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エキスパートが選ぶ冬の巻き物 :第7回

エドモン石名智祐さんのタイニーフラットサイドクランク

石名智祐=文
 スローな展開になりがちな冬でも巻き物で結果を残すアングラーがいる。Basser2016年2月号では、巻き物に精通し自らルアーデザインも行なうルアービルダーたちに、冬場に試したいルアーをふたつ紹介してもらっている。彼らのメソッドとともにぜひ参考にしてほしい。

この記事はBasser2016年2月号に掲載したものを再編集しています。

エドモン石名智祐
江戸物(エドモン)代表
◆ブログ
https://ameblo.jp/edomon777/

だらしない食い方をする冬のバスは小さめのクランクと細身のミノーでねらう


 こんにちは、エドモン石名です。

 今回は冬の巻き物についてがテーマ。冬に釣れる時間って意外と朝早いときと、午後ですよね。私は、冬は活性が低いというより、バスが動き回る時間帯が短時間に集中する感じをイメージしています。動きが鈍いのは確かで、無駄に動かない。

 そんな季節に使うのは、自分が制作しているなかで一番小さい「坊」または「坊Deep」。使う場所は洲の野原や新利根川など低地のマッディシャロー。冬でもシャローで捕食するバスがいるエリア。シャローエリアではクランクメインで釣りします。

edo01 坊Deep(52mm、7g/エドモン)

使用タックル例
ロッド:グラスウェイ・マキモノGMMC63MB(テーパー&シェイプ)
リール:メタニウムMg(シマノ)
ライン:フロロカーボン10~12Lb
スナップを使用


 巻きスピードはスロー気味で、ハンドルは軽く握り、何かに当たると手が外れる感じでクルクルクル~っと引いてきます。この時期はバイトがはっきり出ないことが多いので、乗せやすいグラスロッドを使います。

 よく冬はショートバイトになりやすいと言いますが、これはバスのバイトがだらしないからだと思います。たとえばラーメンを口に入れて、はみ出た麺をすすらないようなイメージ。なぜそう思うのかというと、過去に何度かフッキングしていないバスを釣ったことがあるからです。「そんなの、どうやって釣った?」と思うでしょう。

 そのときはクランクをゆっくり巻いていて、ゴミとかビニール片を引っかけた感じでちょっと重くなった感触がありました。そのまま巻いてくるとバスがすっぽりルアーをくわえて寄ってきたのをネットですくったら、ルアーがポロっと落ちました。

 これがいい時期であれば、ルアーをくわえてから反転などの動きがあるのでバイトとして感じることができますが、冬はくわえたまま惰性でいるためバイトが出ないのでしょう。

 バスの噛む力は結構強くワームでもこのような状態で寄せたことがあります。そのときはティーズワーム4in(ノンソルト)のスプリットショットだったけど、バスがワームのテールをくわえ、ビヨンとワームが伸びた状態でバスが寄ってきた。僕と目があったとき、口を開けてさよなら。

 こんなバイトをフックアップに持ちこむために、バイトの弱さをルアーの形状で補う。この時期に「坊」または「坊Deep」を使う理由にはこれが大きい。ひと口でバスの口の中に入る大きさであり、フラットサイドでボディーの幅が薄くボディーよりフックがはみ出るのでフッキング率が変わってくる。明確なバイトがあればハイシーズンと同じようにアワせるが、リトリーブが重くなるのを感じるだけのバイトならスイープにアワセを入れる。

edo02 T.D.ミノー 1102SP(105㎜、13g/ダイワ)

 クランクのフォローとして使うのがサスペンドミノー。これで沖合の杭周りやオダ周辺をねらうのに使う。サスペンドミノーは細長いテールの先端にフックが付いた形状です。さっきのティーズワームのしっぽをくわえるようなコンディションのバスを釣るためのルアー。使い方は簡単。巻いてきて杭などの障害物の横で止めて待つだけです。

表紙をタップすると試し読みができます hyo1

わき役が輝くすてきなドラマ

ときにメインとなるルアーよりも選択が重要となるわき役「トレーラー」が今号の主役です。たとえばジグの場合、トレーラー次第でルアー全体のサイズ感やアクション、フォールスピード、イミテートするベイトフィッシュまですべてが変わってくるからです。
巻頭の「THE TAKE BACK」では、田辺哲男さんが真冬の菅野湖をバルキートレーラー+フットボールジグの組み合わせで攻略し2尾の50cmアップをキャッチ。並木敏成さんはカバージグの黄金コンビネーションを紹介。そのほかスイムジグやフットボールジグ、ワイヤーベイトのトレーラーも細かく紹介。アメリカのツアープロが本気の勝負で投入するトレーラーのトレンドについてもまとめています。
また、2018年に創立30周年を迎えたエバーグリーンの歩みを特集。日本のバスフィッシングシーンをリードしてきたタックルとプロスタッフ陣の輝かしい戦歴はどのようにして紡がれてきたのか。菊元俊文さん、今江克隆さん、清水盛三さん、福島健さんらへのインタビューを交え、その歴史を紐解きます。





2018/2/5

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巻頭では、国内で数々のタイトルを手にしてきたトップトーナメントアングラーである、青木大介さんと北大祐さんそれぞれのボックスに見るスタイルの違いに迫ります。
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