サイト・ビー by Basser
バスフィッシングひと筋30年。バサーをつなぐウェブメディア

川島勉のテキサスリグ道場in亀山湖 :第5回

シャローフラットでズル引くワケ

編集部=写真・文、もりなをこ=イラスト
27
テキサスリグ・イコール・シャローカバー。
こうイメージするアングラーは多い。では、急深なリザーバーではテキサスリグをいかに使うのか?
この疑問を解決するため、亀山湖のスーパーロコである川島勉先生に編集部員が1日弟子入り!
第5回は、テキサスリグのズル引きのメリットを教えてもらいました。


編集部員がエキスパートに入門し、座学と実践で免許皆伝を目指す 『Basser』の人気連載をピックアップ!


※この記事はBasser2012年6月号に掲載されたものを再編集しています

kawashima02講師=川島勉(かわしま・つとむ)
川島勉先生のブログ:チ~プ きゃすてぃんぐ

1969年生まれ。本業は美容師。亀山湖でロクマルを含む数々の50㎝アップを手にしているスーパーロコ。2011年の9月頭、大混雑の亀山湖で行なわれた「第1回レンタルボートスターウォーズ」では、テキサスリグで4尾の1㎏クラスをキャッチし、4920gをマーク。2位に1㎏近い差をつけてぶっちぎった。


amano03生徒=アマノ(A)

1969年生まれ。「どん深なのにテキサスリグを入れる意味あるの?」が口癖化するほど「リザーバーのテキサスリグ」に強い苦手意識があり、今回のテーマを聞いて弟子入り志願。現・ルアーパラダイス九州編集長。


佐々木5生徒=ササキ(S)

1984年生まれ。テキサスリグにトラウマあり。かつてヤマガタとともに赤羽修弥さんに霞ヶ浦でテキサスリグを教わったときは、船中14尾という好釣果にもかかわらずただひとりゼロ。前で赤羽先生に、後ろでヤマガタにバスを抜かれまくり「サンドイッチマン」と呼ばれた。以降練習に励み、「今や僕のテキサスリグは人並みです」と胸を張るが……。


dj-kirinuki-01 テキサスリグとは……ウイードレスにフックセットしたワームのすぐ前にバレットシンカーをセットした形のリグ。赤羽修弥のテキサスリグ道場」もチェック!

ズル引きでも活躍するテキサスリグ


 前回から医院下の筋を探ってきたが、浮きゴミ下でシェイクしても、レイダウンに引っかけてチョウチンで中層を誘ってもバイトがない。そのまま医院下筋の最上流のサンドバーまでやって来た3人。ふと対岸を見ると景気よくロッドを曲げている人が。

11 サンドバーの対岸では川島先生のお友達がシャッドで連発中。ただし、朝マヅメの短時間で終了したそうだ

kawashima06川島 あれはボクの仲間なんですけど、やっぱりシャッドを巻いて連発していますね。まぁ、そういう日なんですよ(笑)。

s4S あそこは深いんですか?

kawashima02川島 いや、あそこもシャローフラットですよ。ほんの少し起伏があるなかに丸太や枝が沈んでいる。ちょっと前まではボトム付近に流れて来たり表層に浮いた弱ったワカサギを食っていた魚でしょう。でも今日はワカサギの姿は見えない。オイカワをねらっている魚なのかも。いずれにしてもヨコの動きに反応する魚ですよね。じゃあ、ここからはサンドバーでズル引きを試しましょうか。

10 川島先生いわく「バスがいないわけではなくて、ヨコの動きにしか反応しないのでは?」とのこと。上流のサンドバーでは水深2mもないシャローフラットでテキサスリグをズル引く

ズル引き illustb
一定の速度でズル引くのが基本。リーリングではなく、ロッドワークで引く。ズル引くときのラインテンションは「張らず弛めず」を意識するとバスが食いこみやすい


s2S ズ、ズル引き……。

kawashima02川島 ん? どうしました?

s2S いろんなテクニックに自信がないボクですけど、そのなかでも断トツに自信がないのがテキサスリグのズル引きなんですよ。釣れることが信じられない。

kawashima02川島 そんなことないでしょう。

s1S だってここ、水深2mもないサンドバーですよね? ダウンショットやスモラバじゃダメなんですか。ノーシンカーでいいじゃないですか! テキサスリグを入れる必然性をまったく感じないんですけど!!

amano03A お前なぁ、今回の趣旨を忘れてんじゃないの? テキサスリグ道場なんだよ。逆ギレすんな。

s4S ハっ。そうでした。取り乱して失礼しました。

kawashima03川島 ササキ君の気持ちもわからないではないけど、やっぱりそれは経験不足といわざるをえないね。第1回でテキサスリグを元に発展できるって言ったよね。覚えてる?

illustg川島勉のテキサスリグ道場in亀山湖 :第1回
テキサスリグが活躍するシチュエーションとは?

s5S 覚えています。だから自分なりに発展させたんですよ。サンドバーだから根掛かりが少ない→テキサスリグは必要ない→マスバリのチョン掛けのダウンショットやフックむき出しの軽めのジグヘッドやスモラバのほうがフッキングもいいと。

amano01A 正直、ササキと同じ考えです。

kawashima02川島 たしかにそれも間違いではないですけど、その結論を出すには早すぎるかな。テキサスリグのズル引きを試して、テキサスリグのスイミングも試して、それでもダメならライトリグを試すというのが僕の定石です。

s4S それはどうしてですか?

kawashima02川島 もしもサンドバーの底を弱ったワカサギがヘロヘロと転がっている状態だったら、テキサスリグでズル引きしたほうが土煙もあがってバスの興味を惹きます。何かエサっぽいけど姿はハッキリと見えない。でも、そのまま見てたらどこかに行っちゃうから思わず食ってしまう。まぁ、一種のリアクションバイトですよね。これはベイトがザリガニでも同じことで、その場合はズル引きするよりもロッドをパンパンパンとシャクるヨコ移動の釣りが効きます。ダウンショットでもちょっとは土煙が立つけど、ワーム自体はその上にあるから姿はハッキリ見えてしまう。

amano03A スイミングはどうでしょう。ジグヘッドのほうが掛かりはいいように見えますけど。

kawashima03川島 ズル引きにも同じことが言えますけど、リザーバーのサンドバーに堆積しているのは砂だけじゃないんです。意外に小枝だったり大枝だったりが散乱していますから、根掛かりを防ぐ意味でも場荒れを防ぐ意味でも、テキサスリグにするメリットは大きいですよ。

12 シャローフラット最奥のドシャローもテキサスリグでチェック。インレットの周りにワカサギがいたころは、こんな浅瀬もバスがたくさんいたそうだが……



  
 
 2017年3月25日発売のBasser5月号で特集するのはテキサスリグ。リーダーレスダウンショットというカバー攻略のライバルが世に定着した今、それでもなお青木大介さんと小森嗣彦さんという国内最強を争うふたりがテキサスリグにこだわるのはナゼなのか? その理由と活用術を紹介します。そのほかにも、このリグの魅力を100%以上引き出している多数のアングラーの技を掘り下げていきます。




  
 

 

亀山湖と高滝湖の超詳細ガイドブック。
ストラクチャーや等深線、過去の実績ポイントはもちろん、50㎝アップの実績場所やスクールがよく見られるピンスポットもマップ内に表記。

 

亀山湖 高滝湖バス釣り大明解MAP









2017/4/11

最新号 2017年7月号

5~7月のバスが反応せずにはいられない 「フローティングジャークベイト」を50ページにわたって大特集!!  今号では、初夏から梅雨にかけてとくに有効になるフローティングジャークベイトを特集しています。  沖田護さんは利根川で、このルアーがなぜ「ズルくて最強のトップウォーター」なのかを実釣で解説。川口直人さんは歴史的名作「ラトリンログ」への愛を語り、山木一人さんと泉和摩さんは長い経験から導き出した釣れるジャークベイトの条件を解説しています。北大祐さんは、自身が持つジャークベイト42種をそれぞれの特徴とともに紹介。「実弾」として使い込んでいる各ルアーの解説は説得力に満ちています。  さらに、フローティングジャークベイトを使いこなすためのタックルセッティングやウエイトチューンの方法、フックセレクトなど細かいコンテンツも満載。「潜って浮かせてドン!」と出る、大興奮の水面遊戯に読者を導く一冊になっています。  第2特集ではスイミングスタイルジグ、スイムジグとチャターベイト系が取りあげられています。これらのルアーを「どんなときに、どのように」使うべきなのかを田辺哲男さん、赤羽修弥さん、吉田秀雄さんが解説。クランクベイトやスピナーベイト、バイブレーションが中心だったローテーションにこれらのルアーを加えることで、より奥深い「巻き」のゲームが楽しめること間違いなしです。
[ 詳細はこちらから ]

オンライン書店Fujisan.co.jp

Basser最新号を、毎号、発売日当日までにお手元にお届けいたします。 (地域や交通事情によって発売日より遅れて届くことがございます。予めご了承ください。) 送料は全国無料。印刷版、デジタル版共に1冊から定期購読がはじめられます。 店頭で売り切れてしまったり、忙しくて買いそびれる、という心配もありません。
定期購読をお申し込みいただくと、デジタル版の最新号からバックナンバーまで約1年分が無料で読めます。

[ 定期購読はこちらから ]

 

NOW LOADING