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川又圭史さんに聞く、美味しいテトラの見極め方 :第3回

オカッパリでテトラをねらうためのリグと操作 【12~3月】

サイト・ビー=文
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「低水温期の利根川本流でオカッパリをするなら、消波ブロック(以下、テトラ)を釣るしかないでしょう」
JB TOP50に参戦し、利根川でガイドを営む川又圭史さんはそう語る。
今回は低水温期のテトラ帯をねらうためのリグと釣り方を紹介したい。


前回までの記事はBasser2010年4月号に掲載されたものを再編集してお伝えしましたが、第3回は改めて川又さんに話を伺い、2017年現在の釣り方について紹介しています。

kawamata-profile 川又圭史(かわまた・よしふみ)
JB TOP50に参戦するトーナメントアングラー。主な戦績は2013年旧吉野川戦優勝など。利根川・霞ヶ浦水系・桧原湖でガイドも営む。
ブログ:Going my way 

メタルバイブのイメージで使うリーダーレスダウンショットリグ


 2010年2月に行なったオカッパリ取材で川又さんが使っていたのはモノガードのジグヘッドリグ。フックポイントがむき出しでショートバイトを掛けやすいというメリットがあった。しかし、その後もテトラの釣りをやり込んだ川又さんは、さらに効率よくバイトを引き出せるリグと釣り方に行きついているという。

 2017年現在、川又さんが低水温期のテトラ攻略で使用するのは7gリーダーレスダウンショットリグ。

 高いスナッグレス性能をもちながらも、フォール時の抵抗が少なく同ウエイトならテキサスリグより素早くフォールさせられるのがこのリグの特徴だ。「メタルバイブのようにクイックな動きでリアクションバイトを引き出しやすいリグです」と川又さん。また、ワームの自由度が高く、着底時にボトムでワームがフワッと動き、バイトを誘えるのもメリット。冬場でもひと口でくわえてくれることが多く、フックアップ率も高いという。

bfshrimp 使用するワームは自身がプロデュースしたBFシュリンプ3.4in(スミス)。素早いフォールを妨げない小さめのボディーは、バスがひと口でくわえられるため冬でもフックアップ率が高いという効果もある


img_1180 ダウンショットと同様にシンカーが先行してフォールするためフォールスピードを上げられるリーダーレスダウンショットリグ。スプリットリングでフックとシンカーを接続して使用する。BFシュリンプ3.4inに合せるフックはワーム321バスキースタイル#1(がまかつ)

基本はシャクリ。水温が上がったらズル引きも

 
 テトラ帯でのこのリグの使い方はふたつ。足もとのテトラの隙間へバーチカルに落としてシャクる釣りと、キャストしてテトラ上面をズル引く釣りだ。

 多用するのは足もとでシャクる釣り。

04足もとの穴へバーチカルにリグを落として探る。水深は1.5m以上あるのが理想的だ

「2010年当時はジグヘッドリグを15mほどキャストして3~5mほどの深さに沈むテトラをズル引きでねらっていましたね。しかしその後、利根川の冬の釣りをやり込むうちに、もっと効率よくバスをキャッチできる釣り方が見えてきたんです。それはテトラの中を泳ぎ回って岸際まで差してきているやる気のある魚をリアクションでねらう釣りです。足もとの穴にリグを落としたら、素早い動きでシャクり、ボトムでポーズ。2~3回シャクったら次の穴に移ります。陽が出ている日中はバスはテトラの中でジッとしていることが多いので、ローライトになったタイミングや夕方にチャンスが増えます」

 ズル引きは比較的広い範囲を探れる釣りだが、出番が増えるのは春が近づき水温が10℃に届き始めるようになってからだという。

「厳寒期でもバイトを引き出せないことはないのですが、水温が低すぎるとテールだけをくわえるようなバイトが多くなり、なかなかフッキングまで至りません。そのため、ズル引きの釣りを多用するのは水温が10℃に近づく2月末から3月頭くらいのタイミングからです。ここでもリアクションで口を使わせるために、ズル引きの途中でシャクリを入れてリグを跳ねさせるアクションを加えるのがコツです」

川又さんのリーダーレスダウンショットリグ・テトラ撃ち用タックル
※2017年現在の情報です

ロッド:ツアラーVスペックTVC-610MH(スミス)
リール:ギヤ比7:1、左ハンドルのベイトリール
ライン:シューター12Lb(サンライン)

スタックの外し方


 テトラ周りの釣りで、避けられないのがスタックだ。最後にスタックの上手な外し方を教えてもらった。

 「無理に外そうしないことが大事です」と川又さん。「優しいロッド操作でラインを張ったり緩めたりを繰り返していると、ほとんどは外れてくれます」。

a01 テトラを感じながらズル引きし、何かに引っ掛かった感触があればリグをいったん止めて、ティップを高い位置に移動させる。ほとんどの場合、フックが刺さっているわけではなく、リグがテトラの隙間に挟まっている状態
※写真は2010年の取材時のものでスピニングタックルを使っていますが、ベイトタックルでも外し方は同じです


a02 ゆっくりとラインを張り、軽くティップを入れたあとまた緩める。ほぐすイメージで優しくロッドを操作するのがコツ。これを根気強く繰り返せば、挟まっていたものがポロッと外れ、ほとんどの根掛かりを回避することができる

 第1回からここまで紹介してきた内容はテトラがあればどこでも応用できるので、ぜひ全国の釣り場で実践してほしい。


 Basser3月号では、松下雅幸さんが真冬の利根川にチャレンジ。ジャークベイトで3尾4㎏オーバーの釣果をたたき出しています。ジャークベイトが有効な状況の見極め方、操作方法は必見です!



2017/2/16

最新号 2018年1月号

2017年を締めくくるバスとの出会いは「中層で」  もうすぐ冬の入り口、12月。年内最後のバスを釣るためのカギは「中層」にありました。  特集の冒頭では、山岡計文さんが「バスはボトムにいない。だから私はボトムを釣らない」と、自身の経験に基づく「ボトム否定論」を展開。  さらに北大祐さんはディープクランク、平川皓也さんはジャークベイト、川村光大郎さんはラバージグ、伊藤巧さんはネコリグと、4者4様の中層攻略テクニックを公開します。  台風の影響でワンデイ戦となったJBTOP50最終戦では、青木大介さんに密着取材。年間タイトルに王手をかけながらも正午までノーフィッシュ。吐き気をこらえ、苦しみ抜いた戦いの記録は必見です。そして後日のインタビューでは「驚きの展望」が語られます。  また、この霞ヶ浦戦を勝った関和学さんのパターンを追加取材を行なって詳報。ベイトフィッシュに着目した、消波ブロック帯の「中層」を釣る技は必見!! 寒い季節の一尾に繋がるヒントが盛りだくさんです。
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