サイト・ビー by Basser
バスフィッシング全力投球!

Basser Allstar Classic 2018優勝・小森嗣彦
表彰式インタビュー

カバーネコをメインに6尾7645g。グッドサイズはエリアとタイミングがカギに

サイト・ビー=まとめ
この記事はBasser Allstar Classic 2018表彰式での小森嗣彦選手へのインタビューを掲載しています。司会はBasser編集長の堀部政男

 10月27日~28日に開催されたBasser Allstar Classic 2018は小森嗣彦選手が自身2度目の優勝を決めた。2日間トータルで6尾7645gというスコアを築いたのはどんな釣り方だったのか? そして、この試合を通じてアメリカへの挑戦を始める青木大介選手と北大祐選手に小森選手が手渡したかった「お土産」とは?


デカいバスがいるエリアに何度も入り直した


―― 平成最後のオールスターウイナー、小森嗣彦選手です。ルミノックスさんからウイナーズウォッチ、香取市の宇井成一市長からお米の副賞が贈られます。初日が4505g、2日目が3140gでトータルが7645g。6尾でこのウエイトです。


小森 だいぶいい感じですね!

―― 今回はねらいどおりのスコアだったのですか? 

小森 初日の4500gはでき過ぎてました。ただ、オールスターは毎年2日目になるとウエイトが下がるんですよ。当然僕も2日目は苦しいんですよね。3本リミットということで、初日に大きなアドバンテージをとらないと、勝ちに確実につなげる方法はないなということは頭にありました。なので、初日にどれだけリードできるか。これが3本リミット2デイの勝ち方かなと思いました。

―― 最初から釣れるだけ釣っておくということですね。

小森 そうですね。幸いにも前日はオフリミットなのでフレッシュな魚がいますから、そのデカいやつを初日に獲れればチャンスがある。獲れなければ、あとは競り合いになって誰が勝つかわからない戦いになるだろうなと思っていました。


―― 釣り方としては、モコリークローのテキサスリグを撃ってからスイミングさせてくるいつもの釣りがメインだったのですか?

小森 今回はそれに加えてカリフォルニアロールのカバーネコ。新しく作っているフックがありまして、その掛かりがすっごくいいので、このフックを使ったネコリグも武器に、その2点で戦いました。

―― 釣った魚の内訳は半々くらいでしょうか?

小森 1本はファットヤマセンコーのノーシンカーで、モコリークローのテキサスリグでは2本です。それ以外はすべてカリフォルニアロールのカバーネコでした。


―― サイズを選ぶ要素は、エリアが備えている要素だったのですか? それとも釣り方だったのですか? それともタイミング?

小森 いろいろあるんですけども、デカいバスはいるところにはいるんですよ。つまりエリアという要素がひとつあります。今回の利根川だと、水の郷さわらの会場よりも下流側で釣れる魚は確実に1300gを超えるサイズでした。

―― アングラーロケーターで拝見したところ、この会場の周辺でおっしゃるとおりにデカいのを釣っていましたよね。

小森 この近辺がデカいということは感じていました。ただ、毎回そこに入れば釣れるということでもなかったんです。水位が変わったり、流れの強さが変わったり、それによってバスが現われたり現われなかったりするんです。基本的には目に見えるものを、タイミングを合わせて何度も入り直してやっていました。デカい魚がいるエリアは魚からの反応がやっぱり遠いので、あまり時間をかけすぎるとリスクが大きくなってしまう。700gくらいのサイズが釣れるところは結構簡単でした。


―― 簡単だったのですか? プレスアングラーからの報告では「この試合、楽だな」とか、ほかの選手が聞いたらイラッとくるような小森選手のコメントが送られてきていました。

小森 簡単だと自分に言い聞かせていたんですけども、実際には難しい時間もありました。初日に至っては、10分間くらいの時間で車1台分くらいの広さのスポットから3本釣っただけです。7時間の競技時間のうち、6時間50分はほぼ釣れない時間でした。ただ、そのいい時間が早いタイミングできてくれたので余裕が生まれただけです。その魚がデカかったので2日目につながるプラクティスができたのは幸運でした。

―― 詳細はBasserの誌面でしっかりまとめさせていただこうと思います。さて青木大介選手と北大祐選手がアメリカへの挑戦を始められるということなのですが、国内で競っている相手としていちばん寂しい思いをされているのが小森選手ですよね?

小森 いや寂しくなんかないですよ(笑)?

―― 今年のTOP50の開幕前にそのお話をさせていただきましたよね。そのときに「今年の年間1位は僕が獲ります。青木選手には2位になってほしい」とおっしゃっていました。覚えていますか?

小森 はい。今シーズンは体調を崩してしまい、苦しい戦いをしていました。僕にとってトーナメントで勝てなくなるのは病気で死んでしまうのと大して変わらないので、このまま終わっちゃうんじゃないかなと1年間本当につらかった。そんななかで「ふたりにお土産をやろう」と思っていたんですけど、それができないままシーズンが終わってしまいました。そのことが本当に悔しくて「このオールスターでお土産を渡してやるからな」と青木には言っていました。でも、お土産って僕の優勝ではないんです。


小森 今彼らはアメリカに挑戦することにすごい夢を見ていることでしょう。きっとアメリカに行ったらいろんな大変な思いをすると思います。もちろん日本にいてもいろんな大変なことがある。でもこの2日間だけはそういうことは抜きにして、本当に楽しい時間を過ごせるぞ、と。そして、その同じ舞台に小森という人間がいて、それと戦ったということをいつまでも心に刻んでほしいなと。そういう意味で「お土産をやるぞ」と言ったんですけど、この優勝でちゃんと果たせたのかな。

小森 そして、ライブを見てくださった皆さま、会場に来てくださった皆さま、これから誌面を読んでくださる皆さま。僕がこの2日間本当に楽しそうにしていたのを見ていただき、「うわ、バス釣りってすごいな、トーナメントって超カッコいいな」と思ってもらえる場面を僕は作れたと思います。それが伝わればうれしいです。

―― ありがとうございました。Basser Allstar Classic 2018ウイナー、2回目の優勝です! おめでとうございます!

小森 ありがとうございました。

◆小森嗣彦選手の釣りの詳細は11月26日発売予定のBasser2019年1月号で詳しく紹介します。また、siteBでは小森選手だけでなく全選手の2日間の釣りを時系列でまとめたフットステップ記事をBasser発売に合わせて公開予定。こちらもお楽しみに!

 
Basser AllstarClassic 2018 平成最後の大乱打戦!



 トッププロやレジェンド級アングラーが一堂に会するBasser AllstarClassic。今年の会場で1万4500人が、そしてAbemaTVやsiteBで延べ100万人以上がリアルタイムで目撃したこの平成最後の戦いを、今号では特集しています。

 「湖上で起きたことのすべてを公開する」というオールスターの理念に基づき、1日目に3尾・4505gという圧巻のウエイトを叩き出した小森嗣彦選手の戦略や、2日目に猛チャージをかけた沖田護選手のフロッグパターンなど、生中継では見ることのできなかった各選手の戦いぶりを詳報します。

 また「米国ツアー最前線」では、雨貝健太郎さんがアメリカのトーナメントシーンに衝撃を与えた新たなツアー「BPT(バスプロツアー)」が発足した背景について解説。B.A.S.S.やFLWとの違いや、そこに在籍していた選手たちが来年からBPTへの出場を選択した理由、そしてこの新興団体を動かす超大物の存在……。今アメリカで何が起きているのかを詳細に伝えてくれています。


  

2018/11/22

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