サイト・ビー by Basser
バサーをつなぐウェブメディア

イヨケン×霞ヶ浦流入河川 トップを軸に釣るポストスポーン :第2回

スポーニングの前後で移り変わる有効なトップウォーター

Basser編集部=写真と文
272_iyo2-012
2014年5月23~24日の2日間、伊豫部健さんは霞ヶ浦の流入河川にジョンボートを浮かべた。
この取材はBasser2014年8月号の「ベストシーズンのトップウォーターゲーム」特集に合わせたもので、2日目にはトップで見事に2尾のナイスバスをキャッチ。
初日に巻く釣りも撃つ釣りも織り交ぜて状況を見極めていたことがこの結果につながったのである。
今回は、その状況を振り返りながら、この時期のトップウォーターゲームの有効性を解説してもらった。
第2回は、スポーニングの前後で変わる、有効なルアーとねらい方についてだ。

スポーニングとトップウォーター


 取材時の霞ヶ浦水系は、直前の大雨で増水したのち、すぐに減水に転じて、水位が下がっている真っ最中だった。湖上で出会ったアングラーによると、水温も雨の前から一気に3℃ほど下がっていた(23℃→20℃)ようで、それらが原因になってバスのポジションが定まらず、トップへの反応もイマイチだったと思われる。

 しかし逆に考えれば、よくない条件が重なったうえに、トップの最盛期には若干早い5月末の釣行だったにもかかわらず、イヨケンはダブルプロップで2尾のグッドサイズをキャッチした。

272_iyo-002 フラットサイドのダブルプロップ(リバーバレークランクベイツ)に出た40㎝アップ! 岸際から引き始め、杭の横でちょぼちょぼしているときに、真下からギラリと食い上げた

「春のバスにとって行動パターンの軸になるのは、繁殖のための一大イベントであるスポーニング。水温18~20℃でオンベッドの魚(産卵床に乗っている魚)が多いんだけど、そのタイミングはある程度バラけるから、20℃を超えてくるとポストスポーンの魚の割合も高くなってくる。水温が下がって20℃の今は、もうポストの魚のほうが多い。それでもトップへの反応が悪いのは、減水と水温低下もあるけど、一番多い状態の魚が〝ど”ポストだからだと思う」

 イヨケンによると、水温11~25℃のトップウォーターゲームでは、スポーニングの前後で有効なルアーが変わるという。

11~15℃/プリスポーン

 細長いシルエットのダブルプロップ。ジャーク&ポーズで直進的に引いてくる。先にシャローに差したオスにとっては、テリトリー意識を刺激されるルアーであり、反応する理由としては「威嚇」も挙げられる。とりあえず食欲優先のメスは「捕食」のためにバイトしてくる。

20~25℃/ポストスポーン

 平べったいシルエットのダブルプロップ、ポッパー、フロッグなど、移動距離を抑えてネチネチ誘えるタイプのトップウォーター。一方でリアクションバイトをとれるバズベイトも有効。
「20~25℃のトップウォーターゲームは、使うルアーこそいろいろだけど〝移動距離を抑えてネチネチ”がキー。基本、ダルい状態の魚が相手だから、ザリガニとかブルーギルとか、動きが遅くて食いやすいベイトフィッシュをイメージして使う。

272_iyo-0051日目の野田奈川で会ったアングラーもトップで釣っていた。ヒットルアーはフロッグ


 ただ、マッディーウォーターでブラインドで釣ってたとしても、ベッドやフライを守っていて攻撃的になってるオスがトップに出ちゃうことはある。20~25℃で釣れるバスの状態はいろいろで、オンベッド、セカンドプリ(一度産卵したもののまだ体内に卵が残っているメス)、フライフィッシュ(稚魚を守っているオス)、正直、どれが出たのかはわからない。この時期、アングラーにできるのは、釣ったらできるだけ速やかに、バスが出たスポットにリリースすることやね」

 多数派はすでにポストスポーナーなのに、一年で一番トップが楽しいこの時期に釣りを控えるのは難しい。が、さまざまな状態の魚がトップに出てしまうのも事実。いつもどおり釣った魚は丁寧に扱い、イヨケンが言うように無用なキープは避けて速やかにリリースすることを心掛けたい。

272_iyo-004ダブルプロップでキャッチしたこのバスはプリの魚っぽくもある。5月下旬はいろいろな状態のバスがさまざまな理由でトップに出るので、出たその場所へ速やかにリリースしたい


  
 
  
 
 好評発売中のBasser2017年6月号。巻頭記事では、伊豫部健さんがカートップで牛久沼に初挑戦! 「バスの個体数は少ないが、出ればデカい」と言われる老舗レイクで、伊豫部さんが春を追い求めます。人気連載「オカッパリで行こう!」、「THE TAKE BACK」のほか、橋本卓哉さんや折金一樹さんによる5月の表層攻略法を紹介。実践すれば釣果に直結するヒントが満載です。特別付録の『fenwick Aces Concept Book』では、フェンウィックの新たなフラッグシップ「Aces(エイシス)」の全モデルをウエイト別のベンディングカーブとともに紹介。お見逃しなく!


  
 

 

イヨケンのバンクフィッシングに鋭くフォーカス。誰もがすぐに実践でき、釣果に直結する内容に特化。「最新のタックルとテクニックを駆使しても、なぜか釣果に結びつかない…」と、伸び悩むアングラー必見だ!

 

イヨケン流 ストロング バンクフィッシング

 

  
バスフィッシングにおけるフック選びの道しるべとなってくれる1冊。

k011
 










2017/5/12

つり人社の刊行物
SERIOUS 14 2018 JB TOP50参戦記 1st&2nd STAGE編
SERIOUS 14 2018 JB TOP50参戦記 1st&2nd STAGE編 本体3,800円+税 DVD-160分
第1戦 愛媛県 野村ダム(朝霧湖) 第2戦 茨城県 北浦 日本のバスフィッシングトーナメントトレイルの最高峰「JB TOP50」に参戦する青木大介に全試合完全密着する本シリーズ。 2017年シーズンは自身3度目となる年間タイトルを見事手に…
つり人社の刊行物
SERIOUS 14 2018 JB TOP50参戦記 1st&2nd STAGE編
SERIOUS 14 2018 JB TOP50参戦記 1st&2nd STAGE編 本体3,800円+税 DVD-160分
第1戦 愛媛県 野村ダム(朝霧湖) 第2戦 茨城県 北浦 日本のバスフィッシングトーナメントトレイルの最高峰「JB TOP50」に参戦する青木大介に全試合完全密着する本シリーズ。 2017年シーズンは自身3度目となる年間タイトルを見事手に…

最新号 2018年11月号

2号連続で綴るクランクベイト愛

釣るための道具としてだけでなく、所有する喜びも与えてくれるクランクベイトを2号連続で大特集。
かつてクランクベイトの魅力を伝えてくれた人気連載、『秘密のクランクベイト』が15年ぶりにカムバック。前編の今回は、クランクベイト誕生の歴史的・地理的背景から、名作ハンドメイドフラットサイドクランクの「あれから」を辿ります。
「巻いて勝てる男」・北大祐さんは、シャロークランクの釣りのイロハを生徒役の編集スタッフにレクチャー。パワー、レンジ別のクランクベイトローテーションや、さらなる1尾に繋がるアプローチ方法を説きます。
また、開発学さん、西根博司さん、塚本謙太郎さんら著名ビルダーがクランクベイトの内部構造や素材の特性について解説。ウッド、プラスチック、そして発泡素材など、マテリアルの違いでクランクベイトの個性はどのように変わるのか。そして名作ルアーを真っ二つに割り、その内部構造から見えてきたものとは!?
さらに、人気の水槽実験によるルアーアクション検証企画「気になるルアー、泳がせます」や、クランクオンリー勝負の「編集部対決」など見どころ満載。
読めば、今すぐボックを開けてクランクベイトを愛でたくなる一冊です。
[ 詳細はこちらから ]

オンライン書店Fujisan.co.jp

Basser最新号を、毎号、発売日当日までにお手元にお届けいたします。 (地域や交通事情によって発売日より遅れて届くことがございます。予めご了承ください。) 送料は全国無料。印刷版、デジタル版共に1冊から定期購読がはじめられます。 店頭で売り切れてしまったり、忙しくて買いそびれる、という心配もありません。
定期購読をお申し込みいただくと、デジタル版の最新号からバックナンバーまで約1年分が無料で読めます。

[ 定期購読はこちらから ]

 

NOW LOADING