2019 THE WILD CARD霞ヶ浦戦/村川勇介選手のパターン
「沖の縦スト」と「カバーのエビ食いバス」。2パターンで唯一のリミットメイク!
中川瑛太=写真と記録
7月26日に開催された2019 THE WILD CARD霞ヶ浦戦。出場した全16名の当日のエリア、メインルアー、釣り方を紹介していきます! 今回はウイナーの村川勇介選手です。
村川勇介選手 5尾5015g
順位:優勝主なエリア:境川、大山、本湖下流などをランガン
メインルアー:

●エスケープツイン(5gチェリーリグ/ノリーズ)
●フォールクロー2.5in(5.3gダウンショットリグ/エンジン)
●フォールクローラー5in(スナッグレスネコリグ/エンジン)
当日のパターン
「朝の時間に釣りをするため、まずは近場から始め全域を見ていく作戦」と村川選手。
朝イチのチャンスタイムに境川に入ったがバイトは得られず大山へ移動。
「サイズの大きい魚から季節を先取りして動いていくから、風通しや水通しのいい所で夏の魚をねらいたい」
6時44分、大山の縦ストで1尾目をキャッチ。「バスが夏っぽいエリアに来てる!」

7時過ぎ、本湖下流域をチェックするが追加の魚は得られない。
「あんまり釣れなくてしょげてるけど、この釣りを貫くしかない」
洲ノ野原をチェックした後、本湖下流に入り直す。
8時45分、2尾目の推定1kgフィッシュをキャッチ。

「1キロアップはあるな。やっと俺の夏が来た!」
しかし、その後もバイトが遠い苦しい状況が続く。

9時から11時30分までの間に古渡、小野川、大山、本湖南岸をランガンするがウエイトアップはできず、11時35分に朝イチの境川に入る。

11時47分、エスケープツインのチェリーリグで3尾目をキャッチ。
梅雨を引きずるエビ食いのバス。エビボイルも目撃。
12時、ミスバイトがあったあと、4尾目をキャッチ。

「時合が来たな!」
12時50分、リミットメイクの5尾目をキャッチ。

「デュエルの皆さん! 昭和電機の皆さん! 村川、がんばります!!」

夏の定番であり昨年大会の優勝パターンである流入河川上流はあえて切り捨て、本湖エリアをメインにした村川選手。沖の縦ストに着く夏の魚に加え、バックアップとしてエビ食いのパターンも見つけていた周到さが、唯一のリミットメイク達成=勝利を導いた。
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「野良ネズミとフロッグの違いと使い方は?」
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2019/8/13