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編集部2016年9月29日

沖田護のヘビダン道場 :第1回(全5回)

Basser バス釣り

「ヘビダンは攻めの釣り。”食べてください”ではなく”寄ってこい!”の精神で」という沖田先生からこの釣りのA to Zを教えてもらおう。

ヘビーダウンショットリグのメリットを知ろう!

編集部=写真・文、もりなをこ=イラスト

 利根川で開催されるTBCトーナメントで活躍する沖田護先生は、近年では2010、2011、2012、2014、2015年にAOYを獲得するなど驚異の強さを見せる超実力派アングラー。 その沖田先生が得意とするのがヘビーダウンショットリグ、通称ヘビダンだ。 「ヘビダンは攻めの釣り。”食べてください”ではなく”寄ってこい!”の精神で」という沖田先生からこの釣りのA to Zを教えてもらおう。
編集部員がエキスパートに入門し、座学と実践で免許皆伝を目指す 『Basser』の人気連載をピックアップ! ※この記事はBasser2012年7月号に掲載されたものを再編集しています
arai 講師=沖田護(おきた・まもる)

11971年生まれ。TBCトーナメントで2010年から2015年までの6年間に5回AOYを獲得するなどの実績をもつ超実力派アングラー。一方、Basserにて連載されていた「オギタ式。」のように日ごろからバスに限らず海の魚もバンバンねらいに行くという顔ももつ。


b_yama01 生徒=ヤマガタ(Y)
太軸マスバリを用いたワッキー・ヘビダンではたま~に釣っている。撃つ釣り、ロッドワークでルアーを操作する釣りが好きなので、今回の道場は興味津々。「なぜヘビダンなのかを教わりたいです(キリッ!)」

b_yama01 生徒=ササキ(S)
スピニングタックルでダウンショットリグを使うのは好きだが、ちょっとシンカーが重くなってタックルがベイトになると強い拒絶反応を示す。「”ヘビー”と聞いただけで釣れる気がしません(涙)」

b_yama01 ヘビダンとは……ヘビーダウンショットリグの略。スピニングタックルと比較してベイトタックルで扱うダウンショットリグをヘビダンと呼ぶことが多い。ソフトベイトをボトムから浮かせた状態で操作しやすいというダウンショットリグのメリットはそのままに、太めのラインを合わせて障害物周りをねらいやすい。


沖田護先生の問①
「ヘビダン」ってどんなリグだと思う?

s4S なんとなく「3.5g以上のシンカーを使ったダウンショットリグ」がヘビーダウンショットリグなのかな~、と。


y3Y 3.5g? そりゃフツーのダウンショットリグだろ。僕は「ベイトタックルでダウンショットリグを扱うこと」がヘビダンみたいな認識です。


b_okita01 たとえばテキサスリグだったら3.5gはヘビーとは言わない。むしろライトだよね。倍の7gでもフツーで、単純にシンカーのウエイトでいったら、10gでギリギリヘビーかな。


s4S でも、実際に利根川で10gのダウンショットリグを投げる機会ってまずないですよね?


247-zagaku-kazari3 b_okita01 ないね~。俺はほとんど5g限定かな。それでも「ヘビダン」と呼ばれるのにはちゃんと由来があるんだ。俺らがヘビダンを覚えた当時……、もう15年以上前になるかな。北浦でやり始めたのはまだタングステンシンカーがないころで、最初は4号(14g)のナス型オモリを使ってたんだ。


s4S 4号はヘビーですね~。


b_okita04 今、シンカーのウエイトがヘビーじゃないのに「ヘビダン」って言われるのは、そのころの名残なんだよね。でも、4号を使ってると、先に落ちてくるオモリにバスが食ってきちゃうことがけっこうあった。ナマリは比重が低いから、重くすると極端にデカくなるのがネックだった。


y2Y オモリに存在感がありすぎて、そっちに食ってきちゃうんですね。


b_okita04 で、オモリを食われないようにどんどん小さくしていって、タングステンが出る前は1.5号に落ち着いてた。


s4S あ! 1.5号っていったら……。


b_okita01 そう。5gなんだよね。14gに比べれば若干フォールスピードが遅いから、中層の魚がフォール中に食ってくるってメリットもあって、当時から5gを使ってたんだ。


b_s5S じゃあ、シンカー的にはずいぶん前からヘビーじゃなかったんですね。


b_okita04 だね~。だからヘビダンって、「ヘビーシンカー・ダウンショットリグ」じゃなくて、スピニングとの比較で「ヘビータックル・ダウンショットリグ」だと思ってるよ。


y3Y なるほどです!


okitaprof沖田護先生の答え①


スピニングタックルと比較して、ヘビーなタックルを使うダウンショットリグのことをヘビダンと言っているよ。


沖田護先生の問②
ヘビダンのメリットを答えなさい

s4S 移動距離を抑えて、1点で誘い続けられます。


b_okita01 ほかには?


y3Y ソフトベイトをダイレクトに動かせるとか、アタリがわかりやすいとか……。


b_okita01 ん~? 合ってるけど、まだ肝心な部分が抜けてるね。ヘビダンがよく釣れる根本的な理由って、まずは「ソフトベイトがボトムから浮いてる」ことなんだよ。ほんのちょっと浮いているだけで、ルアーがバスに発見されやすくなるし、食べやすい状態にもすることができるんだ。(※イラスト参照)


ルアーがちょっとでもボトムから浮いていると……? okitaillust1※バスの視野の角度はイメージです  

 バスは、視野が上のほうに広く、口も受け口(下アゴが突き出している)になっている。これはどちらも、基本的には自分より上のほうにいるベイトフィッシュを効率よく捕食するために進化した構造だ。
「バスがボトムにいるエサを食べているところを見たことない? 逆立ちしたり、食う瞬間、身体を横倒しにしたり、かなり食べづらそうなんだよね。無理してるなぁ、って感じ。だから、たとえばテキサスリグのズル引きには、バスの活性が高いときじゃないと反応しにくい。でも、ヘビダンを含むダウンショットリグなら、ショートリーダーにしても『ルアーがちょっとはボトムから浮いてる』。この『ちょっとでも浮いてる』のが大事で、これによってバスはルアーを発見しやすくなるし、食いやすくもなる。食うときの体勢に無理がないから、ショートバイトになりにくくて、ハリ掛かりの仕方がいいのもメリットだね」


b_s5S お~!! ヘビダンはバスという魚そのものに合ってる、と。


b_okita04 そういうこと~。それから、同じくらい重要なのが「ソフトベイトを水平姿勢にできる」ことなんだ。やっぱり食わせるとなったら、水平姿勢とそうじゃないのとじゃバイト数がぜんぜん違ってくる。


y3Y なるほど。「水平姿勢でボトムから浮かせられる」のがダウンショットリグのメリットなんですね。


b_okita04 そう。そこにダウンショットリグの絶対的なメリットがある。とくにヘビダンということで言えば、カバーに絡めて水平姿勢を保つこともできるよ。


s2S でもリーダーが絡みやすくて、カバーに弱いのはヘビダンのデメリットですよね?


okita02 そうなんだけど、「絡みやすい」じゃなくて「絡めやすい」とも言えるよね。実際、「カバーに絡めて使う意識」を持つと、ヘビダンで釣れる魚はぐっと増える。たとえば沈んだブッシュにシンカーを引っかけると、ショートリーダーでもボトムから何十㎝も何mも上のサスペンドフィッシュがねらえるし、シンカーを枝に引っかけた状態でラインテンションを緩めると、カバーにぶら下げた状態でも水平姿勢が出せる。


y3Y テキサスリグじゃそうはいきませんね。シンカーもソフトベイトもだら~んと垂れ下がっちゃって。


b_okita01 ヘビダンでも高比重ワームを使ってステイを続けたら垂れ下がっちゃうけど、ラインを軽く張ったりゆるめたりしてアクションをつければ大丈夫だよ。


okitaprof沖田護先生の答え②


ソフトベイトを水平姿勢でボトムから浮かせられるのがダウンショットリグのメリット。
カバーに絡めて使いやすいのはヘビダンならではの利点だね。

 


 

荻野貴生さん&沖田護さんコンビが映像でも活躍

3057_S 動く オギタ式。
DVD-180分

 
 

 

ダウンショットリグを得意とする
ふたりのアングラーが使用法を徹底解説!

DVD-downshotrig 小森嗣彦/橋本卓哉 ダウンショットリグ講座
DVD-140分


……次回、古沢勝利のビッグバド道場 :第4回 「王道と裏道のリトリーブ法」

2016/09/29

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