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川村光大郎の答えはスナッグレス・ネコ :第1回(全4回)

LESS SNAG ! MORE CATCH !!

Basser編集部=写真と文
01

「食わせの利くネコリグで、ストレスなくカバーも撃ちたい」
「根掛かりしたくないけれど、バスはしっかり掛けたい」
川村光大郎さんが編み出したスナッグレス・ネコリグは、矛盾していたこれらふたつの欲望を同時に叶えた。
この記事では具体的な使用方法を紹介させていただきたい。


スナッグレス・ネコの構造 261-kawa-007 普通にラインにN.S.Sフックを結んでからこのようにセットする。セットする位置の目安としては、「これまでマスバリをチョン掛けしていた位置が、フトコロの中心(アイとフックポイントの中間)にくるように」と川村さん。「セットするときはハリ先を抜いてから戻すのではなく、ワームの厚みの半分くらいの位置に留めて、ハリ先をワームに埋めておいてください。しっかりアワせれば、これでも確実にいいところに掛かります」

ネコリグのSV化成功で使用頻度が一気に上昇


 自身でこのスナッグレス・セッティングを考案するまで、川村光大郎さんのネコリグの使用頻度は決して高くなかった。強く水を押してバスにアピールでき、ストレートワームの細身のシルエットで食わせも利く。ネコリグはたしかに優れたリグだが、バスというカバーに潜む習性の魚を相手にする以上、致命的とも言える欠点が従来のネコリグにはあったからだ。

 それは、マスバリのチョン掛けに起因する対・カバー性能の低さ。ガード付きフックもこの問題を根本的には解決してくれない。また、ゴミやウイードなどを拾いやすいのも従来式ではストレスだった。

「オカッパリでは、ガンガン釣り歩くために持ち歩くタックルは基本1セットです。本当に効率とスピード重視で釣るときは、結び替える手間と時間も短縮したいから、ルアーも1種類でいきたい。その1種類は、そこにバスがいたら確実に釣れるルアーがベストです。僕の場合、バスがいるのかどうかもわからないエリアを開拓目的で釣る機会も多いので、その日のコンディションに左右されずにバスの存在をたしかめたいんです。そういうとき、以前はゼロスリーハンツ+ドライブクロー3inを使っていました。これならカバーが撃てるし、オープンウォーターで食わせる力もそこそこあって、スイムジグのように巻いても使えますから」

 では、従来のネコリグはどうかというと、オープンウォーターで食わせる力は申し分ない。が、「線で探る能力」は高くないし、前述のとおりスナッグレス性能は低い。そのため川村さんのなかでは使用頻度が低かったのだ。

「もっと、とくにカバーでの使い勝手がよかったら、そこにいるバスを全部釣れるんじゃないかと思ってました。それができるようになった今、自戒しているのは、使うルアーがネコリグばかりにならないようにすることです。……実は昨日も、オカッパリで霞ヶ浦・利根川水系のかなり広い範囲を釣り歩いて、気づいたら一日ネコリグしか投げてませんでした(苦笑)。初めて釣りをした場所でもたくさん釣れたから満足ですけど」

 ネコリグのスナッグレス化は、カバーのイン・アウトを問わないバーサタイル化とも言える。そして従来式のストレスを大幅に軽減してもいる。ダイワのリールコンセプトではないが、スナッグレス・ネコ=SV(ストレスフリーバーサタイル)ネコなのである。

N.S.Sフック(フィナ) 261-kawa-001 N.S.Sは「ノン・スナッグ・セッティング」の略。近距戦離戦特化型だったプロトタイプのワイヤー線径を煮詰めることで、中距離戦での使用 にも対応するようになった。オカッパリで足もとのカバーを探る釣りから、ボートでのロングピッチによるカバー攻略まで、高いフッキング性能を誇る。FPPストレートでも評価の高いループストッパーを採用することでワームのズレを防ぎつつ、セット時にワームが割けにくい。♯2~♯4/0の6サイズを展開




 
次回
川村光大郎の答えはスナッグレス・ネコ :第2回
「スナッグレス・ネコの適正フックはこう選ぶ」は10月5日公開予定!

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 バスの立場で考えてもみてほしい――ドタバタと何かが地面を叩く振動が水中へ伝わってきたあとで、ボチャン!と飛んできたエサっぽいモノに食いついたら、空気中に引っ張り上げられてしまった。同じことが何度か起こる。ドタバタの前に少し離れたところからバタンという振動も伝わってきた。バスは、ドタバタとバタンとボチャン!を危険を報せるサインとして学習する。サインというよりサイレンといったほうが正確かもしれない。
 ドタバタはアングラーの足音であり、その前のバタンは車のドアを閉めた音、ボチャン!はルアーの着水音である。
 アングラーはバスを釣りたくて水辺に立つのに、「今から飛んでいくのはハリが付いたニセモノだから食べちゃダメだよ」とバスに向けてサイレンを鳴らしてからキャストしていることがある。そういう矛盾が、川村光大郎の岸釣りにはない。
 地に足を着けて釣るからこそのメリットを生かし、デメリットを逆手にとってバスの裏をかく。グッドサイズのバスをたくさん釣りたい川村光大郎が、試行錯誤を繰り返しながら体得してきたオカッパリの方法論と技術をまとめた一冊。



 
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FINAL Ans. of Hook
ファイナルアンサー・オブ・フック
フックセレクトの結論
 

  
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2016/10/1

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