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イヨケン×霞ヶ浦流入河川 トップを軸に釣るポストスポーン :第2回

スポーニングの前後で移り変わる有効なトップウォーター

Basser編集部=写真と文
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2014年5月23~24日の2日間、伊豫部健さんは霞ヶ浦の流入河川にジョンボートを浮かべた。
この取材はBasser2014年8月号の「ベストシーズンのトップウォーターゲーム」特集に合わせたもので、2日目にはトップで見事に2尾のナイスバスをキャッチ。
初日に巻く釣りも撃つ釣りも織り交ぜて状況を見極めていたことがこの結果につながったのである。
今回は、その状況を振り返りながら、この時期のトップウォーターゲームの有効性を解説してもらった。
第2回は、スポーニングの前後で変わる、有効なルアーとねらい方についてだ。

スポーニングとトップウォーター


 取材時の霞ヶ浦水系は、直前の大雨で増水したのち、すぐに減水に転じて、水位が下がっている真っ最中だった。湖上で出会ったアングラーによると、水温も雨の前から一気に3℃ほど下がっていた(23℃→20℃)ようで、それらが原因になってバスのポジションが定まらず、トップへの反応もイマイチだったと思われる。

 しかし逆に考えれば、よくない条件が重なったうえに、トップの最盛期には若干早い5月末の釣行だったにもかかわらず、イヨケンはダブルプロップで2尾のグッドサイズをキャッチした。

272_iyo-002 フラットサイドのダブルプロップ(リバーバレークランクベイツ)に出た40㎝アップ! 岸際から引き始め、杭の横でちょぼちょぼしているときに、真下からギラリと食い上げた

「春のバスにとって行動パターンの軸になるのは、繁殖のための一大イベントであるスポーニング。水温18~20℃でオンベッドの魚(産卵床に乗っている魚)が多いんだけど、そのタイミングはある程度バラけるから、20℃を超えてくるとポストスポーンの魚の割合も高くなってくる。水温が下がって20℃の今は、もうポストの魚のほうが多い。それでもトップへの反応が悪いのは、減水と水温低下もあるけど、一番多い状態の魚が〝ど”ポストだからだと思う」

 イヨケンによると、水温11~25℃のトップウォーターゲームでは、スポーニングの前後で有効なルアーが変わるという。

11~15℃/プリスポーン

 細長いシルエットのダブルプロップ。ジャーク&ポーズで直進的に引いてくる。先にシャローに差したオスにとっては、テリトリー意識を刺激されるルアーであり、反応する理由としては「威嚇」も挙げられる。とりあえず食欲優先のメスは「捕食」のためにバイトしてくる。

20~25℃/ポストスポーン

 平べったいシルエットのダブルプロップ、ポッパー、フロッグなど、移動距離を抑えてネチネチ誘えるタイプのトップウォーター。一方でリアクションバイトをとれるバズベイトも有効。
「20~25℃のトップウォーターゲームは、使うルアーこそいろいろだけど〝移動距離を抑えてネチネチ”がキー。基本、ダルい状態の魚が相手だから、ザリガニとかブルーギルとか、動きが遅くて食いやすいベイトフィッシュをイメージして使う。

272_iyo-0051日目の野田奈川で会ったアングラーもトップで釣っていた。ヒットルアーはフロッグ


 ただ、マッディーウォーターでブラインドで釣ってたとしても、ベッドやフライを守っていて攻撃的になってるオスがトップに出ちゃうことはある。20~25℃で釣れるバスの状態はいろいろで、オンベッド、セカンドプリ(一度産卵したもののまだ体内に卵が残っているメス)、フライフィッシュ(稚魚を守っているオス)、正直、どれが出たのかはわからない。この時期、アングラーにできるのは、釣ったらできるだけ速やかに、バスが出たスポットにリリースすることやね」

 多数派はすでにポストスポーナーなのに、一年で一番トップが楽しいこの時期に釣りを控えるのは難しい。が、さまざまな状態の魚がトップに出てしまうのも事実。いつもどおり釣った魚は丁寧に扱い、イヨケンが言うように無用なキープは避けて速やかにリリースすることを心掛けたい。

272_iyo-004ダブルプロップでキャッチしたこのバスはプリの魚っぽくもある。5月下旬はいろいろな状態のバスがさまざまな理由でトップに出るので、出たその場所へ速やかにリリースしたい


  
 
  
 
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