サイト・ビー by Basser
バサーをつなぐウェブメディア

イヨケン×霞ヶ浦流入河川 トップを軸に釣るポストスポーン :第4回

フロッグ、ダブルプロップ、バズの引き方のコツ

Basser編集部=写真と文
kazari_9330
2014年5月23~24日の2日間、伊豫部健さんは霞ヶ浦の流入河川にジョンボートを浮かべた。
この取材はBasser2014年8月号のトップウォーターゲーム特集に合わせたもので、2日目にはトップで見事に2尾のナイスバスをキャッチ。
初日に巻く釣りも撃つ釣りも織り交ぜて状況を見極めていたことがこの結果につながったのである。
今回は、その状況を振り返りながら、この時期のトップウォーターゲームの有効性を解説してもらった。
第4回は、この取材で使用したルアーを例に挙げながら、各ルアーの使用法を教えてもらいました。

カバーの中から引けるフロッグ
外で魚を引っ張るダブルプロップ
「点」で「線」を交差させるバズ


「リアクションベイトのバズは別として、この時期の食わせに有効なトップはおもに2種類、ノーズが尖ったタイプのフロッグとダブルプロップ。ポッパーも有効だし、ポッパータイプのフロッグもあるけど、カバーの内と外で使い分けることを考えると、スタンダードなフロッグとダブルプロップはマスト。

 基本的には水位でふたつを使い分ける。水位が安定してるときと増水中はカバーの中から引き始めて、オープンウォーターに出てもちょこちょこ誘えるフロッグ。減水中でバスがカバーから出て、ちょい沖のブレイクとか杭についていそうなら、開けた場所でもアピール力があるダブルプロップ」

 フロッグは「キャスト精度」を高めるうえでも重要な役割を担う。単純な話、カバーの奥深くにバスが入っている場合、トレブルフックが付いたプラグやバズベイトでは実現不可能なキャスト精度があるからだ。

272_iyolure-004_1 272_iyolure-005_1 272_iyolure-006_1ボスラット・改(スナッグプルーフ)
オモリの位置をテールからベリーへ変更してドッグウォーク時の回頭性を高め、ラバースカートを植えたイヨケンチューン

272_iyolure-001_1 272_iyolure-002_1 ●リアルシリーズ・プロップベイト
(テーパードプロップモデル/リバーバレークランクベイツ)
ポストスポーン期以降に活躍するフラットサイドのダブルプロップ。細かくトゥイッチすると左右に倒れ込みながら首を振るので移動距離を短く抑えやすい。平べったいフォルムはブルーギルを模してもいる

272_iyolure-003_1デビルズホース(スミスウィック)
同じダブルプロップでもこちらはプリスポーン期に出番が多いタイプで、強めのジャーク(ジュボッ!)とロングポーズで用いる。引くと直進する。細長いシルエットは小魚のイメージ

272_iyo-011梅雨のトップはしつこく誘って「食わせ」たいので、ダブルプロップやポッパーのアクションは「弱め」が基本だ。ねらうスポットの真上では、とくに音量を控えめに

「ダブルプロップにも引き方のコツがあって、ジュボッ!ジュボッ! っていう激しい引き方はしない。この時期は威嚇で出したいわけじゃないし、バスの真上で誘うイメージだから。ピンスポットの真上で、移動距離を抑えて激しく操作すると、アピール過剰で出ない。

 ねらうスポットの1、2m向こう側へキャストして、着水から1、2回はちょっと強めにジュッ、ジュッて動かすけど、それはまだルアーとバスの距離が離れてるから。引いてきてスポットの真上にルアーが差し掛かったら、ちょぼ、ちょぼちょぼ……、って感じ。ルアーがスポットの上を通り過ぎたら、また音量を上げてジュッ、ジュッ。エサがゆっくり遠ざかっていくよ~、今ならまだ追いかけて食えるよ~、って」

 そしてバズベイトにも引き方のコツがある。「バスがいそうなスポット=点」で「バズベイトを引くコース=線」が交差するように、角度を変えながら何度も引くのだ。

「リアクションだからこそ、ホントに自分(バス)の真上をバーって通るモノにしか出ないし、コースによって反応する、しないもある。だから、ここぞってスポットでは何投もするし、ストレッチをバズで流すときも、1投1投の間隔を狭く刻んでいく。この時期の巻きモノはなんでもそう。クランクとか、ワンスポットに10投して10投目に食ったら、ねらいどおり! って感じやね」

272_iyolure-007_1 ●アメリカから買ってきたバズベイト(上)
ゲーリーバズ(ゲーリーインターナショナル)(下)
ゲーリーバズは、イヨケンにとって「いろいろ使ってみても、結局ここに戻ってくるバズベイト」だという。「アームの強さ、フック、ハリ先とアッパーアームのエンドとの距離、プロップ、ヘッド形状、どこをとっても最高

 「梅雨はトップ」という漠然としたイメージから、「トップが有効だが、それは丁寧に釣ってこそのこと」と意識を変える。それが、トップウォーターのベストシーズンを楽しむために一番大切なことなのかもしれない。

この時期有効なそのほかのルアーたち 272_iyolure-010_1フットルース(バンディット)
魚が浮き気味で、さらに上を意識しているこの時期は、クランクも潜行深度が浅いものを選ぶ。スーパーシャロークランクだからと力まずに、普通のクランクベイトとして投げて巻く

272_iyolure-008_1ファットイカ(GYCB)+
パワーステージ#5/0(フィナ)
取材時は出番がなかったがポストスポーナーにはノーシンカーも有効。バックスライドフォールで使用する

272_iyolure-009_1 スキップシャッド4.8in(10FTU)+
F.P.Pオフセット#4/0(フィナ)
こちらはトップ~サブサーフェスでトゥイッチする。カバーの中から引いてくることができるので、フロッグでねらうポジションにいる魚に対して目先を変えた誘いが可能だ


  
 
  
 
 好評発売中のBasser2017年6月号。巻頭記事では、伊豫部健さんがカートップで牛久沼に初挑戦! 「バスの個体数は少ないが、出ればデカい」と言われる老舗レイクで、伊豫部さんが春を追い求めます。人気連載「オカッパリで行こう!」、「THE TAKE BACK」のほか、橋本卓哉さんや折金一樹さんによる5月の表層攻略法を紹介。実践すれば釣果に直結するヒントが満載です。特別付録の『fenwick Aces Concept Book』では、フェンウィックの新たなフラッグシップ「Aces(エイシス)」の全モデルをウエイト別のベンディングカーブとともに紹介。お見逃しなく!


  
 

 

イヨケンのバンクフィッシングに鋭くフォーカス。誰もがすぐに実践でき、釣果に直結する内容に特化。「最新のタックルとテクニックを駆使しても、なぜか釣果に結びつかない…」と、伸び悩むアングラー必見だ!

 

イヨケン流 ストロング バンクフィッシング

 

  
バスフィッシングにおけるフック選びの道しるべとなってくれる1冊。

k011
 





2017/5/16

最新号 2018年1月号

2017年を締めくくるバスとの出会いは「中層で」  もうすぐ冬の入り口、12月。年内最後のバスを釣るためのカギは「中層」にありました。  特集の冒頭では、山岡計文さんが「バスはボトムにいない。だから私はボトムを釣らない」と、自身の経験に基づく「ボトム否定論」を展開。  さらに北大祐さんはディープクランク、平川皓也さんはジャークベイト、川村光大郎さんはラバージグ、伊藤巧さんはネコリグと、4者4様の中層攻略テクニックを公開します。  台風の影響でワンデイ戦となったJBTOP50最終戦では、青木大介さんに密着取材。年間タイトルに王手をかけながらも正午までノーフィッシュ。吐き気をこらえ、苦しみ抜いた戦いの記録は必見です。そして後日のインタビューでは「驚きの展望」が語られます。  また、この霞ヶ浦戦を勝った関和学さんのパターンを追加取材を行なって詳報。ベイトフィッシュに着目した、消波ブロック帯の「中層」を釣る技は必見!! 寒い季節の一尾に繋がるヒントが盛りだくさんです。
[ 詳細はこちらから ]

オンライン書店Fujisan.co.jp

Basser最新号を、毎号、発売日当日までにお手元にお届けいたします。 (地域や交通事情によって発売日より遅れて届くことがございます。予めご了承ください。) 送料は全国無料。印刷版、デジタル版共に1冊から定期購読がはじめられます。 店頭で売り切れてしまったり、忙しくて買いそびれる、という心配もありません。
定期購読をお申し込みいただくと、デジタル版の最新号からバックナンバーまで約1年分が無料で読めます。

[ 定期購読はこちらから ]

 

NOW LOADING