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Basser Allstar Classic 2017準優勝沢村幸弘
表彰式インタビュー

ネコリグは封印。リーダーレスダウンショットリグでの連発劇

サイト・ビー=まとめ
dsc_5151a この記事はBasser Allstar Classic 2017表彰式での沢村幸弘選手へのインタビューを掲載しています。司会はBasser編集長の堀部政男

 未だ興奮冷めやらぬBasser Allstar Classic2017。優勝した北大祐選手と大接戦を演じたのが準優勝・沢村幸弘選手。あえてネコリグを封印した理由とは? そして北選手との間にどんなドラマがあったのか? 表彰式でのインタビューの模様を掲載します!

シンカーウエイトとラインを使い分けたリーダーレスダウンショットリグ


―― 準優勝の沢村幸弘選手です。初日に3280g、2日目3140g、両日ともアベレージ1㎏超えで6尾、すさまじい釣りでした。

沢村 プラクティスの結果からすると、正直上出来です。まったく見えていない状態から、初日の朝イチの1本目を獲るまで、「どんなことになっちゃうんだろう」というのが正直な気持ちでした。その1尾目を獲って、「あ、これでいいのかな」という気持ちになり、その次のキャストに連続で来たのが1500g。レンジは1.5mくらいですかね。壁に石が絡む場所。

―― というと、浚渫のような?

沢村 いろんなところで釣りました。エリア的には水深30㎝くらいしかないようなアシ際から、浚渫の3mくらいあるようなディープも釣っています。すごく幅広く、いろんなシチュエーション、エリアをやってます。

―― その共通点が石と壁ということですか?

沢村 いや、それだけではないです。石と壁というのは、この2日間で入ったエリアに共通してあった要素というだけです。あとはほとんどバラバラです。

―― 釣ったルアーもバラバラですか?

沢村 プラクティスではフットボールが中心だったんですけど、本番で使ったのは巻きのスピナーベイトやワンナップカーリーと、あとは5.8inスイミーバレットのリーダーレスダウンショットリグ。今回ウエイインしたバスはすべて5.8inスイミーバレットのリーダーレスダウンショットリグです。タックルとシンカーのウエイトとラインの太さこそ違うけれども、いろんなところにこのリグを投入しました。アクションとしてはリフト&フォールが基本でしたね。

―― ちなみにシンカーの重さやラインの太さは?

沢村 シンカーウエイトのミニマムは1/16ozからマックスで1/8oz。決して重くはないです。ラインは8Lbから16Lbまで使いました。

―― ラインはすごく幅がありますね。

沢村 そうです。そこそこウエイトの軽いものを操作性を上げて深いところをやりたい、でもカバーに対しては切られない太さが欲しいというところで使い分けました。

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―― 以前、弥栄湖の試合で、立ち木の中に軽いネコリグを撃つ釣りに20Lbのラインを合せていたこともありましたよね。

沢村 今回は一切ネコリグには手を出していないんです。1セットだけリグったんですけど、バイトが出ないんですよ。「コンッ」とか「プンッ」とか明確なバイトがほとんど出なかったので、スローだなというのが手に取るようにわかった。僕のイメージのなかでネコリグだとフッキングのミスがどうしても出やすいというのがあって、確実にフックアップにもっていきたかったのでオフセットフックを使ったリーダーレスダウンショットリグをメインにしました。なので試合としては上手く運べた。今回は掛けた魚のミスは1回もなかったです。ミスなくこの結果が出せたというのは僕にとってはいいゲームができたな、というふうに考えます。

―― 沢村選手らしい本当に精密なゲームといいますか。

沢村 いやいや、全然精密ではなく、適当にやっているんですけどね(笑)。

―― この時期になると思い出すのは、3日間で15㎏超えのウエイトを出された昨年のTOP50霞ヶ浦戦です。タイミングは少し違いますけれど、今年もこのあと最終戦でまたこの水系の試合が控えています。

沢村 実は昨年のTOP50霞ヶ浦戦の初日の朝イチに起こった出来事が今日もありました。朝イチにポンと釣れたのが40㎝アップで、同じスポットからもう1尾40㎝アップが出てきた。今日も3尾目をそこで獲って、入れ替えの魚もそこから出てきた。だから、今回の悔しさをこのあとのTOP50の最終戦で晴らしたいな、と考えています(笑)。

―― その笑顔が怖いですね!

沢村 でね、僕がステージの暫定トップ席に座っている間に、自分で自分のことを「うわ、噛ませ犬じゃん」っていうふうに思っちゃったんですよ。というのは、帰りのロックスルーを待つ間、北大祐選手にウエイトを聞いちゃったんです。
 北選手は正直に「よくて2000g」だと言ってくれたんですが、僕はそのとき3㎏は優に超えていた。北選手との前日のウエイト差は300gちょいでしたよね。なので、その時点では北選手よりも上に行けていたのかな、と。で、その時点で釣りができる時間があと20分はあったので、プレスアングラーに「まだ試合は終わってないよ」と、「なにが起こるかわからないよ」とさらに入れ替えをしようと自分で自分に鞭を打ったんです。
 そして会場前に帰ってきて、北選手に「どうよ?」と聞いたら「ドラマがありました」と。終了間際10分くらいの間に彼は入れ替えの魚を獲ったそうで、600gの魚が1㎏超えに替わっちゃった。それで、最後にウエイインしてきたのが北選手だったという……。僕はもうその時点でがっかりです。
 でも、おかげさまで楽しいオールスターに出させていただいて本当にありがとうございます。この場に立てていることを本当に感謝しています。この会場に来てくれている皆さん、素晴らしい選手と観客の皆さんがいるからこそ、自分自身も震え立たせることができるし、この先ももっと頑張っていこうと思える。本当にみなさんに感謝申し上げます。ありがとうございました。

―― ありがとうございました!


沢村幸弘選手の釣りの詳細は10月26日発売予定のBasser12月号で詳しく紹介します。また、優勝の北大祐選手、4位の並木敏成選手、5位の伊藤巧選手に密着したDVDも発売予定。こちらもお楽しみに!


  
 
事実、秋は巻きモノが最も効く

「秋は台風や朝夕の気温差などでバスの居場所が変わりやすい季節。だからバスを探せるルアー(=巻きモノ)が有効です」
 そう北大祐さんは話します。Basser11月号では秋の巻きモノを大特集。木村建太さんはマグナムクランク、ブレット・ハイトはチャター系、市村直之さんはスピナーベイトなどを解説。なぜ巻きモノなのか、そしてなぜ全員がグラスロッドを使っていたのか。秋の釣果に直結するヒントが満載です。
 JBTOP50では青木大介さんが今期2勝目を達成した桧原湖戦を詳細にレポート。連日リミットメイク率が90%以上となった初秋のスモールマウスレイクで、青木さんが頭ひとつ抜け出せた理由は何なのか。驚愕のテクニックが明らかになります。


  
 





2017/10/5

最新号 2018年1月号

2017年を締めくくるバスとの出会いは「中層で」  もうすぐ冬の入り口、12月。年内最後のバスを釣るためのカギは「中層」にありました。  特集の冒頭では、山岡計文さんが「バスはボトムにいない。だから私はボトムを釣らない」と、自身の経験に基づく「ボトム否定論」を展開。  さらに北大祐さんはディープクランク、平川皓也さんはジャークベイト、川村光大郎さんはラバージグ、伊藤巧さんはネコリグと、4者4様の中層攻略テクニックを公開します。  台風の影響でワンデイ戦となったJBTOP50最終戦では、青木大介さんに密着取材。年間タイトルに王手をかけながらも正午までノーフィッシュ。吐き気をこらえ、苦しみ抜いた戦いの記録は必見です。そして後日のインタビューでは「驚きの展望」が語られます。  また、この霞ヶ浦戦を勝った関和学さんのパターンを追加取材を行なって詳報。ベイトフィッシュに着目した、消波ブロック帯の「中層」を釣る技は必見!! 寒い季節の一尾に繋がるヒントが盛りだくさんです。
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