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2012年JB TOP50霞ヶ浦戦を振り返る :第1回(全4回)

過去の試合から次回のJB TOP50戦を占う

Basser編集部=写真と文
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 今週末に開催を控えた2016年JB TOP50霞ヶ浦戦。年間ランキングが確定するレギュラー戦最後の試合でもある。
 2012年は今回と同じく10月の霞ヶ浦で最終戦が開催された。この記事ではBasser2012年12月号に掲載された当時のレポートを4回にわたって紹介する。
 今年の試合が始まる前に当時の選手たちがどんな釣りを展開したのかをおさらいしよう。当時と今回とで季節の進み具合や天候、水位などの違いを踏まえて釣り方や結果を比べてみてほしい。きっと秋の霞ヶ浦を釣るときの参考になるはずだ。


※記事内敬称略

JB TOP50 2012 5th STAGE GAMAKATSU CUP
10月5~7日/茨城県・霞ヶ浦

フィールド解説・霞ヶ浦

 TOP50では恒例の開催地となっている北浦に、霞ヶ浦本湖(西浦、東浦を除く)を加えた広大なトーナメントウォーターが今回の舞台。スタート地点は北浦戦と同じ潮来マリーナ。流入河川を除けばほぼ全面が護岸化されており、植物帯があるショアラインは各ワンドと上流域を中心にした一部。メインカバー&ストラクチャーはアシ、オダ、護岸、杭、水門、石積み。水位の変動は下流域のアウトレットにある水門の開閉が司っており、水門が開いているときはトーナメントエリアに流れが生じるとともに水位が下がる。



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「秋の霞ヶ浦」をぶっつけ本番で



 多くの選手がプリプラクティス期間にあてていた試合1ヵ月前は所により水温が30℃を超えており完全に「夏」の状態だった同水系だったが、オフリミット期間(試合2週間前~3日前)に水温が下降。さらに試合2日前(公式プラクティス初日)は関東に強い北東風(風速10mクラス)を伴う雨が降り、前日は台風19号が茨城県沖を通過。試合初日朝の表水温は23℃前後となっていた。

 もっとも選手を悩ませたのは「水位」の変化である。かなりの減水状態だったプリプラ時と比べると、公式プラクティス時の水位は大幅に上昇。さらに公式プラクティスから試合初日にかけて10㎝前後の水位の上昇が見られた。平均水深が浅い霞ヶ浦水系では、5㎝水位が変化すると魚が大きく動くと言われている。JB霞ヶ浦第3戦(9月9日)やW.B.S.最終戦(9月15、16日)では、上位入賞者のほとんどが沖の浚渫跡や、ショアラインから離れたハードボトムや石積みを釣っていたが、水位の変化に伴ってパターンの変化はあるのか……。

 強風の影響で2日間の公式プラクティスをまともにこなせた選手はいない(湖上に出た選手はいるが)。2012年のJB TOP 50最終局面は「秋」の霞ヶ浦をぶっつけ本番で釣る戦いになった。

秋の霞ヶ浦で効果的だった上位5名の釣り

 次回からは優勝の福島健、年間優勝の小森嗣彦、記者が同船した青木大介の釣りを詳しく見ていくが、個別の解説に入る前に全体の傾向を掴むヒントとして上位5名の釣りを紹介する。

ジグヘッドワッキーのミドスト
5位・山岡計文
jb-1-02 十八番のミドストを霞ヶ浦でも炸裂させた山岡計文が5位。ドックや浚渫跡、ブレイクなどの中層でジグヘッドワッキー(5inプロセンコー)を泳がせた

杭、ドック外壁、ハードボトムを3種のルアーで
4位・小森嗣彦
jb-1-05a jb-1-05b 2.5inレッグワームのダウンショットリグで杭を、パワーホッグ3inのネコリグでドックの外壁を撃ち、ジンクスミニ3/8ozでハードボトムをトレース。3種類の釣り方でランガンした。第4戦終了時点で年間ランキング暫定1位に着けていた小森嗣彦。この試合を4位で終え、年間タイトルを獲得。小森の試合展開は第3回で詳しく紹介する

水深2mにある岩をジグヘッドワッキーとネコリグで
3位・市村直之
jb-4-04 北浦最下流域の水深2mにある岩を3日間ねらい続けた。シャローに差す前のバスを待ち伏せするという戦略は、2011年の最終戦(北浦)の優勝パターンと共通している。増水傾向だった公式プラから一転、減水し始めたフィールドコンディションに対応し、沖のスポットを重点的にねらったのがハマった格好だ。リグは1/32ozジグヘッドワッキー(5inスリムヤマセンコー)と3/64ozネコリグ(5inプロセンコー)

さまざまなルアーで「今を釣る」
準優勝・小野俊郎
jb-4-03 準優勝は小野俊郎。アウトレットのハードボトムやブレイク、杭、水門などさまざまな要素をさまざまなルアーで釣っていった。「今を釣る」小野らしい試合展開。0.9gネコリグ(フリックシェイク5.8in)やバイブレーション(TN60)、スピナーベイト(ハイピッチャー3/8oz)をローテーションした

護岸のダウンショットリグ+アシ際のテキサスリグ
優勝・福島健
jb-1-title 初日は護岸際をボウワーム4.2inのミドストでねらい4尾をキャッチ。その後はテキサスリグのアシ撃ちにシフト。2位までの選手が、減水し始めた状況を受けて沖のスポットも考慮していたのに対し、水位や水温の変化に左右されることなく、「護岸」と「アシ」の釣りを貫いた。福島の釣り方は第2回で詳しく解説する

2012 5th STAGE RESULT
Place Name Fish Total weight(g)
1福島 健129252
2小野俊郎118911
3市村直之129772
4小森嗣彦107468
5山岡計文 98183
6澳原 潤 77348
7片岡壮士127258
8神谷勇紀 96832
9奥泉悠介 96474
10野村俊介 87714
※全選手の成績はJB TOP50のウェブサイトをご覧ください



 
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