Basser Allstar Classic 2016ウイナー北大祐
表彰式インタビュー
涙と感謝の初優勝
サイト・ビー=文
応援してくれた仲間、スポンサーへの感謝の気持ち
―― おめでとうございます。
北 ありがとうございます!
―― ウエイインショーのときにすでに涙ぐんでいらっしゃって、今もステージに上がってくる間に込み上げてきたものがあったように見えたのですけれど、まずはなぜここまで感極まるのかという背景などお聞かせいただけますか?

北 そうですね、やっぱり、たくさんの仲間が応援してくれている、自分だけじゃないっていうのが一番きましたね。
―― 改めて紹介させていただくと、北選手は、つい1週間前の話になりますが、国内最高峰のトーナメントであるJB TOP50シリーズで2度目の年間タイトルを戴冠して、その翌週のこのタイトルマッチでさらに優勝されました。今年はサンラインさん、K.T.F.さんに加えて、レジットデザインというロッドメーカーさんがサポートについたわけですが、TOP50のなかでは北さんおひとりですよね。
北 ひとりです、はい!
―― ほとんどのメーカーさんが複数人のプロスタッフをTOP50に送り込んでいるなか、新進気鋭のロッドメーカーとして立ち上がったレジットデザインの代表としてたったひとり、日本全国から集まった60名近い精鋭のなかで戦って年間タイトルを獲得されました。そういったスポンサーさんや仲間への感謝もありますよね?
北 もちろん、もちろんあります。レジットデザイン社長の飯高さん、それから専務の鬼形さんという人がいるんですけど、すごい応援してくれて。今年からお世話になっているんですが、それ以前からも付き合いがあって、契約のときに「レジットデザインのサオでまずTOP50のワールドチャンピオンを獲るのが目標だ」って言われたんですよね。

―― すごくハードルが高くないですか?
北 ただ、僕にとっては、なんとかして叶えてやるというモチベーションになったので、今は本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
―― オールスタークラシックの30回の記念大会で新しいチャンピオンを迎えることができてとても嬉しいです。会場で見届けていただいた皆さんへコメントをいただけますか?
北 皆さん本当に寒いなか、最後までいてくれてありがとうございます。このオールスターっていう場は僕も小っちゃいころからずっと見てきて……、本当に最高の舞台だと思います。これも、これまで築いてきてくれたBasserの方々、トーナメントアングラーの先輩方、それから亡くなった林さん……(※涙で言葉が続かない。会場からは拍手)、本当に、この賞に恥じぬ選手になるように、今後も頑張っていきますので……、今後ともBasser並びにオールスタークラシックをよろしくお願いします。本当に、最高の舞台をありがとうございました。

―― ありがとうございました。弊社会長鈴木康友からも北選手にひと言お願いします。
鈴木 もらい泣きをしてしまいました。30年間やってきてまた新しいスターが生まれて大変嬉しいです、北さんありがとうございました。また来年も再来年も頑張ってください。よろしくお願いします。皆さん、拍手をお願いします。
(※北選手、深いお辞儀で応える)
―― では、北選手、シャンパンファイトの準備をお願いします。
北 どうしよう、やったことないっすよ!

北大祐選手は初日はクランクベイト、2日目はスピナーベイトをメインに勝利をつかみました。詳細はBasser 2016年11月末発売号で余すところなくお伝えします。
北選手の持ち味はBasserの連載『ヒッパレ! ダイスケ!』でも伝えてくれているように、ルアーでバスを引っ張って釣るスタイル。それを体現するようにJB TOP50最終戦や今回のオールスターではクランクベイトを駆使して結果を残しました。ちょうど現在発売されているBasser 2016年12月号では、北選手のクランクベイトの釣りを解説した記事を6ページにわたって掲載しています。トーナメントの場でも結果を残せる北選手のクランクベイトへの考え方をぜひチェックしてください。
引き抵抗マックスが基準
北大祐のクランキングスピード
北大祐選手がクランキングのリトリーブスピードを解説。北選手の基準は読んで即試せる簡潔明解なもの。「引き抵抗マックス」というキーワードを掘り下げて出てきた理論と技術とは? 釣ったバスのハリの掛かり方を見て次々とルアーを詰めていく過程は必見です
表紙をタップ/クリックで試し読みができます
北大祐のクランキングスピード

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2016/11/5