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小森嗣彦さんが解説! テキサスリグ用シンカーの選び方

釣果を左右するシンカーセレクト :第1回

Basser編集部=写真と文
komori-maina

形状の細やかな使い分けは必要か?


 ワームシンカーの選択は悩ましい問題だ。たとえばバレットシンカーひとつとっても、各メーカーからさまざま形のものが販売されている。これらはどのように使い分けたらいいのか、そもそも使い分ける必要があるのか……。

 そんな疑問を解決すべく取材を依頼したのが小森嗣彦さん。本誌連載「小森ノート」からもわかるように、小森さんは釣りに関してとても研究熱心で几帳面な性分。シンカーセレクトにもこだわりがあるに違いない。

komori-image02 取材でお邪魔した小森さん宅の釣部屋。道具が多すぎてスペースが圧迫されている。これでも厳選に厳選を重ねた結果だという 

 「しょせんはオモリなんで、シンプルに考えればいいんです」と本人は言ったが、取材で明らかになった小森さんのシンカー論はとても理論的で参考になるものだった。

 「まず、シンカーはタングステン製であることが前提となります。JBトーナメントはタングステンシンカーしか使えませんし、なにより鉛は環境によくないですから。

 タングステンにも『樹脂タングステン』と『純タングステン』があります。前者は加工がしやすくいろいろな形状にできるのがメリットで、後者は比重の高さが魅力です。『この形状がいい』というのは合わせるワームや状況によって変わるのであとで詳しく説明しますが、基本的にはオモリなので、オモリとしての機能をしっかり果たしてくれればそれでいいんです。だから今市場にあるもので、使えないシンカーはないと思っています。しかし、『この状況でこのシンカーは使えない』、ということは確実にあるので、そこは使い分けが必要ですね」

 この記事では小森さんがトーナメントやガイドを通して高い頻度で使っているシンカーとその使い分けを3回にわたって紹介する。第1回目の今回はテキサスリグ用のバレットシンカーを解説してもらった。

komori-08 小森嗣彦さんのシンカーストックの一部。ネイルシンカーは0.3~2gまで、0.1g刻みで揃っているというから驚き

テキサスリグ用バレットシンカーの選び方


「僕はテキサスリグをカバー撃ちかスイミングで使うことが多いです。シンカーからカバーに入って行くことを考えると、同じバレットシンカーでも重心が前方に近いほどカバーの突破力には優れています。逆にスイミングやズル引きなど、シンカーが水平方向になる使い方をするときには、後方重心のシンカーのほうがバランスが取れ、根掛かりもしません」

 シンカーの重心を判断するには、後部の窪みの深さを見る。基本的にはこの窪みが深いほど重心は前に、浅いほど後ろ寄りになる。

「また一般的に、シンカーは細いほどすり抜けがいいとされていますが、それはシンカー単体での話であって決してリグ全体のすり抜けのよさを保証するものではありません。たとえば太目なワームに細いシンカーを合わせると、シンカーとワームの境目に段差ができます。この段差にカバーが突っ掛かり、ワームのズレやトラブルの原因となるのです」

komori-06 komori-07 濃いカバーを撃つときは、上のようにシンカーとワーム前方部の太さの差がないことが理想。下のようにシンカーとワームの太さが違い過ぎると、回収時にワームがズレやすく、トラブルのもとだ。モコリークローは写真のように逆付けレッグをちぎり、カバーに入りやすくする

小森さんの愛用シンカー3選


■スゴイシンカー(ゲーリーインターナショナル) sinker-sugoi 小森さんがテキサスリグで多用するシンカー。軽い番手は後部の窪みが浅く重心は後方寄りだが、突き破るべきものがないアシなどのカバーでは問題なし。むしろ秋などはカバーに絡めたスイミングテキサスをすることが多いのでこれがベストチョイスになることも。4gや6gなどほかのメーカーにあまりないウエイトがラインナップされているのも嬉しい

■タングステンスリップシンカー(レイン) sinker-rains 後部の窪みが深く重心が前に寄っているため、浮きゴミなどを貫通しやすい形状。ちなみに、マットカバーの貫通力に優れたリーダーレスダウンショットリグは「ワームとの一体感がない」という理由であまり使わないそう

■TGシンカー18 グラビング(バレーヒル) sinker-balleyhill 幅広タイプのバレットシンカー。一見すり抜けが悪そうだが、太目のワームとの相性がよい


※この記事はBasser2017年4月号でも読むことができます


  
 
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