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関和学×霞ヶ浦 冬のクランキングゲーム :第1回(全3回)

霞ヶ浦本湖でクランクを巻くとき、シャッドを巻くとき

Basser編集部=写真と文
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siteBにも掲載中の「オカッパリで行こう! 第69歩」で、霞ヶ浦の秋から冬にかけての水温低下と、そのときの水温に応じて使う巻き物について関和学さんはとても具体的な原稿を書いてくれた。
低水温期の巻き物の釣りを実際に見せてもらおうと取材をお願いしたのは12月初旬。
関和さんは限られた時間のなかクランクベイトで2尾、シャッドで1尾をキャッチしてみせた。
当日のようすは第2回と第3回でお伝えするとして、まずは両者の使い分けの基準を紹介したい。


この記事はBasser2013年2月号に掲載されたものを再編集しています。

低水温でも有効なクランクベイト


 「オカッパリで行こう! 第69歩」の内容を簡単に振り返ると、初冬については次のように書かれていた。
 
 霞ヶ浦水系では、水温が18℃から15℃に下がるタイミングでワカサギが大きな群れを形成しはじめる。このタイミングから12月初旬ごろまでは、ワイルドハンチなど「ぬるぬる泳ぐ」おとなしい部類のクランクベイトが有効になる。
 

 
 とくにターンオーバーの影響が落ち着いてくる11月下旬から12月初旬にかけて、ワカサギが絡むエリアで45cmクラスが連発するなど、ぬるぬる系クランクベイトが強烈に効くタイミングがあるのだという。

254-sekiwa-005 ワイルドハンチ。関和さんはほかのクランクとの比較で、とくに晩秋以降に信頼を寄せている

 とはいえ、シャッドが威力を発揮する場面ももちろんあり、今回の取材でも関和さんはクランクとシャッドで釣りを組み立てていた。どんな基準で使い分ければいいのだろうか?
 

エリアが広ければクランク、狭ければシャッドで探る

●広さを基準に

 冬は水温が下がって有望なスポットが絞られてくるが、そうは言っても霞ヶ浦は広い。今回、関和さんがメインに釣ったのは石積消波堤だったが、本湖には数10m規模のものが無数に存在する。そこを探っていこうとすると、シャッドのアピール力では物足りないため、クランクのほうが有利になるのである(逆に言うと、オカッパリで水路などの狭い水域を丁寧に探る場合はシャッドのほうが適している)。


 「水温が10℃前後まで下がってきても、本湖の場合、とくに朝夕のマヅメはワイルドハンチでいい。マヅメは冬でもバスの活性が上がる時間帯だから、シャッドを目の前に通してあげて……、っていうような高い精度は求められない。ある程度は、バスのほうからルアーを見つけて食いに来てくれることも期待して、アピール力があるルアーを使ったほうが好結果に繋がることが多いよ。要は、マヅメっていう限られた時間の中で、自分がどれくらいの広さのエリアを探り切りたいのかを考えてセレクトするのが大事。探りたい範囲がそれほど広くない場合、たとえば水路のワンストレッチならバンクシャッドでOKだし、数本の杭をじっくりやるならスーパーデッドスローな食わせの釣りをしてもいいと思う」

254-sekiwa-001活性が高いマヅメに広いエリアを探るなら、シャッドよりクランクベイトが効果的

無風・ベタ凪ならシャッドが効く

●天候を基準に

「バスがいるとわかっているエリアでも、風も波もなくてワカサギの群れが寄っていないような状況だと捕食のスイッチが入りにくい。そんな状況では中層を泳ぐクランクに寄せて釣るのはキツい。そうなった場合、消波堤のブロックの隙間をシャッドでなめるように引いて、バスの近くを通してリアクションで口を使わせる釣りを試すよ。クランクよりキャストの間隔をもっと詰めて、ここぞってスポットにはコースを変えたりしながら何回も投げてね。その分、いい時間帯のなかでカバーできるエリアが狭くなるから、諸刃の剣的なやり方ではあるんだけどね」



マヅメはクランク、日中はシャッド

●時間帯を基準に

 「エリアの広さ」についての説明と内容が一部重複するが、関和さんは、簡単に書けば「マヅメ」と「日中」でも巻くルアーを変えている。

「天候による使い分けのところの、『無風・ベタ凪』を『日中』に、『波風がでたとき』を『マヅメ』に、置き換えて考えると簡単だよ。マヅメはバスがルアーを追ってくれる可能性があるから、ラウンドボディータイプで中層クランキング。日中は活性が落ちるから、バスが身を寄せていそうな障害物をシャッドでタイトにねらう。マヅメでもベタ凪だからシャッドなのか、ベタ凪でもマヅメだからクランクなのか。その辺のバランス感覚は、釣り場によりけりかなぁ。経験上、よく晴れた日の冬の霞ヶ浦では、波風があってワカサギの群れが絡んでも、中層クランキングで釣るのは難しい。だから、そんな日はシャッドを巻くことが多いよ」



 Basser Allstar Classic 2016で優勝した北大祐選手の初日のメインベイトがワイルドハンチでした。詳しい釣り方を発売中のBasser2017年1月号でレポートしているほか、北選手が使い分けている104種類のクランクベイトもひとつずつ紹介しています。

  
 
 

この取材にはDVD撮影クルーも同行。
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