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青木大介 オールスタークラシック2連覇の背景:第3回(全4回)

最強の男が語る、「あの決断」について。

Basser編集部=インタビュー
この記事は2016年1月30日、フィッシングショー2016横浜つり人社ブースにて行なわれた、青木大介さんによるトークショーを再構成したものです。聞き手、堀部政男Basser編集長
 
 

あれ? あれ? で終わった初日

 
堀部 で、試合が始まって……、いろいろ端折りますけど、1日目はリミットの5尾がそろいませんでした。
 
青木 はい。
 
堀部 ウエイトも、目標を9kgとしても、ぜんぜん届いてませんでした。4500gは釣っておかなきゃいけないところで、1日目、3kgくらい。
 
青木 3500くらいだったかな。4尾で3500なんで、もう1尾とれていればまあ4kgには乗ったと思うんですよ。
 4kg釣っていれば次の日にも可能性が残りそうだなっていう感覚だったんですけど。
 その日はプラの釣り方とはちょっと違う、まあエリアとかは同じなんですけど、微妙にずれたところをやると釣れて。でもプラでやったことに近い釣りですよね。で、ポンポンポンと釣れたんですよ。
 10時前にはもう4尾釣ったんじゃないですか?
 
堀部 そこまでは早かったです。
 
青木 それでまあ5尾はいけるな、みたいな感じで釣っていったら、釣れない。結局あれ? あれ?で 初日終わっちゃって、これ、ちょっと出遅れてるな、たぶん、と。
 
堀部 4尾3520gで帰ってきて、たぶん全体のトップウエイトは6kgくらいまで想定してたんじゃないですか?
 
青木 そうですね。5〜6kg釣ってきた人がいると、勝ちはかなり厳しくなっちゃったかなって思いながら帰ってきました。
 
堀部 結局暫定3位につけて、トップともほぼ差がない。心情的にはラッキーだったな、という感じでしたか?
 
青木 はい。びっくりしました。
  
  
初日の結果
順位 選手名 ウエイト 尾数
1位 吉田秀雄 3610g 5尾
2位 田辺哲男 3570g 4尾
3位 青木大介 3520g 4尾
4位 小野俊郎 3400g 4尾
5位 沖田 護 3290g 4尾
6位 大塚 茂 2770g 4尾
7位 小森嗣彦 2690g 4尾
8位 市村直之 2620g 3尾
9位 清水盛三 2480g 3尾
10位 村川勇介 2470g 3尾
11位 福島 健 2440g 3尾
12位 小林知寛 2240g 2尾
13位 蛯原英夫 2080g 2尾
14位 草深幸範 2060g 2尾
15位 並木敏成 2000g 3尾
16位 沢村幸弘 1810g 2尾
17位 菊元俊文 1050g 1尾
18位 伊豫部健 840g 1尾
19位 河辺裕和 590g 1尾
20位 赤羽修弥 0g 0尾
 
堀部 びっくり、ですか。
 
青木 はい。あ、ラッキー、っていう感じで。まあいけるな、と。ただ状況が見えてないので、そこはまだちょっと不安でしたけどね、やっぱり。
 
堀部 堀割川に行っておけばよかった、みたいな。
 
青木 それも浮かびました、実は。浮かんだけれど、行かないって決めていたんで、行きませんでした。
 

2日目、流れがあるところでは……

 
青木 で、2日目始まって、どうするかというところなんですけど、まず、初日に展開した釣りは修正しなければいけない。同じことやっても釣れないので。
 ちょっとタイミングをずらしながら釣っていったんですよ。もちろん前日釣れたところもやったりして。
 で、2ヵ所目くらいにですね、1kgくらいのをテキサスリグで掛けたんですね。だけど流れのないところで食ってきたんですよ。プラからずっと流れのあるところで釣れていたのに。
 
堀部 1日目も基本的にはそうですよね。
 
青木 はい。流れがあるというよりは流れが当たってるところですね。そこにバスがものすごく入っていて、そういうところを中心にやっていたんです。
 でも、ふと、流れがあるところの裏というか、流れが明らかに止まっているようなところにピッと投げたんです。そしたらアタって、バレちゃったんですよね。あれ、こんなところで食ってくるのかって。
 それでもまだ半信半疑。その後、1尾ノンキーを釣ったんですよ。流れがあるところで。あれ、ここにノンキーが入っちゃってるんだっていう感じでした。
 本来、自分がねらっていたバスが入っているスポットに小さいのが入っているので、ん?? と。何ヵ所かやっていって、あれ、ぜんぜん反応がないやと。
 
堀部 プラからの感触でいうと、流れが当たっている場所で釣れるんだったら、そんなサイズのはずがないっていう……。
 
青木 はい。これはもうやっていることが違うっぽいなと。利根川の上流域でやっていたんですけど、バラしちゃったその1尾をヒントに考えて、じゃあ流れのないところはどこだろうと。
 
堀部 2日目の序盤に釣っていたのは、スタート地点から走って30分くらいのエリアでしたね。
 
青木 そうですね、20〜30分くらいですね。
 
堀部 距離でいうと50〜60kmくらい。
 
青木 まあ前日も釣っていたエリアです。
 でも、上流域で流れのないところというイメージがあんまり自分の中になくて、あそこだ、あそこだって思い浮かばなかったんですね。
 じゃあ単純に下流にいけば流れがなくなる傾向にあるんで、まあ下流のほうが知識も豊富だし、もう思い切って変えるか、と。(次回に続く)

  
次回
オールスタークラシック2連覇の背景:第4回は
2016年6月1日公開予定!

 
 


 
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