サイト・ビー by Basser
バスフィッシングひと筋30年。バサーをつなぐウェブメディア

ベイトを制するものは琵琶湖を制す! バスを捜すヒント

最新DVD「琵琶湖ベイトフィッシュパターン」撮影ウラ話 !

つり人社デジタルコンテンツグループ=写真と文
ichi_04 北湖の流入河川の野洲川でもグッドコンディションをキャッチ。映像には収められなかったが、時おりハスがボイルしていた

わかりやすいのが一番! ということで。


 まずはこちらをご覧ください。

 昨年の夏から撮影をしていたイッチーこと市村直之さん主演のDVDがついに発売となりました。その名も「琵琶湖ベイトフィッシュパターン」。なんのヒネリもないタイトルですが(苦笑)、わかりやすいのが一番! ということで。
  
 琵琶湖における代表的なベイトフィッシュを軸に季節ごとのパターンを考察する、いたってシンプルな内容になっていますが、琵琶湖で釣りをするうえでベイトフィッシュの動きを常に意識している一般アングラーって思いのほか少ないように感じます。
  
 DVDのパッケージにも書いてありますが、SNSなどの普及によって情報がリアルタイムに入手できるため、釣れている情報が流れれば翌日にはそのエリアに船団ができている光景が日常になってしまっていると思います。とあるガイドから「著名なアングラーや人気ガイドが釣りをしていると、どこからともなくボートがやってきてすぐに船団になるんです」と聞いたことがあるし、実際に取材をしていて、いつの間にか一般アングラーのボートに囲まれていた経験もある(しかも微妙な距離感を保って)。
  

胸を張って「自分の力で釣った」って言えるのかな?

DSC_0563 夏編ではイッチーが開発に携わったハートテイルが炸裂。ハスの動きを読んでキャッチした1尾だ
  
 もちろん、自分なりに考えたエリアがたまたま被っていたケースもあると思いますが…、そうじゃない場合、つまりヒョーロク玉みたいなことをして楽しいのかな? 仮に釣れたとして胸を張って「自分の力で釣った」って言えるのかな?
  
 バスフィッシング本来の楽しみは、シーズナルパターンを元にバスの動きを予測し、それに合った場所やルアーを当てはめていくところにあるはずです。そしてその予測がバッチリ当たって釣った1尾の喜びは何にも代えがたいものがあると思います。
 そのことを再認識してもらいたいという思いから今回のDVDを制作しました。今回は夏~初冬までのベイトフィッシュパターンを紹介。琵琶湖に精通しているイッチーだからこその説得力のある内容となっています。
  
 本作品は一般アングラーにとって役立つ内容にするため、南湖は全域、北湖はレンタルボートで安全に行けるギリギリの範囲、沖ノ島までを北限としています。
 
ichi_02 北湖の北限は沖ノ島まで
 
 また注目して観ていただきたいのは、「なぜそのエリアを選ぶのか」「なぜそのルアーを選ぶのか」。ベイトフィッシュを念頭に考えるとすべてに共通した答えが見えてくるはずです。
 
ichi_tsuika 湖上でフォローできない内容はホワイトボードを使ってわかりやすく解説しています。図解が入るとわかりやすい!
 
 さて、せっかくsiteBがオープンしましたので、ここではオマケとしてウラ話を書かせていただきます。

撮影ウラ話その1 ゼロからのスタート!?


 実は今回のDVD、イッチーを主演にすること以外、内容はまったく白紙の状態からスタートしました。唯一決まっていたのは“琵琶湖で何かタメになる内容にする”ということだけ。したがって、イッチーにオファーする仮タイトルも「市村直之主演・琵琶湖系男子(仮)」という意味不明なものでした。
  
:某出版社から発売しているDVDのタイトルで琵琶湖野郎というのがあるでしょ。それに対抗してイッチーのさわやかなイメージから仮タイトルを付けたんだけど、どう?
  
:どうって言われても…。何をやればいいんですか、オレ?(苦笑)
  
:正直、何をやってもらいたいかすら決まってない!
  
:マジっすか。
  
:マジっす。まぁ琵琶湖でタメになるDVDを作りたいっていう漠然な思いはあるんだけど。できれば●●ルアーの使い方とかエリア紹介とかじゃなく、もっと根本的なこと。ほら、今の琵琶湖って情報が豊富だけど、それがかえって自分で考える余地をなくすことになって釣りの幅を狭くしている傾向があるでしょ。それをなんとかしたいんだよね。
  
:それ、オレも感じてました。DVDにしてもテクニック的なタイトルなのに、観てみるとルアーのプロモーション的な部分が強いものもあったりするし。もちろんテクニック的なことは大切だけど、そもそもバスを見つけられなきゃ意味がないでしょ。そこまでうまく伝えられている映像って少ないと思います。
  
:そのとーり! でもシーズナルパターンで区切っちゃうと項目が多すぎて焦点がボヤけちゃうんだよね…。 だからタイトルも決められなくて「琵琶湖系男子(仮)」に(笑)。
  
:だったら、ベイトフィッシュで区切ったらどうですか? これは琵琶湖に限った話じゃないですけど、バスの行動ってかなりベイトフィッシュにリンクするところが多いんです。琵琶湖だったらハスや稚鮎、ブルーギルが1年を通じてキーになるから説明しやすいですし。
  
 こんなアバウトなやりとりから今回のDVDの方向性が決まり、まずは夏と秋のパターンを撮ることになりました。

撮影ウラ話その2 ベイトフィッシュの撮影


 ベイトフィッシュを題材としている以上、ベイトフィッシュの絵はどうしてもほしいところ。そこで撮影の合間をぬって撮影チームがお題のベイトフィッシュを釣ることに。
 ブルーギルは簡単に釣れたんですが、ハスがなかなか釣れない。バスが釣れるたびにため息とブーイング…。
  
 結局、今回の撮影中でハスは釣れずじまい。すでに次回作の撮影を4月下旬にしたのですが、そのときも頑張ったのですが釣れず(涙)。しょうがないので、イッチーの了解を取って別の湖で釣れたハスの写真を使うことにしました。
  
 でも買って観ていただいた方ならわかると思いますが、映像にはしっかりとイッチーのボートデッキの上に置かれた水槽の中で泳ぐハスの写真が使われています。そう、実はイッチーがGWのガイド中に奇跡的にハスを釣ったのです。しかも、そのハスが釣れたのはなんと編集の締め切りの5日前。ある意味、琵琶湖のロクマルよりも価値があるハスかもしれません。ギリギリセーフで写真を差し替えることができました。ちなみに撮影もイッチーです。
  
IMG_4732_r ハスをねらっていたらまさかの50cmオーバーが釣れちゃいました。イッチーからはため息が…。嬉しいやら悲しいやら

  

撮影ウラ話その3 思わぬ天候急変


 DVDの撮影は出演するアングラーやカメラマンの予定をすり合わせて、かなり前から日程を決めています。とくにイッチーのようなトーナメントに出場しつつガイドしつつ雑誌取材ありつつ…なんていう多忙な人気アングラーはスケジュールがなかなか空いていない。そんなこんなで秋編の撮影は12月中旬…。
  
 とはいえ、イッチーいわく、暖かければ12月でも秋のパターンはまだ生きているので大丈夫とのこと。しかし、山下達郎のクリスマスイブよろしく、撮影初日の夜から降り始めた雨は夜更け過ぎに雪へ…。撮影2日目の朝、比叡山方面の山はすっかり雪景色(苦笑)。もう見た感じは秋じゃなく冬です。そこで急きょ初冬編も加えることになりました。なにせ自然相手なので…。このような後付は取材あるあるなのです。
  
まぁ結果的に解説するシーズンが増えたので結果オーライなのですが。
  
ichi_06r 秋のパターンを紹介する予定がまさかの寒波襲来。完全防寒です
  

撮影ウラ話その4 最後まで決まらなかったタイトル


 冒頭に書きましたが、本作品のタイトルは誰が見てもわかりやすいものに落ち着きました。しかし、ここにたどり着くまでに紆余曲折がありまして…。
  
 仮タイトルの「琵琶湖系男子(仮)」のインパクトが強かったせいもあり、まぁ~ったくシックリくるタイトルが思いつかず、未定のまま撮影に突入。湖上でもイッチーと「どうする、タイトル?」と悩みまくっていました。英語を使ったカッコいいタイトルにするか、それともわかりやすさを優先するか…。
  
 そんな折、撮影中に目に飛び込んできたのが、「皇帝」の文字。はい、ご存じの方も多いかもしれませんね。琵琶湖には雄琴歓楽街という有名な風俗街がありまして、湖上からよく見える建物の店名が「皇帝」なのです。あまりにもタイトルが決まらないので「もうさ、“琵琶湖の皇帝・市村直之”にする?」なんてくだらない話をしていると、まさかのヒット! そして無事ランディングに成功!!
 
 その一連の模様をすべてではないですが、本編でしっかり使用しています(笑)。いや、しゃべっている最中のヒットだったので、編集でカットできなかったと言ったほうが正しいかな。
 
イッチーが本編で「皇帝が…」と突然口走っているのはこんな理由があったのです。
ichi_05 自慢げにバスを掲げていますが、これを釣る前に超くだらない話をしていたのはナイショでお願いします
 
 
 


 
ベイトを制する者は
琵琶湖を制す!
DVD-BASSichimura_r
市村直之 琵琶湖ベイトフィッシュパターン 夏・秋&初冬編
READING THE BAITFISH DVD-140分

2016/5/25

最新号 2017年11月号

 「秋は台風や朝夕の気温差などでバスの居場所が変わりやすい季節。だからバスを探せるルアー(=巻きモノ)が有効です」そう北大祐さんは話します。  今号では秋の巻きモノを大特集。木村建太さんはマグナムクランク、ブレット・ハイトはチャター系、市村直之さんはスピナーベイトなどを解説。なぜ巻きモノなのか、そしてなぜ全員がグラスロッドを使っていたのか。秋の釣果に直結するヒントが満載です。  JBTOP50では青木大介さんが今期2勝目を達成した桧原湖戦を詳細にレポート。連日リミットメイク率が90%以上となった初秋のスモールマウスレイクで、青木さんが頭ひとつ抜け出せた理由は何なのか。驚愕のテクニックが明らかになります。
[ 詳細はこちらから ]

オンライン書店Fujisan.co.jp

Basser最新号を、毎号、発売日当日までにお手元にお届けいたします。 (地域や交通事情によって発売日より遅れて届くことがございます。予めご了承ください。) 送料は全国無料。印刷版、デジタル版共に1冊から定期購読がはじめられます。 店頭で売り切れてしまったり、忙しくて買いそびれる、という心配もありません。
定期購読をお申し込みいただくと、デジタル版の最新号からバックナンバーまで約1年分が無料で読めます。

[ 定期購読はこちらから ]

 

NOW LOADING