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モノの舞台裏 
ラグゼ イフリート

軽量ながらロクマルを余裕でリフト。最先端カーボンを纏ったラグゼの次なる一手

Basser編集部=文
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自社企画・自社生産の強み


 市場に数多くあるロッドメーカーのなかで、企画から製造までのすべてを自社で行なっているメーカーは国内に数社しか存在しない。

 そのうちのひとつが、がまかつである。自社工場で製造することで品質管理に目を行き渡らせることができ、蓄積されていくノウハウを細かい仕様変更なども含めて即座に商品開発に反映することもできる。がまかつが誇るロッドブランド「LUXXE(ラグゼ)」の歴史はそのようにして紡がれてきたのである。

 そのラグゼブランドから放たれる新たなロッドシリーズ「EFREET(イフリート)」は、がまかつが持つロッドメイキングの技術と、世界的な繊維メーカーである東レ株式会社の最新カーボン繊維「トレカT1100G」が出会うことで生まれた。

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高弾性素材をミックスし軽さとパワーを獲得


 トレカT1100Gの特徴は、ナノレベルで繊維構造をコントロールする焼成技術により、従来のカーボン繊維に比べてより軽く、それでいて反発力(トルク)と強度に優れているという点である。その性能はむしろ釣り業界以外ですでに周知のものとなっており、打ち上げロケットの部品として使われたり、競技用自転車の素材に採用されツール・ド・フランスを制したりしている。

 イフリートはトレカT1100Gと高弾性カーボンをミックスすることで、軽さ、感度、パワーを併せ持つロッドとなった。手に取った感覚は「軽くてシャキッとしている」という、いわゆる軽量高感度ロッドのそれだが、負荷を掛けるとしっかり曲がり込み、余力を残しつつ力強く復元しようとするパワーを体感することができる。

 開発を担当したのは、琵琶湖でプロガイド業を営む礒村雅俊さん。同湖のトーナメント団体B.A.I.Tにも積極的に参加し、2013、2015、2017年と3度の年間優勝を飾っている。

「イフリートはとにかく軽くて感度がよくてパワーがある。『そんなに都合のいいロッドあるの?』と思われるかもしれませんが本当です。琵琶湖でガイドをしていると60㎝クラスのバスとやり取りをすることが多々あるのですが、ヘビーパワー以外のロッドでものされたことはありません」

ウイード攻略に特化した2モデル


 全8機種のなかで礒村さんがとくに気に入っているのが、自身が得意な琵琶湖のウイード攻略用に開発された2モデルだ。それぞれどのような特徴があるのだろうか。

[B74XH]

「真夏の琵琶後のウイードマットの中にヘビーラバージグやパンチショットを送り込み、ビッグバスを藻ダルマにしながらも引き出せるパワーを持たせたモデルです。ウイードをストレスなく切れるよう、強くハリがあるティップを搭載しています。7ft4inのレングスでヘビーパワーであっても自重はわずか122gしかないので、撃ち込んだあとの細かい誘いもしやすくなっています。バスを掛けてからはトレカT1100Gの復元力を生かしたリフティングパワーでバスを引きずり出してくれます」

[S66M]

「全8機種中唯一のソリッドティップモデルです。6ft6inのミディアムパワーという、日本のスピニングロッドのなかではパワー系のモデルですが、自重が73gしかないのでとても軽快に扱えます。ネコリグをシェイクしながら横方向に引いて広い範囲を探ったり、シャッドをドラッギングしたりするのに最適なロッドです。スピニングロッドであっても、もちろんトルクフルなパワーを持っています。60㎝クラスのバスもしっかり浮かすことができますよ」

 トルクを残したまま軽さと感度を手に入れたイフリート。その威力は琵琶湖だけではなく、全国各地のフィールドで老獪なビッグバス相手に遺憾なく発揮されることだろう。

初回ラインナップはベイトキャスティングモデル6機種、スピニングモデル2機種の計8機種
        
モデル名 タイプ ルアーウエイト(oz) 適正ライン(lb) 価格(税別)
B67M-RFベイト1/8~3/48~145万2500円
B64MH-Rベイト3/16~3/410~165万2000円
B70MH-Fベイト3/16~110~165万3000円
B70H-RFベイト3/16~1・1/412~205万3500円
B74XH-Fベイト3/8~2・1/216~205万6500円
B76XH-Rベイト1/2~416~305万7000円
S66M-solid.RFスピニング1/16~1/44~65万3000円
S70MH-Fスピニング3/16~5/80.5~1.2(PE/号)5万3500円
がまかつ 

2017/12/27

最新号 2018年5月号

大森貴洋B.A.S.S.通算7勝目の舞台裏

 今号では、大森貴洋さんが見事優勝を果たしたB.A.S.S.エリートシリーズの開幕戦を巻頭で詳報しています。
 ビッグウエイトが期待できないフィールド、しかも水温ひと桁台という状況で、なぜ2位に7Lb(約3kg)もの大差をつけて優勝できたのか。
そしてバルサ製のクランクベイトを得意とする大森さんが、ABS製のクランクベイトを使った理由なんだったのでしょうか。
大森さんの精神面や戦略、「神様」リック・クランとの物語など、アメリカ在住ライターの雨貝健太郎さんによる胸が熱くなるレポートは必読です。
 そして特集はスピナーベイト。
ブレードとアーム、スカートの集合体であり、自然界の生物とは似ても似つかないこの不思議なルアーを掘り下げます。
 特集冒頭では、北大祐さんが自身の多用するスピナーベイトを大公開。「その数は無限大」という言葉の意味とは……。
 その他、川村光大郎さんの2kg級バス捕獲劇や、12尾の釣果を記録した津輕辰彦さんの細やかなスピナーベイトローテーション、
そして「スピナーベイトは死んでいない!」と断言する黒須和義さんの琵琶湖スピナーベイティングなど見どころ満載です。
 また、今号ではsiteBとの連動企画として、さまざまなスピナーベイトのスイム動画をすべて公開。
通常スピードとスロー再生による映像で、スイム姿勢やバイブレーションの強さ、ブレードの回転幅やピッチ数まで明らかにします。
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