サイト・ビー by Basser
バスフィッシング全力投球!

Basser Allstar Classic 2018第3位・小野俊郎
表彰式インタビュー

ビッグフィッシュねらいを徹底し、霞ヶ浦本湖の浚渫へ

サイト・ビー=まとめ
dsc_1386 この記事はBasser Allstar Classic 2018表彰式での小野俊郎選手へのインタビューを掲載しています。司会はBasser編集長の堀部政男

 10月27日~28日に開催されたBasser Allstar Classic 2018。3位に入賞した小野俊郎選手の成績は2日間トータル5尾6490g。アベレージサイズのよさが際立つ釣りだった。ビッグフィッシュだけをねらうために小野選手が立てた戦略とは?

浚渫エリアでバイトを引き出したキモはルアーローテーション


―― 第3位、小野俊郎選手です! あと1本キャッチできれば優勝に手が届く悔しい展開でしたね。

小野 まぁ、それを言い出したらきりがないし、清水選手がウエイインのときに言ってましたけど、それがありなら何10回も優勝できちゃうんで(笑)。でも今日は出し切りました。

―― 2日目の今日はAbemaTVのカメラクルーが密着していました。バスをキャッチして「オラァ!」と叫んだり、ガッツポーズをしたり熱くなっている小野選手を皆さんにも見てもらうことができました。

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小野 自分では見たくないですね、恥ずかしくて(笑)。

―― 残念ながらリミットは揃いませんでしたが、5尾で5位以内に入賞されたのは小野選手ただひとりです。本当にアベレージサイズの大きな釣りでした。どうやってサイズを選ぶ釣りをされたのですか。

小野 僕がいつも出ているJB TOP50のリミットは5本。しかも3日間ある競技日程の中でどういう釣りをするかと言えば、当たり前ですけど、数もサイズもいい釣りです。今回のオールスターは3本リミットということで、確実に優勝できるビッグフィッシュだけをねらう釣りを、自分の記憶にないくらい徹底した試合になりました。

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―― ということは、確実に魚を持って帰ってくる、という意識は捨てなければいけなかったということですか?

小野 数を釣ることについては、僕の中では北浦がいちばん見えていたんですけども、その魚では勝てないと予想して、霞ヶ浦本湖で戦略を立てました。僕が目を付けた浚渫エリアはアベレージサイズが1㎏を超えるような魚が釣れるので、そこでなんとか釣ってこようというのがメインのパターンでした。

―― 浚渫と言っても、深く掘られているところや浅くて起伏が激しいところなどいろいろな要素があると思うんですけども、水深はどのくらいのスポットをねらったんですか?

小野 だいたい1m~1.5mくらいの浅いところです。霞ヶ浦水系の特徴として、浅いところに隣接したブレイクがいいんですよ。ルアーはチャブルSRとDビルシャッド。今回感じたのは、その場所にいるバスが好む場所に好むルアーが来ないとなかなか食わないということ。それがどの魚も同じであればいいんですけど、俺はクランクベイトが好き、俺はシャッドが好き、というように魚も性格がまちまちなんです。だからルアーをローテーションしていくんですが、たいてい食うときは投げ始めて10投以内に来るんです。で、アタリが止まったら今度はシャッドに替えてみるとまた食う。あえて今回のキモを言うならばルアーのローテーションだったかなというふうに思います。

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―― 2日目の今日はフットボールにヒットしていましたが、昨日と同じように最初はハードベイトを使って途中から修正していったのでしょうか?

小野 そうですね。やっぱり昨日と今日でこれだけ天気が変わると、バスのコンディションも当然変わるので、クランクやシャッドに食わなくなったのは想定内。じゃあどうする? と思いついたのがフットボール。それ以外にもネコフリックだとか、ライトキャロ、ヘビキャロという選択肢もあったんですが、思いっきり風が当たってしまうエリアだったので、手返しややりやすさも考慮して、3/8ozのフットボールを投げたらドン!と食いました。ほかにショートバイトも1回あったので、そこでたたみかけられればよかったんですが、今日のコンディションのなかではこれが僕の限界だったのかなと。

―― それが獲れていれば、というたらればを私たちもつい考えてしまいます。最後に来年への抱負をお願いできますか?

小野 もちろん頑張る、ということなんですが、今年はJB TOP50第4戦で優勝した西川(慧)プロの釣りで気づかされたことがありました。今回の西川プロの優勝はラストのエリアでキロフィッシュを2本釣って逆転優勝しているんですね。振り返ってみるとここ2~3年、僕はトーナメントのラストキャストで釣ったことやラストに入った場所で釣ったことがなかったんですよ。以前は年に何回か必ずあったんですけども。それで「あ、今の自分は最後まで集中できていない。戦えてない」と思ったんです。誰にでもあてはまることですが、釣りって1投1投の積み重ねなんですよね。その1投にどれだけ釣りたいという思いを込めて集中できるか。それで釣果は変わってくるんだと本当に思います。

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小野 試合中はいろいろな葛藤があります。もしかしたらこのポイントはダメであっちの方がいいんじゃないかとか、このルアーのほうがいいんじゃないかとか。そう思いついても、心が戦えていないと行動にブレーキを掛けてしまいます。チャブルで釣れていたからこれを投げ続けようとか、Dビルシャッドで釣れていればそれを投げ続けたほうが安心だなとか、そんなふうに思ってしまいがち。でも大事なのは思いついたら行動に移すこと。それで釣れた1匹は必ず経験になるんですよね。それは僕らプロも同じですし、皆さんも同じ。僕もこれだけルアーがたくさんあって、これだけ釣り場がたくさんあるなかで、まだまだ知らないこともたくさんあります。だからこれからもできる限り試し続け、チャレンジし続けたいなと思っています。今回も新しい発見がたくさんありましたし、すごく楽しいトーナメントでした。

―― ありがとうございます。すごくいい話を聞かせていただけたと思います。小野俊郎選手に大きな拍手をお願いします。

小野 ありがとうございました。

◆小野俊郎選手の釣りの詳細は11月26日発売予定のBasser2019年1月号で詳しく紹介します。また、siteBでは小野選手だけでなく全選手の2日間の釣りを時系列でまとめたフットステップ記事をBasser発売に合わせて公開予定。こちらもお楽しみに!

 
Basser AllstarClassic 2018 平成最後の大乱打戦!



 トッププロやレジェンド級アングラーが一堂に会するBasser AllstarClassic。今年の会場で1万4500人が、そしてAbemaTVやsiteBで延べ100万人以上がリアルタイムで目撃したこの平成最後の戦いを、今号では特集しています。

 「湖上で起きたことのすべてを公開する」というオールスターの理念に基づき、1日目に3尾・4505gという圧巻のウエイトを叩き出した小森嗣彦選手の戦略や、2日目に猛チャージをかけた沖田護選手のフロッグパターンなど、生中継では見ることのできなかった各選手の戦いぶりを詳報します。

 また「米国ツアー最前線」では、雨貝健太郎さんがアメリカのトーナメントシーンに衝撃を与えた新たなツアー「BPT(バスプロツアー)」が発足した背景について解説。B.A.S.S.やFLWとの違いや、そこに在籍していた選手たちが来年からBPTへの出場を選択した理由、そしてこの新興団体を動かす超大物の存在……。今アメリカで何が起きているのかを詳細に伝えてくれています。


  



2018/11/19

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