<img height="1" width="1" style="display:none" src="https://www.facebook.com/tr?id=170559842213036&amp;ev=PageView&amp;noscript=1">
編集部2017年6月5日

斉藤真也×亀山湖 「本気食い」をねらうフロッグゲーム :第3回

Basser バス釣り

「いかに本気食いさせるかがフロッグゲームのカギ」と話す斉藤真也さんに、フロッグの魅力と求められる技術を教わりました。 バス釣りの専門誌バサーが、バス釣りのテクニックから道具、試合の最新情報、初心者のバス釣り入門までバスフィッシングのすべてを公開しています。

フロッグとタックルのセレクト

Basser編集部=写真と文

いかに本気食いさせるか。
それこそがフロッグゲームのカギであり、ロマンだ。
亀山湖でフロッグのロマンを求め続ける男、斉藤真也さんはそう断言する。
フロッグの魅力と、求められる技術とは?
今回は、斉藤さんが愛用するフロッグとタックルについて紹介したい。


dsc_0004 ●斉藤真也(さいとう・まさや)
1981年生まれ。千葉県出身。千葉県市原市にあるプロショップ「オンリーワン」に勤務するとともにO.S.Pのプロスタッフを務める。2004年の房総チャプターで年間ランキング1位、高滝湖や亀山湖で開催されるローカルトーナメント「SINZANKAI」で優勝多数。2010年JB霞ヶ浦年間優勝。 2015年NBCチャプター茨城第2戦優勝。2014 Kota’s American Dream優勝。

この記事は2011年8月号に掲載されたものを再編集しています。

ダイビングフロッグを愛する理由


 斉藤さんが当時の取材で使ったのは、ダイビングフロッグ9割、スケーティングフロッグ1割だった。今回だけでなく普段の釣行でも、ほぼダイビングフロッグしか投げないという。その理由はダイビングフロッグ特有のフロントカップに集約されている。カップ部分で水しぶきとサウンドを発生させるため、スケーティングフロッグよりもアピール力が強い。また、カップが浮きゴミを動かすことで、バスがルアーの存在に気づきやすくなる。

img_cf30 dsc_0157 ダイビングフロッグ(O.S.P)
斉藤さんが溺愛するフロッグ。フッキング率を高めるためのチューンを施し、アピール力を強めるためにブレード(ハイピッチャーブレード♯3.5)を装着している


dsc_0080 キャストの9割を占めるダイビングフロッグはトゥイッチするとスプラッシュとサウンドを立てつつチョイ潜りする。フェイバリットの理由は、ほかのフロッグと比べてアピール力が強いから

dsc_3300a カップが浮きゴミを掻き分けるのも強アピールの一因。「ゴミが動くことでバスの興味を引けます。逆に警戒する魚もいますが、そんなビビリなバスはフロッグには食ってこないので最初から相手にしません」

 スケーティングフロッグはバスの活性が低いであろう昼間に、アピール力を抑えるために用いていた。基本的に最初はダイビングフロッグを使い、ミスバイトがあった場合はフォローとしてスケーティングフロッグにローテーションすることが多いという。

img_products_main_skatingfrog スケーティングフロッグ(O.S.P)
ヒシモや浮きゴミの上など、ダイビングフロッグだとゴミを拾いすぎてしまうシチュエーションで出番がある。ダイビングフロッグに反応がないときにフォローとして入れることも


 ブレードはほとんどの場合で付ける。後方重心になるのでロングキャストしやすくなるとともに、アピール力を補強することができる。浮きゴミを釣るときはとくに欠かせない。ゴミが厚くても、ブレードだけが水面下に垂れ下がりバスの興味を引くことができるからだ。

 カラーに対するこだわりは「とくにない」とのことだったが、強いて言えば、「陽射しが強いときは腹が白いものを使うといい気がする」とのことだった。   

ロッドは7ftヘビーパワー、リールはハイギヤ


 取材当日、斉藤さんがボートに積んだタックルはたったひとつだけだった。

dsc_3230 取材時に斉藤さんがボートに持ち込んだのは1タックルのみ。釣行のほとんどはこのスタイルだとか

 ロッドは7ft、ヘビーパワー。

 フッキング時にバスの口の中でフロッグのボディーを潰し、バスのアゴを貫くためには、ロッドはミディアムヘビー~ヘビーパワーが必要だと斉藤さん。長さは6ft6in以上あればアワセのストロークが充分にとれる。

 リールはハイギヤモデルをチョイス。フッキング時に素早くラインスラックをとる必要があるため、巻き取りが速いハイギヤのほうがいい。ラインはPEラインが絶対。「擦れに強いから」という理由はもちろんのこと、フッキング時のパワーロスが圧倒的に少ない。

斉藤さんのタックル
※当時の釣りを今(2017年)するなら……
ロッド:グレッグスペシャル70H(オンリーワンオリジナル)
リール:ジリオンSV TW1016SV-XXHL(ダイワ)
ライン:ソルティガ12ブレイド5号(ダイワ)


◆関連記事
ルアー別フッキング実例集 ebihara蛯原英夫×フロッグ

  
 
  
 
 Basser7月号では、初夏から梅雨にかけてとくに有効になるフローティングジャークベイトを特集しています。沖田護さん、川口直人さん、山木一人さん、泉和摩さん、北大祐さんらの解説のほか、このルアーを使いこなすためのタックルセッティングやウエイトチューンの方法、フックセレクトなど細かいコンテンツも満載。第2特集で取りあげるスイムジグとチャターベイトタイプも見逃せない内容です!


  
 
  
 

 

霞ヶ浦オカッパリと琵琶湖ボートロケでお届けするフロッグフィッシング・ハウツーDVDの決定版!!

 

内山幸也 バンク・ビート・フロッギン

DVD-75分

  
 

 

タイプの異なるフィールドで三者三様のフロッグメソッドを公開!

 

伊豫部健/斉藤真也/大西健太
フロッグ講座

DVD-130分



2017/6/5

おすすめ記事

記事検索

  • 検索フィールドが空なので、候補はありません。

月刊つり人 最新号

つり人 2020年5月号

列島をゆるがすコロナウイルス。けれども、日増しに暖かくなる春の日を、じっと家にこもって過ごすのはやっぱり体によくない。その点、手軽な海の釣りは、風も気持ちよく、大人も子どもも、思い切り深呼吸しながら時間を過ごせる。ウミタナゴ、メジナ、クロダイ、カレイ、アオリイカ、カサゴ……。元気な魚たちが泳ぐフィールドで、がんばろう、ニッポン! そのほか、3名手の渓流解禁レポート、里川で見つかる美味しい道草、みちのくタナゴ旅など旬の釣り満載でお届け。

人気記事