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Basser Allstar Classic 2017ウイナー北大祐
表彰式インタビュー

大好きな巻きモノの釣りをやりきって勝ち取った2連覇

サイト・ビー=まとめ
dsc_5170a この記事はBasser Allstar Classic 2017表彰式での北大祐選手へのインタビューを掲載しています。司会はBasser編集長の堀部政男

 北大祐選手の劇的な2連覇で幕を閉じたBasser Allstar Classic2017。ディフェンディングチャンピオンである北選手はどのような思いでこの試合に臨んだのか。表彰式でのインタビューの模様を掲載します!

昨年の再現を生中継で


―― それでは連覇達成の北大祐選手、壇上へお進みください。おめでとうございます。

北 ありがとうございました。

―― 昨年は涙、涙の表彰式で、オールスタークラシックの理念を提唱された林圭一さんへの感謝の言葉などがあって感動的な30周年記念大会のフィナーレでしたけれども、今年は明るくいきましょう。

北 はい! 明るくいきましょう! 泣きません。優勝はメチャクチャ嬉しいんですけど、それよりも釣りの内容ですね。今回は自分自身が楽しいと思えるゲームを2日間最後までやり切れたという充実感で溢れています。釣りが終わった時点で、正直満足していました。

―― 一緒に競った選手が並んでいて、ギャラリーもこんなに残ってくれているというのは追加の喜びですね。

北 そうですね、最高に嬉しいです。これも皆さんのおかげです。皆さんがいてこそ、僕もこうして釣りで生活させていただいています。こうして集まってくれることに感謝していますし、これからも努力していこうという気持ちになりますので、感謝の気持ちでいっぱいです。

―― 釣りの内容を聞かせてください。木曜日に大雨が降りましたよね。試合前に電話でお話して「プラの手応えはどうですか? この雨についてどう思いますか?」と聞いたときに、「自分は直前の練習の成果がそのまま大会につながっちゃうような、いわゆる安定した状況だと勝ち目はない。この雨ウエルカム。状況変われ変われ」とおっしゃっていました。オフリミットの金曜日を挟んで迎えた土曜日、状況は変わっていましたか?

北 多少変わっていました。僕が理想に思うほど大きくは変わってなかったんですけど、メインエリアにした北浦はとにかく水が多かったです。

―― どのくらい増えていました?

北 おそらく、大雨の前から20㎝くらいですかね。

―― この水系での20㎝増加というのは、たとえばリザーバーの20㎝とは比較にならないですよね。

北 リザーバーでいうと、もう何mというくらいの影響と言っていいと思います。

―― その水位の変化で釣り方は変わりましたか?

北 今年はすごく魚が散っているイメージでした。まとめて釣れない。昨年のオールスターは初日はクランキング、2日目はスピナーベイトでほぼ1ヵ所から魚を抜いて来たんです。具体的には北浦の山田ワンド。今回はそういう釣れ方がなかなかなかったです。とはいえ、今年も釣ったのは山田ワンド(笑)。昨年優勝したときは動画の密着がなかったですよね。今年はAbemaTVさんがライブで乗るというのが事前に決まっていましたので、じゃあ、昨年の再現じゃないですけれどもそういう釣りをひたすらやろうと。ただ、今年釣ったのは水面下20㎝~50㎝くらいまでのシャローです。

―― ルアーを通しているレンジが水面下20㎝~50㎝ということで、そこの水深はボトムまでどれくらいある場所ですか?

北 深いところでも1m。

―― バズを投入したシーンもありましたよね?

北 バズでは1発出たんですけど、ミスバイトでした。
 今回はスピナーベイト用のタックルを3本積みました。それにグラスが3本、バズ用が1本という感じで、とにかく巻き倒そうと。というのも、魚が散っているので、とにかく投げていないと出会わないんですよ。今月のBasserにまさにそのまま書いているんですけど、 秋はとにかく巻いて巻いて、ルアーを水の中に浸け続ける。
 実は昨日の1200gというビッグフィッシュも、その前のキャストで触ってるんですよね。「あ、何か触りました」と言った次のキャストでストライクしました。
 魚の雰囲気をキャストで感じるんです。釣れる釣れないというよりも、「何か魚に触るな」「何か生命感があるな」と、じゃれついてくるようなものが感じられれば、集中してずっと巻けるんです。そこを集中せずにただ単に巻いちゃうと、何がダメなのかよくわからないし、どこで集中したらいいのかわかりにくいですよね。なので、巻き続けるときに大事なのは、自分のルアー、スピナーベイトでもクランクベイトでも同じなんですけれども、伝わってくる振動を常に感じること。スピナーベイトだったらブレードがまわっていることをちゃんと感じられれば、「物に当たった」「いま魚に触った」「じゃれついてきた」とかが、わかります。今回は釣った魚の数こそは多くないんですけれども、魚(の存在)はずっと感じていました。とにかく巻き続けて長い距離を引っ張って、魚にたくさん見てもらうことが大切です。

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―― 今回メインになったのはスピナーベイト用のタックル3セットだったわけですが、ルアーは何を使ったんですか?

北 結果としてメインになったのはハイピッチャー3/8ozのダブルウイローとタンデムウイロー。それと、今日ライブで見られた方はご存知かもしれないですけれど、帰着の10分前、会場前のワンドを出たすぐそこのテトラでRC2.5というちょっと大き目なクランクで釣りました。それでテトラの上、水深は3mくらいある場所なんですが、テトラ自体は水面直下まで積まれている場所を通してくると下から突き上げてくるという釣り方。

―― そのときは何gの魚が入れ替わったのですか?

北 おそらく600~700gの魚が1㎏ちょいの魚に、という感じですかね。なので、もしかしたらその魚がなければここにはいなかったかもしれないです。

―― 2位の沢村幸弘選手との最終的なウエイト差は440gでした。

北 紙一重でした。釣れる釣れないというのは本当に紙一重なんですけども、だからこそとにかく投げ続ける。それを今回テーマにしてやりきりました。

―― 最新号のBasserで巻きモノの特集を組んだのですが、その巻頭の記事の原稿を北選手にお願いしました。最初は軽く断られかけました。発売がオールスターの直前で、他選手も読もうと思えば読めるからマズい、と。結果的に読まれて実践されていたらヤバいことを書いてくれましたね。

北 ……と、思います、正直に。本当に今回釣った内容そのまんまです。自分の中でここ6、7年くらいですかね、確立してきた理論といいますか、「バス釣りってもしかしたらこうなんじゃないの」とちょっと感じ始めていることがあって、そこから今回もそれをブレずにやれました。釣れたというのは結果論にしかならないんですが、やっぱり北浦で釣れたのはハイピッチャー、利根川で釣れたのはRC2.5。これがもうまさに、利根川は濁ってるんで……。

―― 水が軟らかい?

北 そういうことです。今は、ですよ。北浦がメインだったので、昨年使ったようなワイルドハンチみたいなルアーもリグってあったんですけども、利根川では投げません。この状況では。

―― 水が軟らかい・硬いに関する北選手のルアーセレクトの理論は、Basserの「ヒッパレ! ダイスケ!」という連載のなかで小出しにしてきたり、TOP50の記事に織り交ぜたりして少しずつご紹介はしているんですけども、今年のオールスター特集号ではもっと突っ込んだかたちで紹介をしても? ……あ、嫌そうにしていますけど(笑)。

北 (笑)。……実は今日のライブ中継のなかでもけっこう突っ込んでしゃべったんですよね。まあ、でも、ハードベイトって本当に釣れるの? って思われてるお客さんっていると思うんですよ。「実はライトリグのほうが結果として釣れるんじゃないの?」って思われているお客さん、たぶん多いと思います。実際ライトリグが強い場面もたくさんあります。ただ、今回のように、昨年もそうですけれども、ハードベイトじゃないと獲れない魚って絶対にいるんですよね。これは自信をもって言えます。なので、ハードベイトがもっている魚を引き寄せるパワーを、せっかくバス釣りに出会ったんですから、ぜひ皆さんも体験していただきたいなと思います。本当に楽しいので。1日1個のルアーでもいいのでチャレンジしてみてください。

―― 先ほど「魚が釣れるのは結果論」と謙遜された言葉がありましたが、その結果は2連覇でした。最後まで会場に残っていてくれた皆さんにひと言いただけますか?

北 皆さん最後まで残っていただきありがとうございます。今回はディフェンディングチャンピオンということで出場させてもらったんですけれども、昨年の再現を動画で見ていただきたいなと思って、あとは自分がこういう釣りが本当に大好きなので、とにかく楽しみながらやろうと2日間やりきりました。先ほども言いましたけれども、帰着した時点で納得したというか、やりきったなという満足感のほうが大きくて……。ただ、この場所にいられるというのもひとしおの喜びです。これも応援してくれる仲間たちやお客さん、本当に皆さんに感謝いたします。たくさんのバス釣りにかかわる皆さんのおかげで今の僕がありますので、ぜひ今後ともよろしくお願いします。


dsc_5184a北大祐選手には副賞としてルミノックスからウイナーズウォッチが、香取市からお米3俵が贈られました


北大祐選手の釣りの詳細は10月26日発売予定のBasser12月号で詳しく紹介します。また、北選手と、4位の並木敏成選手、5位の伊藤巧選手に密着したDVDも発売予定。こちらもお楽しみに!


  
 
事実、秋は巻きモノが最も効く

「秋は台風や朝夕の気温差などでバスの居場所が変わりやすい季節。だからバスを探せるルアー(=巻きモノ)が有効です」
 そう北大祐さんは話します。Basser11月号では秋の巻きモノを大特集。木村建太さんはマグナムクランク、ブレット・ハイトはチャター系、市村直之さんはスピナーベイトなどを解説。なぜ巻きモノなのか、そしてなぜ全員がグラスロッドを使っていたのか。秋の釣果に直結するヒントが満載です。
 JBTOP50では青木大介さんが今期2勝目を達成した桧原湖戦を詳細にレポート。連日リミットメイク率が90%以上となった初秋のスモールマウスレイクで、青木さんが頭ひとつ抜け出せた理由は何なのか。驚愕のテクニックが明らかになります。


  
 

 

2016年JB TOP50最終戦。ふたりのダイスケに完全密着!


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2017/10/4

最新号 2018年1月号

2017年を締めくくるバスとの出会いは「中層で」  もうすぐ冬の入り口、12月。年内最後のバスを釣るためのカギは「中層」にありました。  特集の冒頭では、山岡計文さんが「バスはボトムにいない。だから私はボトムを釣らない」と、自身の経験に基づく「ボトム否定論」を展開。  さらに北大祐さんはディープクランク、平川皓也さんはジャークベイト、川村光大郎さんはラバージグ、伊藤巧さんはネコリグと、4者4様の中層攻略テクニックを公開します。  台風の影響でワンデイ戦となったJBTOP50最終戦では、青木大介さんに密着取材。年間タイトルに王手をかけながらも正午までノーフィッシュ。吐き気をこらえ、苦しみ抜いた戦いの記録は必見です。そして後日のインタビューでは「驚きの展望」が語られます。  また、この霞ヶ浦戦を勝った関和学さんのパターンを追加取材を行なって詳報。ベイトフィッシュに着目した、消波ブロック帯の「中層」を釣る技は必見!! 寒い季節の一尾に繋がるヒントが盛りだくさんです。
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