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バスフィッシング全力投球!

モノの舞台裏 
フルレンジ C610MH、C67M/SL、S61L/FSL

繊細でいてパワフル。琵琶湖のワーミング特化型ロッド

Basser編集部=文
mono-01

繊細でいてビッグバスの引きに負けないロッドが欲しい


 テイルウォークが放つバスロッドの旗艦シリーズ「フルレンジ」。その名のとおり、35機種もの緻密なラインナップで、日本とアメリカ、リザーバーとマッディーシャロー、そして現在と未来のいかなる場所、いかなる状況にも対応できるようにという意味を込めてこの名が付けられた。

tail フルレンジ
上から順に……
S61L/FSL:6ft1in。自重120g。適合ルアー1/32-1/4oz。適合ライン2-6Lb。2万円+税
C610MH:6ft10in。自重125g。適合ルアー3/16-1oz。適合ライン8-20Lb。1万8000円+税
C67M/SL:6ft7in。自重115g。適合ルアー1/8-1/2oz。適合ライン5-10Lb。1万8000円+税


 今回紹介する3機種は、テイルウォークのプロスタッフであり琵琶湖プロガイドとして活躍する近松卓二さんが監修したもの。近松さんは琵琶湖のオープントーナメント「BATNET」の2017年度年間王者であり、数年前までは利根川で行なわれているTBCを活動の拠点とし、優勝経験もあるほどの凄腕である。

 そんな近松さんが求めたのは、琵琶湖のボトム系の釣りをより快適に繊細に行なえつつも、そのなかにパワーを持たせたワーミング専用機だった。

伸び始めのウイードを攻略するC610MH


 このロッドの特徴は、既存のフルレンジシリーズに比べ、やや高弾性のカーボン素材を用い、さらに小口径ガイドを組み合わせることで軽量かつ高感度なパリッとした仕上がりになっている点。より手もとに重心があるので、テキサスリグやフリーリグの縦捌きのロッドワークが軽快に行なえる。

 生えかけの薄めのウイードをより丁寧に攻略することを目的としているため、ガチガチのロッドではなくミディアムヘビーパワークラスになっているものの、グリップジョイント式によりジョイント部のチューブラーが2重構造になるため、同クラスのロッドと比較するとバットパワーが強いのが特徴だ

tail01 C610MHはグリップジョイント式。携行性が上がるだけでなく、ジョイント部のカーボンが二重になるためバットパワーが強化される

張りのあるソリッドティップを搭載した67M/SL


 次に紹介する「67M/SL」は、ソリッドティップ搭載のベイトフィネスモデル。適したリグはヘビダンやネコリグなど。

「僕は琵琶湖の北湖をメインに釣るのですが、そこで求められるのはディープエリアで繊細にワームを操作する感度と、掛けたバスを魚礁やロックエリアから引きはがすパワーです。このロッドはベイトフィネスモデルとしては強めのバットパワーが特徴で、ハリのあるソリッドティップは食い込みのよさを持ちつつ感度にも優れています。チューブラー(中空)ティップよりもシェイクでラインスラックが出しやすいので、ヘビダンやネコリグなどの操作系のワーミングを得意とします。

 食わせることだけを考えたらスピニングタックルでライトラインを使うのが一番いいんです。しかしそれではラインブレイクなどでキャッチ率が下がってしまいますので、ガイドのお客様にはスピニングではなく10~12Lbと太めのラインを使えるこのロッドを薦めています」

tail02 ソリッドティップには赤のスレッドが巻かれる。手もとに伝わるバイトだけでなく、ティップに出るかすかなバイトも目視でとらえるための工夫

フルソリッドで驚異のリフティングパワーを持つS61L/FSL


 「S61L/FSL」は、現在のバスフィッシング市場ではかなりレアな存在となるフルソリッドロッド。ティップ~バットまでがすべて芯の詰まったブランクで構成されているため(通常のチューブラー構造は空洞)、ツブレが起きにくく、ロッドがバットの根元まで深く曲がり込む。それが意味するところは、チューブラーブランクと比較した際の圧倒的な追従性とパワーである。チューブラーは内部が空洞なため、ブランクがベンドする角度に限界がある(空洞構造のトイレットペーパーの芯を無理やり曲げようとすると潰れてしまうのと同じ原理)。つまり、ロッドが吸収できるバスの引きに限界があるため、クッションの役割をリールのドラグに頼らざるを得ない。

 一方、ブランクにツブレが発生しにくいフルソリッドロッドは、ブランクがどこまでも深く曲がり込むため、ロッドの力のみでバスの突進を止め、浮き上がらせることができる。

「フルソリッドを使う理由はとにかくデカいバスを獲りたいから。正直、軟らかめのベイトロッドよりこのフルソリッドスピニングのほうがパワーがあります。しかもバスの引きはすべてロッドが吸収してくれるからラインブレイクも全然起きない。というかドラグが出ない(笑)。

 通常フルソリッドは、ブランクに身が詰まっているため『重い』、『感度が悪い』というネガな部分があるのですが、このロッドはなるべく軽量高感度なカーボンを使っているので、重すぎず、べなんべなんのソリッドロッドに比べてシャキっとしていて感度もいい。1/8~3/16ozのダウンショットやネコリグなどが使いやすいですね。これらのリグでディープエリアのボトムを感知しながらのルアー操作がしっかり行なえます。

 とはいえ、とにかくパワーに強みがあるのがフルソリッドロッドなので、あまり大型のバスが釣れないフィールドではチューブラーロッドを使ったほうが、メリットが大きいでしょう。ライトラインでないと食わせることができない状況で、かつビッグバスを相手にするような状況では迷わず使ってほしい一本です」

エイテック 

2018/8/8

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最新号 2019年11月号

11th オカッパリオールスター
ザ・チャンピオンシップ

 過去4年間の「オカッパリオールスター・ザ・キャノンボール」の勝者である川村光大郎さん(2015年)、山木一人さん(2016年)、松下雅幸さん(2017年)、早野剛史さん(2018年)を招いてチャンピオンシップを開催。その模様をレポートしています。
 競技エリアは広大! 東は霞ヶ浦水系、西は富士五湖や芦ノ湖という12のフィールドが設定されており、2日間の競技で選手はこれらのなかから2ヵ所以上のフィールドで釣果をあげなければならいというルール(いわゆるキャノンボール・フォーマット)。
 4人のテクニックや、喜怒哀楽、まさかのハプニングなども見ものですが、「限られた時間内で、最大の釣果を上げるためには、どのようなフィールドをどのタイミングで、どのように釣ればいいのか」また「手堅い釣りをしたいとき、リスクを取ってでもデカいバスをねらいたいときはどうするのか」といった各選手のねらいと動き方にも注目です。私たちが週末の釣行で「どのフィールドに行こうかな? 何をしようかな?」ということを考えるうえで、4選手の考えは大きなヒントになるはずです。
 もちろん、国内外のトーナメントレポートも充実しています。日本ではJB TOP50やW.B.S.、TBC、H-1グランプリなどがシリーズの折り返し点~終盤に差し掛かってますます盛り上がってきました。海の向こうに目を向ければ、大注目のB.A.S.S.セントラルオープン最終戦(速報)や、B.A.S.S.エリートシリーズとBPTのレポート(詳報)など、アメリカのトーナメント事情も網羅。『Basser』だけの内容が濃く詰まった一冊になっています。
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