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好釣果は溶存酸素濃度8.00㎎/ℓが鍵?

石井真さんと追いかけた溶存酸素@亀山湖 :第2回

Basser編集部=写真と文
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多くの地域で梅雨明けが発表され、いよいよ本格的なサマーシーズンに突入した日本列島。
高水温期の釣りで話題にあがるのが水中の酸素量だ。
水中が酸欠になりやすい夏は酸素の多いエリアを探すというのが定説だが、実際どのくらい酸素があるのかわかるアングラーは少ないだろう。
本当に酸素量の多いところではよく釣れるのか?
石井真さんと編集部員アライがその疑問に迫ります!
第2回からは、調査の結果を紹介します!


この記事はBasser2014年10月号に掲載したものを再編集しています。


kakomi3-3a 石井真(いしい・まこと)
1966年6月生まれ。亀山湖・高滝湖のスーパーロコアングラー。エリアの特性やベイトフィッシュの動きなど、経験によって蓄積した知識はレイクのすみずみまで及ぶ。魚探を駆使したシューティングテクニックはその真骨頂。本職は和菓子職人。


01 編集部アライ
1988年11月生まれ。大学の学部4年から修士課程の3年間、水圏生態学研究室に在籍しました。研究テーマは「水の中のバクテリアと有機物の関係」。夏の釣りでしばしば話題にあがる水中の酸素量を実際に測ってみたいと思い今回の取材を企画しました。現在はsiteBを担当しています。



 のむらボートで準備を済ませ、いよいよ出船。石井さんにエリアの案内と実釣をお願いして、アライはバックシートで水を汲んで溶存酸素濃度を測定することにした。データとして掲載するのは、3回測定を行なった平均値だ。ちなみに、霞ヶ浦の湖心表層水の夏の溶存酸素濃度は、6.00mg/ℓ(水1ℓ当たり6ミリグラムの酸素が溶け込んでいる)台前半から8.00mg/ℓ台前半の値を示すことが多い。

 6:00、最初にチェックしたのはのむらボート前。夏になると毎朝ワカサギを追ってフィーディングが起こるエリアだ。これは、酸欠で水面近くをフラフラ泳いでいるワカサギをバスが食べているというのが、亀山ロコの間では定説だそう。たしかに表層では2~5尾くらいのワカサギが泳いでいるのが見えた。

04のむらボート前。6:00時点の表層の溶存酸素濃度は6.63㎎/ℓ。しかし、風が吹き始めると6:45には7.08㎎/ℓまで増加した。ボイルが止んだのはワカサギが元気を取り戻したから……?

 当日もバスが盛んにボイルしており、そのフィーディングフィッシュをねらって10艇ほどの船団ができていた。水温は29.0℃。表層の溶存酸素濃度は6.63㎎/ℓという数字が出た。夜中は植物プランクトンの光合成が行なわれないので、早朝は低い値が出るはず。日中にかけて溶存酸素は増えていくはずだ。

 陽が昇り、ボイルが途切れたタイミングで有望なエリアをまわってみることにした。とくに印象的だったエリアと釣り方はのちほど紹介するで参照してほしい。ここでは石井さんが魚の反応を得たエリアと溶存酸素濃度をサッと並べてみる。

9:04 屋敷跡、300gクラスをキャッチ。8.10㎎/ℓ。
9:29 松下ボート前、2バイト1フィッシュ。300gクラス。8.19㎎/ℓ。
11:13 林道下立ち木、700gクラス。8.54㎎/ℓ。
13:45 折木沢岩盤、目測40㎝クラスバラし。8.19mg/ℓ
15:00 藤林岩盤、500gクラス。8.86mg/ℓ。
16:05 松下ボート前、1㎏アップ。8.48mg/ℓ。

10 15:00、藤林の岩盤にて、500gクラスをゲット!

11 15:30、藤林大橋付近。300gクラスを追加

 調査の経過はこんな感じ。バスのバイトが得られたのは、いずれも溶存酸素濃度が8.00㎎/ℓ以上のエリアだった。石井さんには柿の木下(7.50mg/ℓ)や笹川(5.31mg/ℓ)にも案内してもらったが、これらのエリアでは反応がないか、小さなバイトだけだった。亀山湖のすべての場所を調査できたわけではないので断定はできないけれど、石井さんとアライの共同作業でわかったのは、たしかに溶存酸素が豊富なエリアで釣果を得やすい傾向があるということ。



  
 
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