同社の玉越和夫さんに話を伺った。

img_1747a ストライクフロッグ
50mm(ボディー部のみ)。14.5g。6色展開で1200円+税


「やはり、スーパーフロッグへの憧れというか懐かしさがありますね。現在のフロッグにはない見た目のかわいさがある。より大きいバスをより多く効率的に釣るならほかにいいルアーがもっとあると思います。でもストライクフロッグは『このルアーで釣りたい』と感じさせるんです。このような中空でないフロッグはスーパーフロッグ以外にもガルシアフロッグやヒックリジョーなどがありましたが、最も完成度が高いストライクフロッグをモデルにしました。

 スーパーフロッグのようなフロッグを作るという話は一昨年くらいからあったのですが、最適なボディー素材がなかなか見つかりませんでした。しかし昨年理想の素材が見つかり、開発が一気に進みました。こだわったのは、やはり愛くるしい見た目にしようということ。パッケージの状態ではもちろん、水に浮かべたときにもかわいい浮き姿になるようにしました」

性能面にも妥協なし


 「ストライクフロッグ」は懐古的なルアーであることは間違いないが、性能面がないがしろにされているわけではない。

 まずは下向きフックのフロッグの特徴であるウイードガード。フッキングを損ねない範囲でウイードレス性能を高めており、指でワイヤーを曲げればガード力を調整できる。また、フックポイントに掛かる部分がチチワ状になっており、不意の衝撃でガードが外れることを防いでくれる。フックがボディー内部でワイヤーによって固定されていることで、このジャンルのフロッグに多いフックのネジレも起きづらい。最近のアングラーに下向きのフックは馴染みが薄いかもしれないが「中空フロッグのように、バイトがあったらあわてずにラインスラックを取ってしっかりアワせれば、通常のバスロッドでもちゃんとフッキングしますよ」と玉越さん。

img_1745a 手で曲げることで強さの調節ができるワイヤーガード。フックポイントに掛かる部分がループ状なので、ガードがズレづらい。伸縮性のあるレッグはポーズ時にゆっくりと復元しバスを誘う

 折りたたまれたシート状のレッグはルアーを引くと伸び、ポーズさせるとゆっくりと元に戻る。このときの自発的な動きが、強烈にバスを惹きつける。

 浮力は決して高すぎることなく、着水時に水中にルアーが入ると水面に向かってゆっくりと浮上する。このフローティングアクションも誘いになる。もちろん、ラインスラックを出しながらロッドワークを加えれば、綺麗な首振りアクションを出すこともできる。

 スナッグレス性の高さを生かしてリリーパッドだけでなくアシやブッシュなどどこにでも投げることができるので、くりくりのお目目に癒やされながら、肩肘を張らないフロッグゲームをさまざまなシチュエーションで楽しんでほしい。

スミス

2017/8/29

最新号 2018年2月号

日本で独自の発展を遂げたルアー「シャッド」特集  今号は、SHAD(=ニシンダマシ)が生息していない日本で広く浸透した「シャッド」を特集。  通年シャッドを使いビッグバスを手にしている山木一人さんのシャッド論に始まり、福島健さんと木村建太さんがシャッドとクランクベイトの境界線を語る対談、折金一樹さんのフック考、五十嵐さんのPEライン戦略など、シャッドを多角的に掘り下げます。  また、編集部員がシャッドについて気になることを徹底検証。さまざまなシャッドを水槽で泳がしてアクションの質やピッチ数を計測したり、巻きスピードによる釣果の差を調査したりと、釣行に役立つヒントが満載です。  不定期連載「イヨケンのCar Top! Go Top!」では、伊豫部健さんが高山ダムにエレキオンリーのジョンボートスタイルで臨みます。  新連載「ぶっつけ初場所ATTACKER」では、並木敏成さんによる冬の三島湖チャレンジ「前編」をお届け。初めてのフィールドで何を考え、どのように釣りを組み立てていくのか。並木さんの理論的な考察は必見です。  そしてB.A.S.S.エリート史上、最年少でAOYを獲得したブランドン・パラニュークのロングインタビューや、オールドルーキーとして今シーズンに臨んだ「住所不定45歳」、ジェイミー・ハートマンの秘話を掲載。さらに来期B.A.S.S.エリートに参戦する深江真一さんの15年目の渡米(成田空港でのインタビュー)や、青木大介さんのアメリカへの思いなど、オフシーズンの注目ネタまで満載でお届けします。
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