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イヨケン×霞ヶ浦流入河川 トップを軸に釣るポストスポーン :第6回

初日の野田奈川で確かめたこと:後編

Basser編集部=写真と文
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2014年5月23~24日の2日間、伊豫部健さんは霞ヶ浦の流入河川にジョンボートを浮かべた。
2日目にはトップで見事に2尾のナイスバスをキャッチ。
初日に巻く釣りも撃つ釣りも織り交ぜて状況を見極めていたことがこの結果につながったのである。
第5回と6回は、初日の状況を振り返り、伊豫部さんがどのようにバスのコンディションを探っていったのかを紹介したい。

要点を押さえたスピーディーな展開


 前回紹介したように、初日の野田奈川でイヨケンはまず、釣りを巻きモノに絞って最下流から最上流までを一気に見て回った。巻きモノに限定できたのは、自分のねらう魚が明確だったからだ。野田奈川は上から下までカバー撃ち天国なので、たとえば最初からテキサスリグをメインにしていたら、あの時間にあの場所で、あの48㎝には巡り会えていなかった可能性が高い。

272_iyo2-001 釣り開始から45分。野田奈川の中流域でチャターベイトタイプにバイトした48㎝

272_iyo2-004最下流から最上流まで約5㎞の野田奈川を、イヨケンは2時間半ほどでざっとチェックし終えた。雨後の強烈な流れが発生していた上流は生命感に乏しかった

 ざっと野田奈川の全貌を把握したイヨケンは、早い段階でエリアを中流域に絞った。48㎝の実績だけでなく、川筋に変化があって(大きくベンドしていて、アシの張り出しやポケットが豊富にあり)、橋脚や杭などのストラクチャーも多かったからだ。

 中流域をしっかり釣り込む段階では、チャターベイトに加えてテキサスリグも投入した。使用したソフトベイトは、濁った水中でもよく目立つ青ヅメのミディアムクローのみ。バイトは散発的だったが、ルアーやカラーをアレコレ試すことはせずに、アシの際、中、ポケットの最奥のどこでバイトが出るかを確認することに徹した。当日、アタリが多かったのは、アシの向こう側にあるポケットの最奥。しかし、数は出たものの、サイズもコンディションも〝アディ”フィッシュには及ばなかった。

272_iyo2-005中盤以降はテキサスリグも投入。アシ+各種ストラクチャーの美味しそうなスポットはことごとくノーバイト。減水中なのにカバーの表に出ているバスが少ない?

272_iyo2-011奥のポケットではなく、アシ際に立つ鉄杭(ヘラ台の跡)でナイスバイトが出た

272_iyo2-012細長いが43、4㎝はあった。カバーの外ではなかなかアタらないが、釣れるといいサイズ。翌日のトップウォーター取材でやることを明確にしてくれた1尾だった。カバー撃ちのヒットルアーはすべて青ヅメのミディアムクロー

272_iyo2-016_1 ミディアムクロー(ゲーリーインターナショナル)+T.N.Sオフセット#4/0(フィナ)+7gバレットシンカー
イヨケンが溺愛するミディアムクローの通称“青ヅメ”カラー(正式名称は「ブラックソリッドボディー/ロイヤルブルークロー」)。「日本でもアメリカでも、マッディーウォーターではこの色だけあればいい」とイヨケン。フックは、近距離で撃つ場合はFPPストレート#4/0、中距離で撃ってズル引きもする場合はT.N.Sオフセットと使い分ける


272_iyo2-009 272_iyo2-008 272_iyo2-010こんなロケーションでウエッピングするとサイズも痩せ方も似た魚が連発。「ベッドフィッシュかフライフィッシュかも。アタった場所にすぐリリースしてあげよう」とイヨケン

 そして翌日の小野川釣行でイヨケンがボートを降ろしたのも中流域だった。エレキだけで釣るには小野川は広すぎるため、イヨケンは前日の野田奈川をヒントに、バスがまだ上流には行動圏を広げていないと断定して、中流より上は最初からバッサリ切り捨てていた。ダブルプロップを丁寧に操作してスローな魚をトップに出せたのも、エリアを狭く絞り込み、ジョンボートならではのスモールゲームを展開したからだった。

272_iyo-002 翌日の小野川でダブルプロップ(リバーバレークランクベイツ)に出た40㎝アップ! ねらいどおりのエリアとポジションで出した1尾だった

  
 
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