Basser Allstar Classic 2018第4位・清水盛三
表彰式インタビュー
自分の釣りへの信頼が生んだわずか4分間でのリミットメイク劇
サイト・ビー=まとめ
10月27日~28日に開催されたBasser Allstar Classic 2018。4位入賞は、2日目のライブ中継でわずか4分間でのリミットメイク劇を見せてくれた清水盛三選手。清水選手らしい釣りが結果につながった今回のオールスターを振り返ってもらいました。
得意な釣りがハマった!
―― 第4位、清水盛三選手です。今回の釣りについて聞かせてください。とくに2日目の今日はDゾーンでの連発劇がありました!
清水 今回はアメリカから帰ってきてすぐのタイミングでの試合だったので、プラクティスに充てられたのは2日半。同じエバーグリーンチームの小林(知寛)君に同乗してもらっていました。乗ってもらったのはいいんですけど、いきなり勝手のわからない利根川に連れて行かれてボコボコ釣られたのはいかがなものかと思うんやけど(笑)。ただ、小林君も僕と同じようなパワーフィッシングをするから、僕がこういう魚をねらっているとか、考えていることをわかってくれているんです。そのおかげでプラの初日にはそこそこバイトが獲れました。ハリには掛からないようにしてたんですけどね。短い練習期間で霞ヶ浦本湖まで手を広げるとキツイかなと思って、ナサカ(外浪逆浦)と北浦方面で探そうかなと。そのあとのプラでもポツポツ反応はあって、バスがベイト依存症になっているな、とだんだん状況がわかってきました。本番にメインにしたのは北浦と利根川です。

清水 釣り方としては、時間の限られているトーナメントでこれだけたくさんのスポットがあるフィールドなので、とにかく巻く。ルアーはレンジ別にDゾーン3/8ozと、それよりも深ければワイルドハンチ。で、要所要所のカバーは撃っていく。北浦ではDゾーンとワイルドハンチを巻いて、利根川に戻ってきたらそれに加えて、テキサスリグのカバー撃ちとバズベイトでイケるんじゃないかと。来たらデカいからね、全部。それを今日もやりに行こうと思ってたんですけど、風がバチバチあたっていて、ぜんぜん機能しない。
―― 初日とは真逆の風になりましたからね。
清水 今日は撃ったらデカいのが来たんですけどねェ……(siteB注:推定2kgオーバーをミス)。ただ、利根川に帰ってきてからもワイルドハンチでパラパラっと釣れて、今日は7バイト5フィッシュでした。

―― 清水選手からは試合の前日と前々日に2日続けてレギュレーション確認のお電話をいただいていました。その時点から清水選手の意識が浅いほうに向いているなという印象を受けました。
清水 なぜならば、深いところをやっている時間はないから(笑)。ワハハハ! 僕だって浚渫だとかオダを探ったりしてみたいよ。でも、限られた時間でここに出場しているスーパーなメンツに勝つには自分の得意なことをするしかないですからね。今回はいちばん時間をかけずに練習ができる方法、岸を撃つ、目に見えるすべてを撃っていくという釣り方をして、結果的にそれがよかったのかなとも思いますけども。ルアーもほぼほぼ絞り込んでいたんですが、魚がいたらそれでも食うんですよ。タイミングと釣り方がハマれば絶対食うから大丈夫。

清水 市村選手もインタビューで言っていたように、こういう場所が釣れそうとか、ここにこういうものがあるなぁとか、たくさん釣りをすることで場所を探すというのが大事ですね。今回の僕は、いい場所はひと流しでテンポよく釣っていきました。キャストコースをキチンと考えて丁寧に巻けばそれでも食いますからね。
―― ボートとサオをジャカゴの列にくっつけるくらいに際をリトリーブして連発させていたのを中継で見させてもらいました。
清水 まぁ、でもそれくらいしかできないんですけどね(笑)。ワハハハ!
―― 時間があればオダや浚渫の釣りもやってみたいとおっしゃっていましたね!
清水 昔、JBに出ていたころは一応僕でも魚探をかけて釣りしてましたからね。これからはみんなが「えぇー!?」って驚くようなことをやってみたいなと思っていますよ。
―― 過去のオールスターでも清水選手に驚かされることがたびたびありました。これからアメリカから日本に拠点を移すと、新しいことを試す時間も増えてくるのではと期待しています。
清水 そうですね。今年でアメリカのほうでは試合に出ないというふうに決めたので、来年からは日本でもっと試合ができるかな。時間があればもっと練習もしたいと思います。
―― ありがとうございます。第4位の清水盛三選手でした。大きな拍手をお願いします。
清水 ありがとうございました。
◆清水盛三選手の釣りの詳細は11月26日発売予定のBasser2019年1月号で詳しく紹介します。また、siteBでは清水選手だけでなく全選手の2日間の釣りを時系列でまとめたフットステップ記事をBasser発売に合わせて公開予定。こちらもお楽しみに!
Basser AllstarClassic 2018 平成最後の大乱打戦!
トッププロやレジェンド級アングラーが一堂に会するBasser AllstarClassic。今年の会場で1万4500人が、そしてAbemaTVやsiteBで延べ100万人以上がリアルタイムで目撃したこの平成最後の戦いを、今号では特集しています。
「湖上で起きたことのすべてを公開する」というオールスターの理念に基づき、1日目に3尾・4505gという圧巻のウエイトを叩き出した小森嗣彦選手の戦略や、2日目に猛チャージをかけた沖田護選手のフロッグパターンなど、生中継では見ることのできなかった各選手の戦いぶりを詳報します。
また「米国ツアー最前線」では、雨貝健太郎さんがアメリカのトーナメントシーンに衝撃を与えた新たなツアー「BPT(バスプロツアー)」が発足した背景について解説。B.A.S.S.やFLWとの違いや、そこに在籍していた選手たちが来年からBPTへの出場を選択した理由、そしてこの新興団体を動かす超大物の存在……。今アメリカで何が起きているのかを詳細に伝えてくれています。
月刊『Basser』の定期購読を申し込むと、デジタル版のバックナンバーが読み放題になります!
※購読期間中、2012年10月号(8月26日発売)からのデジタル版誌面が読めます。
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2018/11/16