サイト・ビー by Basser
バサーをつなぐウェブメディア

斉藤真也×亀山湖 「本気食い」をねらうフロッグゲーム :第2回

超ハイテンポなゲーム展開

Basser編集部=写真と文
dsc_0016
いかに本気食いさせるか。
それこそがフロッグゲームのカギであり、ロマンだ。
亀山湖でフロッグのロマンを求め続ける男、斉藤真也さんはそう断言する。
フロッグの魅力と、求められる技術とは?
今回は、釣りのテンポとフロッグのアクションについて紹介したい。


dsc_0004 ●斉藤真也(さいとう・まさや)
1981年生まれ。千葉県出身。千葉県市原市にあるプロショップ「オンリーワン」に勤務するとともにO.S.Pのプロスタッフを務める。2004年の房総チャプターで年間ランキング1位、高滝湖や亀山湖で開催されるローカルトーナメント「SINZANKAI」で優勝多数。2010年JB霞ヶ浦年間優勝。 2015年NBCチャプター茨城第2戦優勝。2014 Kota’s American Dream優勝。

この記事は2011年8月号に掲載されたものを再編集しています。

半日で亀山湖を1周!


 斉藤さんを取材しながら驚いたのは、釣りのテンポの速さ。インレットに浮きゴミや立ち木が絡み、普通はじっくり粘りたくなるエリアでも斉藤さんは1投するだけで、すぐにスルーしていた。「同じスポットに何回も投げると魚に見る時間を与えてしまって、『本気食い』してくれません。だから僕は1投で出なければ、すぐそのスポットを見切ります。どうしても気になった場合は、ある程度時間をおいてからもう1度そのスポットをやり直します。たとえ30分誘ってやっと出たとしても、それは『興味食い』なので乗りません」

 取材艇は斉藤さんを54Lb、5段階変速のエレキで追いかけていた。釣り中のスピードは平均して3~4速で、しかも踏みっぱなしだ。5速でやっと追いつけるほどのスピードで流していることも多々あった。「半日あれば亀山湖を一周できますよ」と斉藤さん。

dsc_0034a 見切りの速さが身上。たとえばこのスポットは、ワンド+流れ込み、浮きゴミ、竹など、さまざまな要素が絡んでいる。20分くらいかけてネチネチいきたくなるところだが、斉藤さんは3投で移動していた

dsc_3205 エレキは基本踏みっぱなし。54Lb(五段階変速)のエレキでいうと、「3」~「5(ハイバイパス)」で流していた。「半日で亀山湖一周のペースです」

 ボートのスピードに合わせて、フロッグのアクションからキャストなどの動作にいたるまで、すべての動きが速くなる。回るエリアが多いため、プロダクティブな場所にも辿り着きやすい。すべてが「本気食い」につながる。

 「本気食い」の秘訣は、同じスポットに執着せず、1投で出なければきっぱりそのエリアを見切るサッパリとした性格だと斉藤さん。ちなみに、斉藤さんは恋愛関係においても未練を残さないタイプだとか。

dsc_0235 浮き草のマットカバーで覆われたエリアを釣るときは、エレキにゴミが絡まないようにバックで進む

アクションもスピーディー


 フロッグのアクションの速さも特徴だ。斉藤さんは着水後ポーズを取らず、着水点から2mの範囲をアクションさせ、すぐにピックアップしていた。その間わずか4秒(平均)である。フロッグの移動距離は秒速1mほど。そのスピードにも必然性があると斉藤さんは語る。

 「『本気食い』をねらう場合はフロッグのアクションの速さも重要です。着水後ポーズをとって、ゆっくりドッグウォークさせるアクションではバスに見る時間を与えてしまいバイトがあってもほとんど乗りません。つまり興味食いッスね。だから僕はポーズもとらないし、移動距離を抑えるためのフロッグの首振りもあまり意識していません」

 斉藤さんのアクション時のサオさばきは、ラインスラックを長めにとりそれを上下、左右にゆさぶるように、アクションさせていた(写真参照)。フロッグが遠い距離にある場合はサオを上に立てて、距離が近づくにつれてサオを下げながら行なう。最初にとったラインスラックの長さをキープするペースでリールのハンドルを巻く。ラインスラックが途中で極端に長くなったり、短くなればフロッグがきちんとアクションしてくれないからだ。

dsc_0571 dsc_0573 dsc_0575 dsc_0079 アクション時、ムチのようにしなるPEライン。ラインがゆるんだ状態でロッドワークを行ない、ラインを一瞬だけ張った状態にして、またすぐに戻す。短い移動距離で大きくアクションさせるため


◆関連記事
ルアー別フッキング実例集 ebihara蛯原英夫×フロッグ

  
 
  
 
 Basser7月号では、初夏から梅雨にかけてとくに有効になるフローティングジャークベイトを特集しています。沖田護さん、川口直人さん、山木一人さん、泉和摩さん、北大祐さんらの解説のほか、このルアーを使いこなすためのタックルセッティングやウエイトチューンの方法、フックセレクトなど細かいコンテンツも満載。第2特集で取りあげるスイムジグとチャターベイトタイプも見逃せない内容です!


  
 
  
 

 

霞ヶ浦オカッパリと琵琶湖ボートロケでお届けするフロッグフィッシング・ハウツーDVDの決定版!!

 

内山幸也 バンク・ビート・フロッギン

DVD-75分

  
 

 

タイプの異なるフィールドで三者三様のフロッグメソッドを公開!

 

伊豫部健/斉藤真也/大西健太
フロッグ講座

DVD-130分



2017/6/1

最新号 2018年1月号

2017年を締めくくるバスとの出会いは「中層で」  もうすぐ冬の入り口、12月。年内最後のバスを釣るためのカギは「中層」にありました。  特集の冒頭では、山岡計文さんが「バスはボトムにいない。だから私はボトムを釣らない」と、自身の経験に基づく「ボトム否定論」を展開。  さらに北大祐さんはディープクランク、平川皓也さんはジャークベイト、川村光大郎さんはラバージグ、伊藤巧さんはネコリグと、4者4様の中層攻略テクニックを公開します。  台風の影響でワンデイ戦となったJBTOP50最終戦では、青木大介さんに密着取材。年間タイトルに王手をかけながらも正午までノーフィッシュ。吐き気をこらえ、苦しみ抜いた戦いの記録は必見です。そして後日のインタビューでは「驚きの展望」が語られます。  また、この霞ヶ浦戦を勝った関和学さんのパターンを追加取材を行なって詳報。ベイトフィッシュに着目した、消波ブロック帯の「中層」を釣る技は必見!! 寒い季節の一尾に繋がるヒントが盛りだくさんです。
[ 詳細はこちらから ]

オンライン書店Fujisan.co.jp

Basser最新号を、毎号、発売日当日までにお手元にお届けいたします。 (地域や交通事情によって発売日より遅れて届くことがございます。予めご了承ください。) 送料は全国無料。印刷版、デジタル版共に1冊から定期購読がはじめられます。 店頭で売り切れてしまったり、忙しくて買いそびれる、という心配もありません。
定期購読をお申し込みいただくと、デジタル版の最新号からバックナンバーまで約1年分が無料で読めます。

[ 定期購読はこちらから ]

 

NOW LOADING