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ラスバス・初バス挑戦記 :第6回 草深幸範×野田奈川

1月1、2、4日、シャローカバーへ撃ったテキサスリグに落ちパクバイト!!

草深幸範=写真と文
Basser2015年3月号掲載の「全員釣ったゾ!! ラスバス・初バス挑戦記」を再編集してお届けします。
「2014年のラストバス、もしくは2015年の初バスを釣ってきてほしい」という編集部からの依頼に応え、年末年始に釣行してくれた9人のアングラーは全員がバスをキャッチ。
低水温に打ち勝つヒントを教えてくれました。


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アングラー=草深幸範(くさぶか・ゆきのり)
●W.B.S.プロトーナメントに参戦するトーナメントアングラー。2012年にはAOY獲得、2014年には念願のクラシック優勝を果たした。現在は霞ヶ浦をメインにフィッシングガイドとしても活躍中。

大晦日にオリキンがキャッチ


 初釣りは毎年仲のいい釣り仲間と一緒に行くのが恒例になっています。2015年は「初バスは元旦に」がモットーの川村光大郎くんと、「オリキン」こと折金一樹さんの3人で行こうと忘年会で盛り上がったのでした。しかし、よりによってここ10年近く元旦釣行を欠かさなかった光大郎くんが風邪で欠場。疲れが溜まっているのだろう。お大事に。こうなったら光大郎くんの初バスまで釣っちゃうしかないですね。

 今年の初釣りフィールドは野田奈川。5年くらい前から冬のシャッドの練習に足繁く通っているので、正月でもアブれる確率は低いはず。大晦日にオリキンに連絡をとってみると、彼は野田奈川でプラクティスをしていました。

「ドライブクロー3inセットした03ハンツ5gでしっかり〆バスを釣りましたよ。後半は魚探掛けして、準備万端ですよ」という言葉に期待は膨らむばかり。

 そうでなくても毎年初釣り前夜は興奮して眠れません。早々に霞ヶ浦へ移動して車中で仮眠をとりました。

オリキンはシャッドで初バスゲット!


 辺りが少しずつ明るくなり始める6時半。オリキンと新年の挨拶を早々と済ませボートを準備します。2015年初出陣! 気温は0℃、水温は5℃。

 野田奈川は見た目の変化に乏しいからこそ、少しの変化や陽差し、風、水温上昇でバスが動いた瞬間をねらわないと釣果は望めません。

 釣り方はシャローのアシ、ガマなどのカバーを撃つ釣りと、もうひとつはブレイク周りのハードボトムでのシャッドの釣り。どちらかをメインに釣る事になりますが、冬の釣りは実釣時間が短く、外してしまうと限りなくノーバイトが続くことになります。例年だと、シャッドをやりきればアブれ無しといったところなので私は巻くことに専念。ハードボトムにブレイクが絡むエリアからキャストを始めます。

 カバー撃ちのボートポジションをとり、船首の私は今春発売予定のハイカットDR‐SPを、バックシーターのオリキンはシャローカバーをドライブクロー3inのジカリグでチェックしていきます。カサカサと防寒着が擦れる音に振り返ると、なんとオリキンがファイト中。幸先よく釣れてくれた初バスは、かわいいサイズでしたが嬉しい1尾になりました。

p052-053_kusabuka-1 船上の2015年ファーストフィッシュはオリキンにヒット。ルアーはドライブクロー3inにブレードチューンを施したのジカリグ。嬉しそう~


 このときねらっていたエリアの水深は2m前後だったのに対して、ハイカットDRの潜行深度は約3m。厳寒期のバスはしっかりボトムを叩きながら、ストップを入れて探ることが重要です。ロッドストロークでリトリーブしてポーズを長めにとることが釣果を上げるコツ。常にボトムノックさせてリトリーブするので、ゴミなどが引っかかることもしばしばありますが、そのときは軽く2回ほどジャークしてゴミを外す動作を入れます。その動作自体がフラッシングを生み、バスを誘うアクションにもなるので一石二鳥です。

 その後はふたりともバスからの反応は無いまま、夕暮れになりました。最後のエリアでハイカットDRをポンプリトリーブしているとラインが弾けるようなバイト! しかし、バスが杭に巻かれて出てきません。時間にして数秒の出来事だったのかもしれませんが、なかなか出てきません。最後はバレていなくなってしまいました(泣)。

 ここで元旦初釣りは終了。このままでは自分だけ初バスを釣れなかった男の烙印が押されてしまいます。2日もついてきてくれるよう泣き落としでオリキンを説得しました。オリキンに付き合ってもらえるうちになんとしても釣らなくちゃ!

p052-053_kusabuka-2 この年1発目のバイトを逃し、ショック!!

リベンジに燃える2日もシャッドに……


 一夜明けた1月2日、釣行2日目。朝の水温は前日からさらに冷え込み3.9℃。昨日シャッドメインで釣れなかったことからシャッドとカバー撃ちを半々にして探っていきます。途中、ボートポジションを変えようとした、ちょうどそのとき、冲へ捨てキャスト気味に投げたオリキンのハイカットFにヒット! 今日も出だし好調なオリキン。でもオリキンも内心空気読めなくてゴメンと思ってるはず。頑張れ俺……。

p052-053_kusabuka-3 今日も1尾目はオリキンがやってくれました。ハイカットFの黒金オレンジベリーでヒット

 そしてドラマは昨日と同じ夕方に起きました。夕方はシャッドの実績が高いので、諦めずにハイカットDRをキャストし続けます。軽く根掛かり、ロッドを煽って外した瞬間にバイトが出ました! 

「つ、ついにキタ~!! 絶対バラさないぞー!」

 オリキンはネットを構えてランディング体勢に。しかし……、上がって来たのはナイスコンディションのコイ(泣)。ラストにドラマが起きたかと思ったのに、外道で終了ですか……。さらにオリキンは3日からはどうしても亀山湖に行かなくてはならならないということで、泣く泣く帰宅の途へつきます。なんとしてもこのお正月休み中に初バスを釣らなくてはマズい。今度こそ、3度目の正直、行くっきゃない!

念願の初バスはテキサスのカバー撃ちで


p052-053_kusabuka-4 いよいよ3日目突入。朝は水路が全面凍結。まるで南極探検隊のようにバリバリと氷を割りながら進む

 最後の望みをかけたのは1月4日。この日、お付き合いしてくれたのはW.B.S.の山口くん。気を利かせて、前でエレキ踏んでくださいと言ってくれました。本当にやさしい後輩ですなぁ。

 しかし、水温はさらに下がり、2.9℃とほぼ年間の最低水温が表示されました。ボートを降ろした水路は全面凍結しています。バキバキとボートで氷を割りながら進み、ねらっているストレッチへ到着。2日間、朝夕の時間はシャッドに費やしてバイトが少なかったので今日はカバー撃ちからスタートしました。

 杭とアシ、ガマが複合したシャローカバーから探り始めた数投後、なんといきなりバイトがあり、2015年の初バスをゲットできました。この季節にドライブクロー3inテキサスリグの落ちパクフィッシュですよ! やったぜ! バスさん釣れてくれてありがとう。その後はふたりで夕方までキャスト繰り返しましたがノーバイトで終了しました。

 正月の4日間で3日も釣りに行った今年はどんな年になるのか……。目標は年間100日釣行かな? 今年も最後まで諦めず、気を引き締めて行けと神様が言っているような3日間でした。

当日使用したタックル


カバー撃ちを繊細にこなす ku01 ロッド:STZ721MH/HXB-SVスティーズ・ストライクフォース(ダイワ)
リール:STZ LTD. SV 105XHL(ダイワ)
ライン:FCスナイパー16Lb(サンライン)
もともとはフィネスヘビキャロ用に開発したロッドだが、繊細なティップと強靭なバットパワーでカバー周りの釣りにも高次元で対応。コンパイルXの恩恵を受け、7ft2inながら一日ピッチング&フリップしても疲れ知らず。感度も抜群なのでアシの根もとにスタックする前に躱す事ができ、テンポよくシャローが撃てる


冬バスはラトル音で誘う ku02 ドライブクロー3in(O.S.P)
フック:フック:T・N・Sオフセット#1/0(フィナ)
シンカー:バレットシンカー3/8oz
ラトル:フランジドチューブラトル(McCoy)
※ガラスラトルをボディーに挿入
初バスを釣ったリグ。大き目のガラスラトルを入れるため、ボディーをくりぬき、ラトルを入れるスペースを確保する。ワームのシルエットに違和感が出ないようにこだわることも重要。動きの鈍い冬バスをラトル音で誘う


ku03 ハイカットDR SP(O.S.P)
ハイカットSPよりも0.5~1m深い潜行深度をもち、水深3mまでを射程圏内にした。ステイ時の姿勢もほぼ水平をキープし、魚っぽさでバイトを誘う


ku04 ハイカットF(O.S.P)
オリキン2日目のヒットルアー。タイトなナチュラルアクションが持ち味のシャッド。フローティングタイプはスナッグレス性能に優れるので、障害物周りをよりタイトに探ることができる


  
 

 

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2017/1/4

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