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ジャパンフィッシングショー2018 並木敏成×伊藤巧対談:中編

Basser Allstar Classic2017を振り返って。「並木さん、バラさないための秘訣は?」

サイト・ビー=まとめ
taku この記事はジャパンフィッシングショー2018つり人社ブースでの並木敏成さんと伊藤巧さんの対談の模様を掲載しています。司会は『Basser』編集長の堀部政男

 2018年1月20日、21日に開催されたジャパンフィッシングショー2018のつり人社ブースでは、並木敏成さんと伊藤巧さんを招いて対談形式のトークショーをしていただきました。Basser Allstar Classic2017で動画クルーが同船し、それぞれ4位と5位に入賞しているおふたり。話題はその模様を収めたDVD『Basser ALLSTAR CLASSIC 2017 the Limit Three』についてです。中編では、伊藤さんが並木さんのバラシの少なさに注目。どうすればミスなくキャッチできるのか、その秘訣を教えてもらいました。


バラシを減らすためのフッキングとフック選び

前編に引き続き、Basser Allstar Classic2017での並木さんの釣りについて……

伊藤:並木さんと言えばバラシの少なさも尊敬します。オールスターでもバイトしてきたバスはほぼキャッチしていましたよね。僕はバラしてしまうことも多いので、どうしたらそれほどの技術を身につけられるのかを知りたいです。

並木:たしかに巧はこの試合でキャッチできてなかった魚がいたね。あのときの巧はわりとボリュームのあるワームを使っていたし、フッキングが難しくなってしまう場合もあるよね。


伊藤:たぶんもっと食い込ませれば話は別だったと思うんですけど、焦りなどでいつもの動作ができないのが試合だと思うんです。僕の場合、中学時代からトーナメントに出ているんですが、未だにそうなんです。だから早アワセでバラしてしまうことが多くて、そういう意味で並木さんのバラシの少なさの理由が気になります。

並木:ひとつは巧も言うようにフッキング。やっぱり早すぎはダメだよね。とくにテキサスリグとかだと、早アワセはフックアップ率がガクッと下がるし、浅掛かりになって身切れでバレてしまう。ある程度口の奥まで食い込ませないとダメ。

 見えバスがスモラバやムシルアーにバイトするときはパッと吸ってすぐ吐き出すから、その瞬間にアワせるんだけど、基本的にはすぐパッと離してしまうバスは獲れないものと思ったほうがいい。普通のワームでブラインドで釣るときの俺のやり方はこう。

 アタったらまずは「オォ!?」って言う。で「エス!」って言いながらラインスラックを巻き取る! 最後に「ピー!!」でロッドを引き付けてフッキング!

伊藤:O.S.Pですね(笑)!

並木:それくらいゆとりをもつのが大事。あと、アワせる前は必ずラインスラックを巻き取りながらロッドを倒すこと。とくにロッドをタテ捌きで操作しているとき。ティップが上を向いているときにバイトがあるとアワセのストロークが確保できないからね。

伊藤:たしかに並木さんの釣りを見ていると、アワセの動作に余裕があって、これからフッキングするというのがアワせる前にわかります。

並木:テニスの構えみたいにグッと腰を落とすでしょ。アワせる前にタメを作るのが大事。いきなりバチンとアワせてしまうとラインブレイクしてしまうから、まずは姿勢を前に傾けて、長いストロークでグーッと均一なテンションをかけながらアワせるのを心がけているよ。

taku02ラインスラックを巻き取って……

taku03このくらいの位置まで長いストロークでアワせる

伊藤:ラインに瞬発的な負荷をかけないということですよね。たとえ擦れるものがあったとしてもラインと障害物の接点をズラしながら、負荷を1点に集中させすぎないということも考慮するんですね!

並木:あとはキャッチ率を上げるために大事なのがフックとワームのサイズ。使っているワームの身幅に対してフックのゲイプ幅は1.5~2倍は欲しい。ゲイプ幅がタイトすぎるとワームからハリ先が出ないから、この部分を意識してフックを選んでほしい。

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伊藤:タックルバランスもバラシの少なさにつながりますよね。

並木:そうだね。たとえばヘビーカバーをねらうなら、そのワームによく使われるサイズよりもワンサイズ大きなものを使うとか。俺がこのオールスターで使っていたドライブシャッド3.5inには#1/0をセットする人が多い。だけど俺が霞ヶ浦で使うなら#2/0。相模湖や津久井湖で見えバスをねらうなら#1/0を使ったりもするけどね。

伊藤:見えバスねらいのときはハリの存在感を小さくするんですね。

並木:そう。スピニングタックルなら#1/0で大丈夫だけど、ベイトで12Lb以上のラインを使うなら#2/0、アメリカなら#3/0を使うよ。

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伊藤:タックルバランスを煮詰めてミスの少なさに繋げているんですね。あとは並木さんの試合中の落ちつきもすごいと思いました。僕は初出場だったので、DVDを見ていただければわかると思うんですが、正直スタートしてから4時間は何をしているのかわからなかった。それだけ焦っていたんですが、並木さんのようにオールスターに出続けていると焦らなくなりますか?

並木:生中継では解説の秦(拓馬)君に「リグってるときに手が震えてますね!」と突っ込まれていたけど(笑)、あれは武者震い……もしくは年を重ねると止めようと思っても震えてしまうことがあるから、そういうのと一緒です(笑)! 実際緊張はしていなくて、むしろカメラの前でどう盛り上げようかな、なんて考えていたよね。

伊藤:すごいです。僕は自分のことでいっぱいいっぱいでした。盛り上げるなんて考えられなくて、魚釣っても無言。あとで見返してびっくりしました。並木さんは自分を見せることも試合中に考えていて、これぞプロフェッショナルだなと思いました。

後編へ続く……

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◆Basser Allstar Classic 2017第4位・並木敏成 表彰式インタビュー
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◆Basser Allstar Classic 2017第5位・福島健、伊藤巧 表彰式インタビュー
https://basser.tsuribito.co.jp/archive/bac2017fukushimaitointerview

  
 

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