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Basser Allstar Classic 2016準優勝小森嗣彦
表彰式インタビュー

利根川水系の攻略法は目に見える物にレッグワーム

サイト・ビー=文
dsc_0652この記事はBasser Allstar Classic 2016表彰式での小森嗣彦選手へのインタビューを掲載しています。司会はBasser編集長の堀部政男

信頼するルアーを投げ続けることで表彰台の常連に


―― 小森嗣彦選手は2日間のトータルウエイトが8㎏ジャスト。リミットを両日揃えて10本持ち込まれました。リミットを揃えるというのはオールスターで小森選手が勝つための最低条件に挙げていることですよね。

小森 そうですね、それプラス、キッカーフィッシュ。これを獲らなければ勝てないと思って昨日は140kmくらい走ったのかな、全部で。

―― 140kmというとここから東京へ帰れますよね。

小森 いや、たぶん静岡くらいまで行けちゃうかもしれない(笑)。それくらい走り回ってキッカーを求めて行ったんですけども、昨日はキッカーに恵まれず、その時間のロスが今日もちょっと重たくのしかかってきたかなと。ただ、まぁ、僕2位は3回目なんですけども……。

―― 優勝もあります!

小森 優勝もありますね。ただ、2位のなかでは今回は一番悔しくない2位ですね。

―― 悔しくないのですか?

小森 はい、(優勝の北大祐選手と)ウエイトがね、離れてた。

―― そうはおっしゃってますけど、今壇上に上がってこられてマイク通してなかったので会場には聞こえなかったと思いますけど、「だんだん悔しくなってきた」って言いながら壇上に上がってこられましたよね!?

小森 たぶん明日はもっと悔しくなってるかもしれないですけど(笑)、いまはちょっとすがすがしい気持ちです。

―― 悔しくないというのはウエイトの離れ方、スコアからきているんですよね。

小森 そうですね、キッカーを獲ることができなかった。これが僕の敗因なんで、自分に敗因がある以上もっと練習して、そのキッカーフィッシュを確実に獲る方法を見つけるだけかな、と。

―― ただ、競技としてのオールスターに関しては小森選手ご自身のことなのでおっしゃる通りだと思うのですけど、僕らが驚くのは、オールスターで表彰台に立たなかった年ってあまりないですよね? ほぼほぼ表彰台に上がってらっしゃる。

小森 そうですね、とくにこの佐原の会場になってからは僕のためにあるんじゃないかというくらい。

―― たしかに同じ会場で同じ時期にやっているんですけど、状況は毎年違うわけです。今回のように木枯らし一号が1日目に吹いていたりすることもあれば、夏日でTシャツで開催の年もあって、それでもいつでも安定して釣れるって何が要因なんでしょうか?

小森 それはまぁ、世界一釣れるレッグワームっていうワームがあってですね(笑)、これの2.5inと2.9in、今回は2.9inがメインだったんですけれども、この2種類のワーム。それからモコリークロー、あとはいくつかテキサスリグで使ったワームがあるんですけども、この湖で最も釣れると思ってるワームを使って、いっぱい投げること。今回一緒に乗ってくださったプレスアングラーの方が僕のキャストの回数を数えてくれていて、昨日が1111回、今日は1108回だったかな? 初日はぴったりゾロ目で「これは勝った」と思ったんですけど、それはさておき、2日間で2000キャスト。移動の時間を抜いた競技時間が1日5時間くらいのなかで1000キャストって結構大変な回数なんですけども、投げ続けるというのがひとつのコツかなと僕は思ってます。

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―― 今回ウエイインされた魚のヒットルアーとして、一番多いのは何でしたか?

小森 今日はテキサスリグのスイミング。モコリークローですね。スイミングでちょっと泳がせてやると途中でルアーが消し込むようにバスが食ってくるのが見えたりしたんです。

―― アシ際とかに入れて手前にススッと引くんですか?

小森 バイトはかなり手前ですね。もうボート際です。

―― ディスタンスはどれくらいとって何mくらい引くのですか?

小森 僕はピッチングの距離がだいたい10mを超えると精度が落ちてしまうんで、だいたい8mくらいの距離で撃っていって、岸から4m過ぎたところくらいからバスが出てくるとだいたいデカかったです。

―― 何か地形変化、たとえば、4m過ぎたところにブレイクがあるとかそういう要素があるんですか?

小森 何かないとダメですね。ただはっきり言えることがあります。僕、魚探は最新鋭のものを使って最新鋭のプラクティスをやっているんですけど、釣ったところは全部見える物です。もちろん地形とのかかわりで魚が入りやすいかどうかということも大事ですが、目に見えるストラクチャーやカバーにレッグワーム。それがこの水系の攻略法かな、と。

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―― 意外に僕らが思っているよりも浅いところで釣ってらっしゃる?

小森 そんなに浅くもないかもしれない。2.5mくらいまでは落としてます。

―― トーナメントアングラーの方、とくにTOP50の選手には聞かれたくない話をしてますよね?

小森 いや、全然いいっすよ。誰に聞かれても負ける気がしませんので(笑)!

―― 今年も強かった小森嗣彦選手。2位で悔しくないとおっしゃいますけど、たぶんこれから悔しくなりそうですね。

小森 でも、バスフィッシングやってて最近思うことがあるんです。皆さんここに来られてる方ってバスをやってらっしゃると思うんですよ。で、当然僕らトーナメントアングラーもやってるときは「1匹釣るぞ」と命がけでやってます。でも楽しく釣っても1匹は1匹ですよね。会社帰りにちょっとオカッパリやってみた。それでも1匹は1匹。オカッパリだろうと、バスボートだろうと、レンタルボートだろうと、釣りが楽しくて1匹釣れたら嬉しいっていう気持ちは変わらないなっていう。それは最近とくに自分に言い聞かせて思うことで、今日はすごい楽しかったです! それがすべてかなと。釣りって本当にみんなにとって平等な遊びだと思いますんで、これからも皆さんぜひバスフィッシングを楽しんでいってもらいたいなと思います。

―― では最後に会場の皆さんへひと言コメントをいただけますでしょうか?

小森 寒いなかこんな時間まで残っていただいてありがとうございます。また頑張りますんで、次は1番獲りますんで、またよろしくお願いします。

―― 準優勝の小森嗣彦選手でした。ありがとうございました。



 小森嗣彦選手の釣りの詳細はBasser 2016年11月末発売号で余すところなくお伝えします。ご期待ください。
 またBasserには小森選手による「小森ノート」を連載中。トーナメントにおける小森選手の強さを支える小森ノートをひも解きます。 

2016/11/7

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