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沢村幸弘が語るベイトフィネスの時流と必然 :第3回(全4回)

ボートフィッシングで生きるベイトフィネスのアドバンテージ

Basser編集部=写真と文


16a40㎝アップを手に「元気でキレイな魚だね」と白い歯がこぼれる。この日の魚はすべて4.8inスイミーバレットのネコリグでキャッチした

ベイトフィネスという言葉が定着して久しい。
なぜ軽量ルアーが投げやすいのか?
どんなところに気を付けてタックルを組めばいいのか?
ボートでもオカッパリでも、それぞれに大きなアドバンテージがあるという。
今回はこの釣りのパイオニアである沢村幸弘さんが、霞ヶ浦を釣りながらこの釣りのメリットを解説する。


この記事はBasser2012年7月号に掲載されたものを再編集しています。取材は2012年5月に行なったものです。

ボート釣りでのメリット

手返しとアキュラシーに優れる

「この時期のカスミ水系にしては珍しいくらい水も多いし、ワンド内はそれほど濁ってないし、見た目はとっても釣れそうなんだけどバイトが遠い……。やっぱり回復している魚が少ないんだね」

 そう言いながら隈なくライトネコリグを撃っていく。いや、撃つという表現は語弊があるかもしれない。護岸やアシの際を探る際は、まず護岸やアシにワームをぶつけ、完全に勢いをなくした状態で「ポトリ……ピチャ」という静寂に近いソフトプレゼンテーション。


05リズムよく護岸の際にプレゼンテーションしていく。着水はリグを軽く壁にぶつけて勢いを殺してから。スピニングタックルと比べてベールを起こす手間がなく手返しがよいうえ、ねらったところに落としやすい

 フックをタテ刺しにしたライトネコを多用する理由はアシや護岸はもちろん、リップラップをダウンヒルで探る際も根掛かりしにくくバスが食えばフッキング率も高いからだ。

「ましてやこの軽さでしょ。捨て網とかジャカゴとか巾着といった厄介なストラクチャーに対しても根掛かりしにくい。これがヘビーネコだとそうはいかないよ。重さと根掛かりは比例するからね」

lure01リグはタテ刺しのネコリグ。ハリ先をむき出しにしないセット方法にも注目

09小径のガイドが数多くセットされたベイトフィネス用ロッドのメリットは第2回「タックルセレクトの要点」で解説したとおり

 多点の小径ガイドによりガイド間で生じるラインスラックの量が少ないためリグの操作がしやすく、感度も向上する。

ライトリグに太めのラインを合わせられる

「食ったよ!」

15最初に入ったワンドでファーストバイト! 掛けたらスピニングタックルよりも太いラインのアドバンテージを活かしてバスの態勢が整う前に巻けるだけラインを巻き、バスが反撃する前にクラッチをオフにした状態のままサミングで魚の引きに対応する。ただし、通常のベイトタックルよりもローパワーだからこそいつもと同じ感覚の強いアワセを入れないとフッキングパワーが不足する

 アシ際のフリーフォールで得た初バイトをフッキングに成功させる。繊細なロッドだが、フッキングの動作は力強い。しかしスピニングより太めといっても、ここは込み入ったカバーも少ないことから巻いているラインは5Lb。無理はできない。ある程度寄せたら、バスが反撃を開始する前にクラッチを切り、いわゆる指ドラッグの状態でファイトを楽しむ。ガッチリと下アゴを掴んでデッキ上に取り込んだのはポストのメスと思しき45㎝のナイスサイズだった。

07 「まだ回復していないポストの魚はやっぱり流れの当たりにくいワンドにいたね」と沢村さん。45㎝のナイスサイズも余裕で引き寄せていた
ロッド●ゴールデンウィングGWT62CULJ-KTF(フェンウィック)
リール●K.T.F.PX68フィネス/プロトモデル(K.T.F.)
ライン●フロロ5Lb
ワーム●4.8inスイミーバレット+ワンナップシンカー1/42oz(サワムラ)
フック●ワイルドモスキート#1(ノガレス)



 
 

 

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