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五十嵐誠のネコリグロッド「ラクゼATS05 S60ULソリッドセンサー」

エキスパートが教えるロッド選び:第2回

五十嵐誠=文
 釣具店にずらっと並んだロッドの数々。そのなかから自分のやりたい釣りに最適な1本を選ぶのはなかなか難しい。今回は、エキスパートたちにそれぞれの十八番の釣りでどんなロッドを求めているのかを聞いてみました。

※この記事はBasser2016年3月号に掲載されたものを再編集しています

ラクゼATS05 S60UL ”SOLID SENSOR”(がまかつ)
「キャストからランディングまでの各動作でベストなタックルバランスを満たしてくれるロッドを選ぼう」 igarashi-2a レングス●6ft
パワー●ウルトラライト
アクション●ファスト 
適合ライン●1~3Lb
適合ルアー●1/64~1/8oz

◆五十嵐さんのセッティング例
リール:ステラ2500S(シマノ)
ライン:シューター 3.5Lb(サンライン)


igarashi-1a五十嵐誠(いがらし・まこと)
●JB TOP50で活躍するトーナメントアングラー。2015年は第2戦北浦戦、第4戦桧原湖戦、クライマックスエリート5(桧原湖)で優勝。2016年も第4戦桧原湖戦を制し同フィールドで抜きんでた強さを見せている。


動作をこなすのに必要なタックルバランス


 僕がネコリグ用のロッドに求める性能。それは、ベストなタックルバランスを作り出せること! 2015年からトーナントで大活躍してくれているのが、ラクゼATS05のS60UL。このロッドは僕がよく使うネコリグをはじめ、ほかにもスモラバやダウンショットリグ等のライトリグ全般を高次元で扱うことができるロッドです。

 ライトラインを使うからこそ研ぎ澄まされたタックルバランスが必要不可欠になってきます。

 キャストして、ルアーにアクションをつけ、フッキングして、ランディングする。この一連の動作をこなすために必要なのがベストなバランスのタックルセッティングです。そのなかのひとつのキーになるのがロッドだと思うんです。

 今回は僕の十八番であるネコリグを使うためのロッドについてお話をさせていただきます!

①キャスト
まずはルアーを背負いやすいパワーを


 バスを釣る動作のなかで最初に起こすアクションがキャスティングです。ねらったところにキャストを決めるところからはじまると思うんです。そのために必要なロッドの性能はどんなものでしょう? 

 投げるルアーの重さをちょうどよく背負えるパワーをもっていることが必要です。たとえば、極端な例を言わせてもらうと、フィネスな釣りをするようなULパワーのロッドに6.5inカットテールのような重いワームをセットしたらキャストしづらいです!

 もし、重いワームを投げるならそれなりにパワーのあるMLクラス以上のロッドを使って欲しい。まあ、これはちょっと極端なセッティングなので置いておくとして、とりあえず僕が普通によく使うドライブクローラー4.5inやスワンプJrくらいのワームだとUL~Lクラスのロッドがちょうどいいのかなって思います!

◆五十嵐さんの使用ルアー例
igarashi-3 上/レインズスワンプJr(レイン)
ワーム329ハンガーHD#6(がまかつ)
レインズタングステンネイルシンカー1/64oz(レイン)
下/ドライブクローラー4.5(O.S.P)
ワーム329ハンガーHD#6(がまかつ)
レインズタングステンネイルシンカー1/64oz(レイン)


②ルアーを操作する
ワームのサイズごとに適したティップのパワーがある


 そして次にする動作は、ルアーにアクションをつけること。このときに大切になってくるのがロッドのティップ部分です。ティップ部分のパワーによって扱えるワームのボリュームが決まってきます。たとえば小さいワームをシェイクするときに硬すぎるティップのロッドを使った場合、必要以上の力をワームに伝えてしまって不自然なアクションになってしまいます。

 逆に、大きなワームをシェイクさせるときにティップが軟らかすぎるロッドを使った場合は、ワームに力が伝わらず思ったように動かせないということが起きてしまいます。

 なので、基本は小さいワームを繊細にアクションさせたいときはティップが軟らかめのロッドを使う。大きめのワームや機敏に、もしくは大きくアクションをさせたいときはティップが少し硬めのロッドを使うとアクションをさせやすくなります!

③フッキング
フックの線径をライン強度に合わせる


 そして次の動作はといえば? フッキングです。バスが食ったときにしっかりと口にフックを貫通させるパワーのあるベリー~バットのパワーが必要になってきます! しかし、ここでパワーが必要と書きましたが、もうふたつ考えなくてはいけないアイテムがあります!

 それは、フックの線径とラインの太さです。フックが太いのにラインが細すぎると、貫通する前にラインが切れてしまい、フックが細いのにラインが太いとラインが切れる前にフックが伸びてしまいます。

 ここのバランスをしっかりとった状態でロッド側にもラインが切れないような優しさと、フックを貫通させるための力強さを兼ね備えたロッドを選ぶことが大切になってきます!

④ランディング
パワー過剰はNG


 そして最後にランディングです! そのときに気を付けなければいけないのはラインブレイクとフックオフです。

 ラインブレイクを避けるためには、ラインの太さに対してパワーが過剰でないロッドを選ぶことです! グイグイ引っ張りすぎてしまうとラインの引っ張り強度を越えてしまうことがあるのでラインブレイクのリスクが高まってしまいます。

 そしてもうひとつは、魚の大きさに対してパワーが過剰でないこと。魚が小さかった場合、ロッドのパワーがありすぎると魚がドンドンこっちに寄ってきてしまって、フックがしっかりと刺さらずにバレやすくなってしまいます。

 ここまで書いてきたことを踏まえてトータルバランスを考えると、キャスト、アクション、フッキング、ランディングとその時々に必要な性能をクリアしてくれるロッドを選ぶべき、ということになります。つまり、ルアーに対してキャストしやすいパワーがあって、アクションをつけやすいティップがあって、しっかりとフッキングを決めることのできるベリーからバットに力があって、ファイト時にパワーが過剰でないロッド。

 僕の場合、よく使うネコリグ用のワーム(ドライブクローラーとスワンプJr)にちょうど使いやすいなと思えるのがこのロッドなんです。

 おそらく、皆さんが釣りをするフィールドによって投げるルアーの大きさや魚の大きさ、よく使うラインの太さなどさまざまだと思うので、この解説をちょっとだけ参考にして自分なりのベストセッティングを探してみてもらえたら嬉しいです。

  
 
事実、秋は巻きモノが最も効く

「秋は台風や朝夕の気温差などでバスの居場所が変わりやすい季節。だからバスを探せるルアー(=巻きモノ)が有効です」
 そう北大祐さんは話します。Basser11月号では秋の巻きモノを大特集。木村建太さんはマグナムクランク、ブレット・ハイトはチャター系、市村直之さんはスピナーベイトなどを解説。なぜ巻きモノなのか、そしてなぜ全員がグラスロッドを使っていたのか。秋の釣果に直結するヒントが満載です。
 JBTOP50では青木大介さんが今期2勝目を達成した桧原湖戦を詳細にレポート。連日リミットメイク率が90%以上となった初秋のスモールマウスレイクで、青木さんが頭ひとつ抜け出せた理由は何なのか。驚愕のテクニックが明らかになります。


  
 

 

30回記念大会として例年以上に注目を集めた2016年大会は、前夜から1日目のスタート直前まで降り続いた雨と、2日目の強烈な冷え込みによって、状況が刻々と変わりゆくなかで競われた。そんななか、同船取材した五十嵐誠、青木大介、赤羽修弥、福島健はどのような釣りを展開したのか。それぞれの理由で優勝を強く望む4選手の波乱に満ちた2日間の記録。

 

Basser ALLSTAR CLASSIC 2016 激闘の記録
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2017/10/19

最新号 2018年1月号

2017年を締めくくるバスとの出会いは「中層で」  もうすぐ冬の入り口、12月。年内最後のバスを釣るためのカギは「中層」にありました。  特集の冒頭では、山岡計文さんが「バスはボトムにいない。だから私はボトムを釣らない」と、自身の経験に基づく「ボトム否定論」を展開。  さらに北大祐さんはディープクランク、平川皓也さんはジャークベイト、川村光大郎さんはラバージグ、伊藤巧さんはネコリグと、4者4様の中層攻略テクニックを公開します。  台風の影響でワンデイ戦となったJBTOP50最終戦では、青木大介さんに密着取材。年間タイトルに王手をかけながらも正午までノーフィッシュ。吐き気をこらえ、苦しみ抜いた戦いの記録は必見です。そして後日のインタビューでは「驚きの展望」が語られます。  また、この霞ヶ浦戦を勝った関和学さんのパターンを追加取材を行なって詳報。ベイトフィッシュに着目した、消波ブロック帯の「中層」を釣る技は必見!! 寒い季節の一尾に繋がるヒントが盛りだくさんです。
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