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イヨケン×霞ヶ浦流入河川 トップを軸に釣るポストスポーン :第1回

さまざまな状態のバスが混在する5月末

Basser編集部=写真と文
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2014年5月23~24日の2日間、伊豫部健さんは霞ヶ浦の流入河川にジョンボートを浮かべた。
この取材はBasser2014年8月号の「ベストシーズンのトップウォーターゲーム」特集に合わせたもので、2日目にはトップで見事に2尾のナイスバスをキャッチ。
初日に巻く釣りも撃つ釣りも織り交ぜて状況を見極めていたことがこの結果につながったのである。
今回は、その状況を振り返りながら、この時期のトップウォーターゲームの有効性を解説してもらった。

カートップスタイルで臨む「帰国中ぶらり連載」


 アメリカのトーナメントに挑戦している伊豫部健さん(以下イヨケン)が、日本帰国時にカートップスタイルのジョンボートで各地の釣り場を巡るのが、Basserの「帰国中ぶらり連載 Car Top! Go Top!」である。

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 今回の釣り場選びはかなり難航した。直前に大雨が降ったこともあって、本当にざっくり「関東平野のどこか」としか決まっていないままイヨケンは愛艇のサウザージョンをカートップして愛知県を発ち、釣行前日の夕方、各方面の湖沼にアクセスがいい茨城県土浦市の宿にチェックイン。

 その時点で候補に挙がっていたのは……、霞ヶ浦、北浦、桜川、新利根川、野田奈川、小野川、園部川、恋瀬川、根木名川、湖北古利根沼、長門川、中央排水路(印旛沼)、牛久沼……、ほか多数だった。カートップスタイルのジョンボートは、ボートの持ち込みが可能な釣り場ならどこでも降ろすことができてしまうため、「釣り場の数≒選択肢の数」でなかなか決まらない。贅沢な悩みである。

 しかも、イヨケンが「頑張って揚げ降ろしすれば一日で2、3ヵ所は回れるんじゃない? そういう機動力もジョンの魅力だよね」と言うからますます決まらない。ちなみに本人、候補に挙がった釣り場の8割は行ったことも見たこともないので、最後は編集部で1日目は野田奈川、2日目は小野川と決めた。決め手になったのは、いずれの川もレンタルボート店がないこと。せっかく自前のジョンボートがあるからだ。

 ただし、レンタルボート店がないエリアだけに情報があまり出回っておらず、大雨の影響も、バスの状態も釣況もよくわからない。そんな手探りで始まった釣行だったが、イヨケンはトップで見事に2尾のグッドサイズを手にした。

5月下旬以降、梅雨明けまでの釣り


 話は前後するが、2日目に初めて小野川に浮いたイヨケンは、1日目に野田奈川を釣った手応え(第4、5回で詳しく紹介します)から、5月末の霞ヶ浦水系のバスのコンディションを次のように推測してねらいを絞っていた。

「スポーニング(産卵)自体はほぼ終わってて、マジョリティー(多数派)のバスは、オスはフライ(稚魚)を守ってて、メスは大きく分けてふた通りの行動をとってると思う。

 ひとつはアシやガマの奥のポケットで休みつつ、そこにいるエサ(エビなど)を食べながら体力を回復してる魚(A)。ポストの魚が沖へ沖へ動くっていうのは間違いではないけど、すべての魚がそういう行動をとるわけじゃない。

272_iyo-013a 水温20℃だった取材時、Aにはフライを守るオスと、回復前のオスメスが混在していた。また、杭が並ぶブレイクラインBでトップに出せば、少数派ながら回復系のメスがねらえる状況でもあった(写真は野田奈川)。6月末以降は、オスメスともに回復系が主になるので、シンプルに増水時はA、減水時はBのラインをねらうのが基本

 沖へ張り出したアシ原の先端はもちろんねらい目。でも、その内側のポケットにもいい魚が浮いてたりする。もうひとつは沖へ出始めてて、流れに面したストラクチャーについて回ってくるエサを待ち伏せてる魚(B)。ならフロッグ、そうでないならバックスライド系のファットイカがメインになるかな。

 けど、今日ねらいたいのは後者の魚(B)。ちょい沖のブレイクとか杭とかの縦ストラクチャーに浮いてる魚をトップに出したい。今はマイノリティー(少数派)をねらう釣りだから数は出んと思うけど、釣れたらサイズもコンディションもいいはずだし、ちょうど1ヵ月後には、この釣りがメインになる。6月末から梅雨が明けるまではトップで釣るにはドンズバの時期。ダブルプロップ、バズベイト、フロッグのどれかが絶対にハマる。とくに水温25℃くらいで雨の日とかサイコーだわ」


  
 
  
 
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